SHARE 家具・プロダクト・建築部材が集まる見本市「インテリア ライフスタイル 2023」が、東京ビッグサイトで開催。芦沢啓治・トラフらが参加する展示「Upcycling Airplanes」やトークイベントも多数行われる
- 日程
- 2023年6月14日(水)–6月16日(金)
家具・プロダクト・建築部材が集まる見本市「インテリア ライフスタイル 2023」が、東京ビッグサイトで開催されます。見本市の中では、芦沢啓治・トラフらが参加する展示「Upcycling Airplanes」やトークイベントも多数開催されます。開催期間は、2023年6月14日(水)~16日(金)。参加費無料(要事前申し込み)。来場事前登録はこちらから。【ap・ad】
これからのライフスタイルマーケットを提案するインテリア・デザインのための国際見本市として1991年から開催する本見本市では、多様化する衣・食・住のデザインアイテムを求めて、毎年多くの来場者が訪れます。2022年の開催では12カ国・地域から16,542名の来場者が515社の出展製品を前に、熱心に商談を交わす姿で賑わいました。
「Upcycling Airplanes JAL | Karimoku」展(見本市内で展示)
空を飛ぶ役割を終えた航空機の部品を、7人のデザイナーが次の形に作り変えていくプロジェクト。
JALとカリモクのコラボレーション
航空機部品のアップサイクル商品を企画するにあたり、日本を代表する航空会社として、安全・安心な航空機の品質をつくりこむJALの整備士の姿勢と、同じく日本を代表する木製家具メーカーとして、長く安全に使える高品質な商品を製作するというカリモクの物作りの姿勢に親和性を見出し、今回のコラボレーションが実現。また、カリモクとタッグを組むことで、インテリアになじみつつ機能的な製品として航空機部品に新たな命を与え、航空ファンだけでなく、より多くの人にアップサイクル品としての価値を提供出来ることを期待する。
航空機リサイクルの概要
- JALは、保有していたボーイング777型機を国内で初めてリサイクルした。
- 通常、退役した航空機は国外へ輸送され、航空機として再活用、解体・リサイクルが行われるが、国内で航空機リサイクルを実施することで国外へ飛行する必要がなく、燃油削減と排出ガス抑制の観点からSDGsに貢献することができる。
- 航空機リサイクルにおいては、航空機部品として他の同型機材で再利用されるほか、金属などを素材ごとに再資源化、また新たな用途/製品としてアップサイクル品に加工される。
参加建築家・デザイナー
アップサイクルで新たな価値をプロダクトに反映し、広く人々へ伝えていくことが期待できる建築家やデザイナーを選定芦沢啓治建築設計事務所 芦沢啓治 / JIN KURAMOTO STUDIO 倉本仁 / Shizuka Tatsuno Studio 辰野しずか / MUTE イトウケンジ / inter.office / kumano 熊野亘 / トラフ建築設計事務所 鈴野浩一
「Upcycling Airplanes JAL | Karimoku」展の連動トークショー
展示製品の解説と共に、循環を志向するものづくりの意義をJAL、カリモク家具、芦沢啓治氏が、各視点から語ります。
開催日時:2023年6月14日(水)13:30-14:30
登壇者:(株)JALエンジニアリング 事業推進部 統括マネジャー 金森詩音 / カリモク家具(株)取締役副社長 加藤洋 / (株)芦沢啓治建築設計事務所 建築家/デザイナー 芦沢啓治
多様な登壇者を迎えたトークショーも開催
インテリア・デザイン業界で活躍されている方々を迎えたトークショー(※主要なものを抜粋)
会場:アトリウム 聴講無料/事前予約不要/完全入替制2023年6月14日(水)10:30-11:30 空間づくりとブランド
登壇:Blue Bottle Coffee Japan(同) ジェネラルマネージャー 伊藤諒、(株)芦沢啓治建築設計事務所 建築家/デザイナー 芦沢啓治
Blue Bottle Coffee Japan代表の伊藤諒氏と見本市・アトリウムディレクターでありBlue Bottle Coffeeの空間デザインを数多く手がける芦沢啓治氏がインテリアデザインとエシカルの関係について、Blue Bottle Coffeeのこれまでの軌跡をたどりながら語り合います。2023年6月14日(水)16:30-17:30 働き方の多様性とインテリア・家具デザインの現在
登壇:ケース・リアル(株)空間・プロダクトデザイナー 二俣公一、(株)E&Y代表取締役 デザインエディター 松澤剛
ビジネスホテルのラウンジスペース、在宅ワークを兼ねた住まいのリビング、カフェラウンジを備えたオフィス空間など、働き方の変化とともに、その周りにある空間の在り方や境界も大きく変化しています。
近年それぞれが携わったプロジェクトを事例に、働き方そのものや、それを内包する場所、家具の在り方について対談形式で探っていきます。2023年6月15日(水)15:15-16:45 プロダクトデザインへの思考と交流
登壇:Sosuke Nakabo Design Office 中坊壮介、GEN SUZUKI STUDIO 鈴木元、(株)E&Y代表取締役 デザインエディター 松澤剛、(株)100percent代表取締役 坪井信邦
