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2023.12.05Tue
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2023.12.06Wed
トラフ建築設計事務所による、京都・下京区の、店舗「Aesop 京都髙島屋店」。百貨店内のモノトーンの共用部に面する区画。店がオープンする秋の京都の景色に着想を得て、イチョウを想起させる“黄金色のカーペット”を敷詰めた空間を考案。商品棚には“幹”を思わせる濃い色調の合板を用いる
photo courtesy of Aesop, Norihito Yamauchi

SHARE トラフ建築設計事務所による、京都・下京区の、店舗「Aesop 京都髙島屋店」。百貨店内のモノトーンの共用部に面する区画。店がオープンする秋の京都の景色に着想を得て、イチョウを想起させる“黄金色のカーペット”を敷詰めた空間を考案。商品棚には“幹”を思わせる濃い色調の合板を用いる

architecture|feature
京都店舗トラフ建築設計事務所山内紀人鈴野浩一禿真哉図面あり建材(内装・床)建材(内装・天井)建材(内装・造作家具)BRANCH LIGHTING DESIGND.BRAIN下京区
トラフ建築設計事務所による、京都・下京区の、店舗「Aesop 京都髙島屋店」。百貨店内のモノトーンの共用部に面する区画。店がオープンする秋の京都の景色に着想を得て、イチョウを想起させる“黄金色のカーペット”を敷詰めた空間を考案。商品棚には“幹”を思わせる濃い色調の合板を用いる共用部から店内を見る。 photo courtesy of Aesop, Norihito Yamauchi
トラフ建築設計事務所による、京都・下京区の、店舗「Aesop 京都髙島屋店」。百貨店内のモノトーンの共用部に面する区画。店がオープンする秋の京都の景色に着想を得て、イチョウを想起させる“黄金色のカーペット”を敷詰めた空間を考案。商品棚には“幹”を思わせる濃い色調の合板を用いる売り場 photo courtesy of Aesop, Norihito Yamauchi
トラフ建築設計事務所による、京都・下京区の、店舗「Aesop 京都髙島屋店」。百貨店内のモノトーンの共用部に面する区画。店がオープンする秋の京都の景色に着想を得て、イチョウを想起させる“黄金色のカーペット”を敷詰めた空間を考案。商品棚には“幹”を思わせる濃い色調の合板を用いる左:ベンチ、中奥:エンスウィートシンクカウンター、右:ラッピングエリア photo courtesy of Aesop, Norihito Yamauchi

トラフ建築設計事務所が設計した、京都・下京区の、店舗「Aesop 京都髙島屋店」です。
百貨店内のモノトーンの共用部に面する区画に計画されました。建築家は、店がオープンする秋の京都の景色に着想を得て、イチョウを想起させる“黄金色のカーペット”を敷詰めた空間を考案しました。また、商品棚には“幹”を思わせる濃い色調の合板を用いるられました。店舗の公式ページはこちら。

オーストラリアのスキンケアブランド イソップの、京都髙島屋内装計画。間口9m、奥行き7mでファサードの左右に躯体柱をもつ空間が計画地となった。

建築家によるテキストより

かつて漫画家の谷口ジローが「歩く人」で繊細に表現した、日常風景を切り取る視点にインスピレーションを受け、京都の街中の風景に着目した。同店がオープンする秋は、京都が紅葉で彩られる季節である。イチョウのある通りでは鮮やかな黄金色の葉が絨毯のように地面を覆い、街の様子を一変させる。この景色に着想を得て、床面には紅葉したイチョウを思わせる黄金色のカシミアのカーペットを敷き詰めた。

建築家によるテキストより

壁面や天井は床を引き立たせるように彩度の低い色にすることによって、明るい共用部からも切り離され、空間に落ち着きを与えている。商品棚はイチョウの太い幹を思わせる濃い色調に染色されたラワン積層合板を用い、方立てをセットバックさせることによって、並べられた商品の水平ラインが際立つ構成としている。シンクなど什器の一部に使われる真鍮は、黄金に染められた空間の中でより輝きを放つ。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

