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スノヘッタによる、ノルウェイ・リーセフィヨルドの、宿泊施設「Bolder」。自然の風景を見渡す山の端に計画。訪問者への“本物の体験”の提供を目指し、内外が連続して“刻々と変化する天候の絶景”を眺められる建築を志向。敷地の木や石を建材に用いて環境との呼応も意図

270.65スノヘッタによる、ノルウェイ・リーセフィヨルドの、宿泊施設「Bolder」。自然の風景を見渡す山の端に計画。訪問者への“本物の体験”の提供を目指し、内外が連続して“刻々と変化する天候の絶景”を眺められる建築を志向。敷地の木や石を建材に用いて環境との呼応も意図

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スノヘッタノルウェー宿泊施設
スノヘッタによる、ノルウェイ・リーセフィヨルドの、宿泊施設「Bolder」。自然の風景を見渡す山の端に計画。訪問者への“本物の体験”の提供を目指し、内外が連続して“刻々と変化する天候の絶景”を眺められる建築を志向。敷地の木や石を建材に用いて環境との呼応も意図 photo©Elin Engelsvoll / The Bolder
スノヘッタによる、ノルウェイ・リーセフィヨルドの、宿泊施設「Bolder」。自然の風景を見渡す山の端に計画。訪問者への“本物の体験”の提供を目指し、内外が連続して“刻々と変化する天候の絶景”を眺められる建築を志向。敷地の木や石を建材に用いて環境との呼応も意図 photo©Elin Engelsvoll / The Bolder
スノヘッタによる、ノルウェイ・リーセフィヨルドの、宿泊施設「Bolder」。自然の風景を見渡す山の端に計画。訪問者への“本物の体験”の提供を目指し、内外が連続して“刻々と変化する天候の絶景”を眺められる建築を志向。敷地の木や石を建材に用いて環境との呼応も意図 photo©Henrik Moksnes / Bitmap

スノヘッタが設計した、ノルウェイ・リーセフィヨルドの、宿泊施設「Bolder」です。
自然の風景を見渡す山の端に計画されました。建築家は、訪問者への“本物の体験”の提供を目指し、内外が連続して“刻々と変化する天候の絶景”を眺められる建築を志向しました。そして、敷地の木や石を建材に用いて環境との呼応も意図されました。施設の公式サイトはこちら。

こちらはリリーステキストの翻訳です

スノヘッタとヴィップ、リーセフィヨルドの端に巣のようなキャビンを公開

ノルウェーの建築家スノヘッタは、地元の起業家トム・ビャルテ・ノーランドとデンマークのインテリアブランドのヴィップと共同で、ノルウェー西海岸のリーセフィヨルドの端にユニークな体験を提供するための開発を行いました。Bolderプロジェクトは、地上から持ち上げられた4つのキャビンで構成され、周囲の自然と最良の形で調和し、屋内と屋外の境界を曖昧にするように設計されています。

2020年にスタートしたこのプロジェクトは、自然が大きな役割を果たす、本当に特別で本物の体験を作りたいという思いから生まれました。Stylten、Myra、Stjerna、Eldhusetと名付けられた4つのキャビンは、リーセフィヨルドの端に位置し、周囲の自然への影響を最小限に抑えながら、風景に溶け込むように建てられています。大きなコンクリートの柱で地上に持ち上げられ、ガラス張りのファサードは、お客様がプライベートキャビンの中から自然環境を鑑賞し、屋外の環境を室内に取り込むことができるようになっています。

スノヘッタの建築家フランク・デニス・フォレイは述べています。
「Bolderプロジェクトでは、私たちは自然を保護し、手つかずの風景の中で移動する体験を高めるために、周囲へのフットプリントをできる限り小さくすることを心がけました。キャビンは地面から持ち上げられ、壮大で険しい山々の端に無重力状態を作り出し、青く澄んだフィヨルドに飛び込んでいくのです。目標は、フィヨルド沿いの美しい一日のハイキングの後、刻々と変化する天候の絶景を眺めながら、居心地の良い暖かい木の巣に戻ってくるという、訪問者のトータルな体験を作り出すことでした」

外側は内側

室内に足を踏み入れると、ゲストはまるで崖の縁の宙に浮いているような錯覚を覚え、フィヨルドや盆栽のような松の木、数千年前に氷河期が終わった時にできた岩が残る山々を一望することができます。

キャビン内に自然の静寂を表現するため、インテリアデザインとスタイリングは、アースカラーと有機的な質感を持つ天然素材と耐久性のある家具を用いたミニマルなデザインが選ばれました。深い思慮は、インテリアの選択を支え、また空間による瞑想的な流れを際立たせています。