Meet Design参加デザイナーと素材メーカーの協業が始まって数ヶ月。世界の第一線で活躍する海外での経験が豊富なデザイナーやエディターを迎え、前半では視野や知見、経験を通して様々な角度からプロダクトデザインの商品化を考察するトークセッションを、後半はMeet Design協業プロジェクトのプレゼンテーション、実例を交えた意見交換、思考の交流をしていきます。2023年6月16日(金)15:15-16:15 アート×福祉の新しい可能性 -おでかけクリエイティブナイト #13-
登壇:(株)エイトブランディングデザイン代表 ブランディングデザイナー 西澤明洋、(株)ヘラルボニー代表取締役社長 松田崇弥
「異彩を、放て。」をミッションに、福祉を起点に新たな文化の創出を目指す福祉実験ユニットヘラルボニーの事業から、福祉とアートの新たな可能性を探るトークセッション。自社ブランドの展開や、ライセンスを軸にあらゆる企業と障害のイメージを変えるために考える企画、そしてヘラルボニーが目指す未来についてお話します。
会期中の全てのトークショーのスケジュールはこちら
以下の写真はクリックで拡大します
アトリウム特別企画「エシカル・ライブラリー」
恒例のアトリウム特別企画では、アトリウム全体を図書館に見立て、お気に入りの一冊を探すようにエシカル商材を見つけられる空間を提供します。従来のエシカルゾーンが集約され、エシカル、サステナブル、アップサイクル、フェアトレード、環境保全、障がい者支援、オーガニック、地産地消などの製品を募集し、活発な市場へ向けて広くアプローチします。建築家の芦沢啓治氏を見本市・アトリウム特別企画のディレクターに迎え、小売バイヤーやコントラクト関係者などとスムーズに商談を行える出会いの場を創造します。
新ゾーン「CREATIVE RESOURCE」が登場
「インテリアマテリアル・部材」を目的としたコントラクトビジネス来場者の増加から、クリエイティビティをかきたてる素材と造作の新ゾーン「CREATIVE RESOURCE」を新設します。壁材、タイル、建具、テキスタイル、床材などの素材や、ものづくりに繋がる技術、素材を生かした特注品など「インスピレーションの湧く造作技術」や「創作意欲を刺激する素材」が集まります。
会場全体の構成
<アトリウム特別企画> エシカル・ライブラリー
テーマごとに番号付けされた棚がリズムよく並び、回遊性があるブース配置にすることで、ブルーボトルコーヒーによるスペシャルティコーヒーを片手にお気に入りの一冊を探す感覚で、エシカルについて学べるような場を提供します。<CREATIVE RESOURCE> クリエイティビティをかきたてる素材と造作
空間造作や、素材をいかした特注製品など、クリエイティビティをかきたてる素材と造作のためのゾーン「CREATIVE RESOURCE」を設置します。床材、壁材、ペイント、ガラスから造作家具、造作技術までクリエイティビティをかきたてるデザイン素材と特注力をいかした製品が集まります。<JAPAN STYLE> 日本の伝統技術×デザイン
優れた職人技と工業技術に加え、日本独自のライフスタイルと高い美意識が融合した付加価値の高いギフト、日常使いの物が集まります。<MOVEMENT> 最新デザインを発信
話題の海外ブランドや日本発の新進ブランド、有名デザイナーによる新規ブランドなど、商材問わずデザイン性が高い商品が集まります。<ACCENT> 暮らしに新たなアクセントを
デザイン雑貨、ギフト、アート、フレグランス、ホームアクセサリー、服飾雑貨、ベビー&キッズアイテム、文具などが集まります。<HOME> 新たな住まいのスタイル提案
住まいの中心を演出する家具、照明、テキスタイル、オフィスインテリア、デザインビジネスが集まります。<KITCHEN LIFE> 食卓から料理まで新たなシーンを
収納、掃除、ランドリー、タオル、バス・トイレタリー用品、生活家電などが集まります。<FOODIST> ライフスタイルを豊かにする食品
素材にこだわって作られた食品、調味料、ドリンク、お菓子などが集まります。<TALENTS> 若手デザイナーと企業マッチングの場
商材問わず「商品化の決まっていないプロトタイプ、もしくはアートピース」が集まります。<NEXT> 新規ブランド発信の場
商材問わず「商品化が決まっているデザインプロダクト」が集まります。
出展者ブースツアー
・芦沢啓治氏がピックアップした出展者ブースを解説するツアー。独自の視点によるデザインや空間設計の考え方が満載です。
・2023年6月14日(水)11:50-12:30(株)芦沢啓治建築設計事務所 芦沢啓治
・参加無料
・事前予約不要
・所要時間:約40分
・参加方法:アトリウムでのトークショー終了後にステージ周辺にお集まりください
「インテリア ライフスタイル」について
今年は国内外500社を超える出展者が大集結。特別な日のギフトアイテムから普段使いの雑貨、快適な自宅時間のための家具や日用品から、食卓を彩るテーブルウエアまで幅広い商材が集まります。新進ブランド、有名デザイナーによる新規ブランドなど、インテリアライフスタイルでしか出会えない商品が盛り沢山です。