トラフ建築設計事務所による、京都・下京区の、店舗「Aesop 京都髙島屋店」。百貨店内のモノトーンの共用部に面する区画。店がオープンする秋の京都の景色に着想を得て、イチョウを想起させる“黄金色のカーペット”を敷詰めた空間を考案。商品棚には“幹”を思わせる濃い色調の合板を用いる共用部から店内を見る。 photo courtesy of Aesop, Norihito Yamauchi
トラフ建築設計事務所による、京都・下京区の、店舗「Aesop 京都髙島屋店」。百貨店内のモノトーンの共用部に面する区画。店がオープンする秋の京都の景色に着想を得て、イチョウを想起させる“黄金色のカーペット”を敷詰めた空間を考案。商品棚には“幹”を思わせる濃い色調の合板を用いる売り場 photo courtesy of Aesop, Norihito Yamauchi
トラフ建築設計事務所による、京都・下京区の、店舗「Aesop 京都髙島屋店」。百貨店内のモノトーンの共用部に面する区画。店がオープンする秋の京都の景色に着想を得て、イチョウを想起させる“黄金色のカーペット”を敷詰めた空間を考案。商品棚には“幹”を思わせる濃い色調の合板を用いる売り場 photo courtesy of Aesop, Norihito Yamauchi
トラフ建築設計事務所による、京都・下京区の、店舗「Aesop 京都髙島屋店」。百貨店内のモノトーンの共用部に面する区画。店がオープンする秋の京都の景色に着想を得て、イチョウを想起させる“黄金色のカーペット”を敷詰めた空間を考案。商品棚には“幹”を思わせる濃い色調の合板を用いる右手前:シンクカウンター、奥:香水を体験する「インフュージョンチャンバー」の半円のニッチ photo courtesy of Aesop, Norihito Yamauchi
トラフ建築設計事務所による、京都・下京区の、店舗「Aesop 京都髙島屋店」。百貨店内のモノトーンの共用部に面する区画。店がオープンする秋の京都の景色に着想を得て、イチョウを想起させる“黄金色のカーペット”を敷詰めた空間を考案。商品棚には“幹”を思わせる濃い色調の合板を用いる左手前:シンクカウンター、奥:商品棚 photo courtesy of Aesop, Norihito Yamauchi
トラフ建築設計事務所による、京都・下京区の、店舗「Aesop 京都髙島屋店」。百貨店内のモノトーンの共用部に面する区画。店がオープンする秋の京都の景色に着想を得て、イチョウを想起させる“黄金色のカーペット”を敷詰めた空間を考案。商品棚には“幹”を思わせる濃い色調の合板を用いる左手前:ベンチ、右奥:エンスウィートシンクカウンター photo courtesy of Aesop, Norihito Yamauchi
トラフ建築設計事務所による、京都・下京区の、店舗「Aesop 京都髙島屋店」。百貨店内のモノトーンの共用部に面する区画。店がオープンする秋の京都の景色に着想を得て、イチョウを想起させる“黄金色のカーペット”を敷詰めた空間を考案。商品棚には“幹”を思わせる濃い色調の合板を用いる左:ベンチ、中奥:エンスウィートシンクカウンター、右:ラッピングエリア photo courtesy of Aesop, Norihito Yamauchi

以下、建築家によるテキストです。


オーストラリアのスキンケアブランド イソップの、京都髙島屋内装計画。間口9m、奥行き7mでファサードの左右に躯体柱をもつ空間が計画地となった。

かつて漫画家の谷口ジローが「歩く人」で繊細に表現した、日常風景を切り取る視点にインスピレーションを受け、京都の街中の風景に着目した。同店がオープンする秋は、京都が紅葉で彩られる季節である。イチョウのある通りでは鮮やかな黄金色の葉が絨毯のように地面を覆い、街の様子を一変させる。この景色に着想を得て、床面には紅葉したイチョウを思わせる黄金色のカシミアのカーペットを敷き詰めた。