キャビンには、ヴィップ社製のキッチンとダイニングエリアがある上階と、作り付けのベッドとバスルームがある下階があります。家具を選択するにあたっては、木、大理石、革などの素材が繰り返し選ばれています。一方、低層部のコンクリート床は、センシティブな装飾にラフさをプラスしています。

トム・ビャルテ・ノーランドは語ります。
「スノヘッタと一緒にこのプロジェクトを行えたことを誇りに思います。私たちがノルウェーで最も素晴らしい場所のひとつであるこのキャビンをデザインしてくれる人を探していたとき、その選択は簡単でした。インテリアでは、ヴィップは時代を超えた誠実なエレガンスと、毎日お客様をお迎えする際に重要な、堅実で機能的な洗練を兼ね備えています。この美学は、私たちがコンセプトとしている『自然の中の建築』と相性が良いのです」

自然との一体化

花崗岩とゆっくりと成長する松の木に支配された建築敷地の自然を反映させるために、スノヘッタは、このプロジェクトの主な材料として、実際の敷地から採取した木と骨材を使用したとコンクリートを選びました。建設中に伐採しなければならなかった木は、プロジェクトの他の部分に再利用できるよう確保され、地面から切り出された花崗岩は建設用のコンクリートに使用されています。

キャビンの建設に使われた木材は、無処理のレッドシダーで、時間とともに灰色になり、岩場の風景に溶け込むような自然な外観になります。内部で使用しているオーク材は、3つの小さなキャビンで異なる処理が施されており、再訪した際に少し違った体験ができるようになっています。

内側から形づくる

キャビンは内側から形作られた精密なオブジェで、それぞれが景色や各部屋の質に焦点を当てています。自然なトップライトと大きなガラスパネルが、空とコンタクトを取りながら、一日中、そしてどんな天候でも、室内に落ち着いた自然のカラースペクトルのバリエーションを与えてくれるのです。屋根の裏側は鏡面になっており、地面から解放され、縁の上に浮かんでいるようなオブジェを作り出しています。トップライトの形状は、コンクリートベースと同じ大きさ、同じ配置になっています。左右非対称に配置することで、キャビンがフィヨルドに向かって傾いているような錯覚を起こし、無重力感覚を強めています。

巣のように

内壁も外壁も屋根も、ひとつの統一された形に融合しているのです。風景の中では特異なものであり、内側では同質のものであるようにすること。これが、キャビンに浅さと堅牢さの感覚をが与え、いろいろな意味で巣のようです。インテリアのディテールはミニマルで精密なものとし、絶景を邪魔しないようにクリーンな表面で完全な体験を提供します。

ランドスケープの上に架かるライトブリッジは、この地域の自然素材パレットに属するコールテン鋼で作られています。また、設置面積を最小限に抑えるために地上から持ち上げ、調光されたニュートラルな光は、日が沈んだ後も全方向の景色を見渡せるよう、来場者に十分な明るさを提供します。さらに、Bolderのキャビンのユニークさは、常に変化する大自然の景色遮るものがなく、昼夜問わずベッドサイドから眺めることができることです。まさに、四六時中を体験できるのです。

照明とキャビン内の設備に電気を使う以外は、敷地内はオフグリッドです。パーキング下の処理場から出てくる自然由来の湧き水は、山の上を流れる地元の川の水よりもきれいです。

Bolderプロジェクトでは、今後数年以内に、ラウンジと地元の食材を使ったグルメレストランを含む2つの施設も完成する予定です。

現在、3つのキャビンが完成し、2月1日(※2023年)から予約受付を開始しています。最後のひとつ、Eldhusetはユニバーサルデザインで、イースターの頃にオープンする予定です。


以下の写真はクリックで拡大します

スノヘッタによる、ノルウェイ・リーセフィヨルドの、宿泊施設「Bolder」。自然の風景を見渡す山の端に計画。訪問者への“本物の体験”の提供を目指し、内外が連続して“刻々と変化する天候の絶景”を眺められる建築を志向。敷地の木や石を建材に用いて環境との呼応も意図 photo©Elin Engelsvoll / The Bolder
スノヘッタによる、ノルウェイ・リーセフィヨルドの、宿泊施設「Bolder」。自然の風景を見渡す山の端に計画。訪問者への“本物の体験”の提供を目指し、内外が連続して“刻々と変化する天候の絶景”を眺められる建築を志向。敷地の木や石を建材に用いて環境との呼応も意図 photo©Elin Engelsvoll / The Bolder
スノヘッタによる、ノルウェイ・リーセフィヨルドの、宿泊施設「Bolder」。自然の風景を見渡す山の端に計画。訪問者への“本物の体験”の提供を目指し、内外が連続して“刻々と変化する天候の絶景”を眺められる建築を志向。敷地の木や石を建材に用いて環境との呼応も意図 photo©Elin Engelsvoll / The Bolder
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スノヘッタによる、ノルウェイ・リーセフィヨルドの、宿泊施設「Bolder」。自然の風景を見渡す山の端に計画。訪問者への“本物の体験”の提供を目指し、内外が連続して“刻々と変化する天候の絶景”を眺められる建築を志向。敷地の木や石を建材に用いて環境との呼応も意図 photo©Elin Engelsvoll / The Bolder
スノヘッタによる、ノルウェイ・リーセフィヨルドの、宿泊施設「Bolder」。自然の風景を見渡す山の端に計画。訪問者への“本物の体験”の提供を目指し、内外が連続して“刻々と変化する天候の絶景”を眺められる建築を志向。敷地の木や石を建材に用いて環境との呼応も意図 photo©Elin Engelsvoll / The Bolder
スノヘッタによる、ノルウェイ・リーセフィヨルドの、宿泊施設「Bolder」。自然の風景を見渡す山の端に計画。訪問者への“本物の体験”の提供を目指し、内外が連続して“刻々と変化する天候の絶景”を眺められる建築を志向。敷地の木や石を建材に用いて環境との呼応も意図 photo©Elisabeth Heier
スノヘッタによる、ノルウェイ・リーセフィヨルドの、宿泊施設「Bolder」。自然の風景を見渡す山の端に計画。訪問者への“本物の体験”の提供を目指し、内外が連続して“刻々と変化する天候の絶景”を眺められる建築を志向。敷地の木や石を建材に用いて環境との呼応も意図 photo©Elisabeth Heier
スノヘッタによる、ノルウェイ・リーセフィヨルドの、宿泊施設「Bolder」。自然の風景を見渡す山の端に計画。訪問者への“本物の体験”の提供を目指し、内外が連続して“刻々と変化する天候の絶景”を眺められる建築を志向。敷地の木や石を建材に用いて環境との呼応も意図 photo©Elisabeth Heier
スノヘッタによる、ノルウェイ・リーセフィヨルドの、宿泊施設「Bolder」。自然の風景を見渡す山の端に計画。訪問者への“本物の体験”の提供を目指し、内外が連続して“刻々と変化する天候の絶景”を眺められる建築を志向。敷地の木や石を建材に用いて環境との呼応も意図 photo©Elisabeth Heier
スノヘッタによる、ノルウェイ・リーセフィヨルドの、宿泊施設「Bolder」。自然の風景を見渡す山の端に計画。訪問者への“本物の体験”の提供を目指し、内外が連続して“刻々と変化する天候の絶景”を眺められる建築を志向。敷地の木や石を建材に用いて環境との呼応も意図 photo©Elisabeth Heier
スノヘッタによる、ノルウェイ・リーセフィヨルドの、宿泊施設「Bolder」。自然の風景を見渡す山の端に計画。訪問者への“本物の体験”の提供を目指し、内外が連続して“刻々と変化する天候の絶景”を眺められる建築を志向。敷地の木や石を建材に用いて環境との呼応も意図 photo©Elisabeth Heier

以下、リリーステキストです。


Snohetta and Vipp unveils nest-like cabins on the edge of Lysefjorden

Norwegian architects Snohetta has been working with local entrepreneur Tom Bjarte Norland and Danish interior brand Vipp to develop a unique experience on the edge of Lysefjorden on the Norwegian west coast. The Bolder project consists of four cabins lifted over the ground designed to harmonize in the best possible way with the surrounding nature and blur the lines between being indoors and outdoors.

The project, which started in 2020, grew out of the desire to create an experience that is truly special and authentic, where nature plays a major part. The four cabins, named: Stylten, Myra, Stjerna, and Eldhuset are located on the edge of Lysefjorden, built to blend in with the landscape with a minimal footprint on the surrounding nature. They are lifted above ground on large concrete pillars and have glass facades for guests to appreciate the natural surroundings from inside their private cabin and to bring the outdoors inside.

“With the Bolder project, we strived to preserve nature and enhance the experience of moving in an untouched landscape, with the smallest possible footprint on the surroundings. The cabins are lifted over the ground to create a weightless feeling on the edge of the spectacular, steep mountainsides, diving down into the clear blue fjord. The goal was to create a total experience for the visitors – coming back to a cozy, warm wooden nest with a spectacular panoramic view of the ever-changing weather after a beautiful day of hiking along the fjord”, says Snohetta architect, Frank Denis Foray.

Outside is inside

When stepping inside, guests are left with the illusion of floating in the air on the edge of the cliff with unobstructed views over the fjord and mountains filled with Bonsai-like pine trees and boulders left by the glaciers when the ice age came to an end thousands of years ago.

To draw the serenity of nature inside the cabins, a minimalistic design ethos with furniture in natural and durable materials in earthy colors and organic textures was opted for in the interior design and styling. Thoughtfulness underpins the interior choices and accentuates the meditative flow evoked by the space.

The cabins boast an upper floor with a kitchen and dining area by Vipp and a ground floor with a built-in bed and bathroom. Wood, marble, and leather are recurring materials of choice in the selection of furniture. In contrast, the concrete flooring on the lower level adds a roughness to a sensible decor.

“We are proud to have done this project together with Snohetta. When we were looking for someone to design these cabins in one of Norway’s most spectacular places, the choice was easy. For the interior, Vipp has a timeless and honest elegance combined with a solid and functional refinement which is of great importance when you have guests every day. This aesthetic fits well with our concept of architecture in nature”, says Tom Bjarte Norland.

At one with nature

To reflect the nature of the building site, dominated by granite and slow-growing pine trees, Snohetta chose to work with wood and concrete with aggregate from the actual site as the primary materials for the project. The trees that had to be taken down during the construction have been set aside to be re-used for other parts of the projects, and the granite that has been cut out of the ground has been used to make the concrete for the construction.

The wood used to build the cabins is untreated red Cedar that will gray with time, to create a natural look and blend into the rocky landscape. The Oak wood used inside is treated differently in the three small cabins, so visitors can have a slightly different experience when coming back.

Shaped from the inside

The cabins are precise objects shaped from the inside, each focusing on the views and the qualities of the different rooms. The natural overlight and the large glass panels always give the inside a calming variation of the natural color specter throughout the day and through all kinds of weather – while keeping contact with the sky. The roof is mirrored on the underside to create an object free from the ground – hovering above the edge. The shape of the overlight is the same in size and placement as the concrete base. Asymmetrically placed, it creates the illusion that cabins are tilted out to the fjord, strengthening the sensation of weightlessness.

Like a nest

Both the inside and outside walls and roofs merge into one uniform shape. Letting the object be singular in the landscape and homogeneous on the inside. This gives the cabins a shallow and solid feeling, in many ways like a nest. Details on the inside are minimal and precise to ensure a complete experience with clean surfaces to not interfere with the spectacular view.

The light bridges above the landscape are made of Corten steel which also belongs to the natural material pallet in the area. Also lifted above the ground to minimize the footprint, the dimmed, neutral lights provide just enough light for the visitors to maintain the view in all directions also when the sun has set. Adding to the uniqueness of the Bolder cabins with the unobstructed views of the wild and constantly changing environment available day and night from your bedside. A true twenty-four-seven experience.

Except for electricity powering the light and the amenities in the cabins, the site is off the grid. The naturally sourced spring water coming out of the treatment plant under the parking is cleaner than the water in the local river running over the mountain.

The Bolder project will also feature two additional constructions set to be completed within the next few years – including a lounge and a gourmet restaurant serving locally sourced food.

Three of the cabins are now completed and open for bookings from the 1st of February. The last one, Eldhuset, is universally designed and will open around easter.

■建築概要

Developer and owner: Tom Bjarte Norland
​Architects: Snohetta
​Kitchen and interior partner: Vipp
Location: Lysefjorden, Norway
​Size: Stylten, Myra, Stjerna are 38m2. Eldhuset (that opens around Spring 2023) is approx. 60m2.

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スノヘッタノルウェー宿泊施設
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    2023.2.03Fri
    • 松井大佑 / Atelier komaによる、福岡市の集合住宅「mansion of nude」。郊外に位置し法規が厳しく収益化が難しい敷地。事業を成立させる様々な与件を考慮し、“戸建て”が並ぶ“長屋”の様な“共同住宅”を志向。住戸を隣地境界に寄せて“広場の様な”駐車場から直接アクセス
    • 森下陽 AMP/アンプ建築設計事務所による、静岡・菊川市の住宅「山間のねじれ屋根」。山間部の集落の敷地。“がけ条例”に対応する“L字擁壁”の計画を起点として、樹木保存と様々な要望に応える“雁行”平面を考案。全体を覆う“変形寄棟屋根”は室内に大きな気積を作ると共に山並みとも呼応
    • 【ap job更新】 株式会社IKAWAYA建築設計が、業務拡大のため 設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)とアルバイトを募集中
    2023.2.05Sun
    • 前川國男・坂倉準三・吉村順三の設計で、1955年に完成した“国際文化会館”のドキュメンタリー「THREE ARCHITECTS」。青木淳・藤森照信・皆川明らへのインタビューも収録
    • 塚本由晴、千葉学、セン・クアン、田根剛が、自身がキュレーションしたギャラリー・間での建築展「How is Life?」の出展作品を解説している動画

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