壁面や天井は床を引き立たせるように彩度の低い色にすることによって、明るい共用部からも切り離され、空間に落ち着きを与えている。商品棚はイチョウの太い幹を思わせる濃い色調に染色されたラワン積層合板を用い、方立てをセットバックさせることによって、並べられた商品の水平ラインが際立つ構成としている。シンクなど什器の一部に使われる真鍮は、黄金に染められた空間の中でより輝きを放つ。

柱や壁のコーナーの丸み、中央シンク正面にせりだす真鍮の丸い側面、エンスウィートシンクの鏡、円形のベンチや香水を体験するインフュージョンチャンバーの半円のニッチなど、ところどころに現れる円形のラインが空間に柔らかい印象をあたえている。

モノトーンの共用部に対して、色彩で空間を印象づけ、季節の一瞬を切り取った風景のように、人々の記憶に残るような店舗を目指した。

■建築概要
所在・会場:京都高島屋
主要用途: 物販店舗
施工:D.BRAIN
照明計画:BRANCH LIGHTING DESIGN
延床面積:73.59㎡
設計期間:2022年2月~2023年4月
施工期間:2023年4月~2023年5月
写真:Courtesy of Aesop, Norihito Yamauchi

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
内装・床売り場 床

INTERLAND TILES 568(trettford carpet)

内装・天井売り場 天井

PB AEP

内装・造作家具売り場 シンク天板

真鍮板

内装・造作家具売り場 商品棚

ラワン合板染色仕上げ

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません


The interior plan of the Kyoto Takashimaya store for Aesop, an Australian skin care brand. The site is a section with a frontage of 9m and a depth of 7m, where both sides of the facade have structural columns.

We are inspired by Jiro Taniguchi’s aspect of capturing daily scenes, which is expressed delicately in his Manga ”Aruku Hito (A Walking Man).” So, our focus is on the street scenery in Kyoto. The shop opens in Autumn when the city is strewn with colorful autumn leaves. On streets with ginkgo trees, vibrant golden leaves blanket the ground like a carpet, transforming the city’s appearance. This scenery provided us with the idea to cover the floor of the shop with the golden cashmere carpet reminiscent of ginkgo leaves in autumn. To make a good contrast with the floor, the walls and ceiling are covered with low saturation color, which gives calmness differentiated from the bright common area. The product shelves are made of laminated lauan plywood stained in a dark tone reminiscent of the thick trunks of ginkgo trees. We set the mullions back to make the horizontal lines of the products stand out. The brass adopted in some parts of the fixtures, such as the sink, shines brighter in the golden space.

The rounded corners of the columns and walls, the rounded brass sides protruding from the central sink front, the mirror on the ensuite sink, the circular bench, and the semicircular-shaped niche in the infusion chamber for the perfume experience- these organic lines give the space a soft impression.

In contrast to the monochrome common areas, we used vibrant colors to create a deep impression of space, aiming at a store that remains in people’s memories like a scene that captures a moment in the season.

Aesop Kyoto Takashimaya
Building site: Kyoto Takashimaya
Principle use: SHOP
Production: D.BRAIN
Credit: Lighting design: BRANCH LIGHTING DESIGN
Total floor area: 73.59m2
Design period: 2022.2-2023.4
Construction period: 2023.4-2023.5
Photo: Courtesy of Aesop, Norihito Yamauchi

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京都店舗トラフ建築設計事務所山内紀人鈴野浩一禿真哉図面あり建材(内装・床)建材(内装・天井)建材(内装・造作家具)BRANCH LIGHTING DESIGND.BRAIN下京区
2023.12.05 Tue 13:04
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    photo©YASHIRO PHOTO OFFICE

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    architecture|feature
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    原山大+村上芙美子 / HaMAoが設計した、広島・尾道市の二世帯住宅「向島の家」です。
    本土から島へ移住する家族の住まいです。建築家は、近隣との関係性の構築を主題とし、新たな建築を“既に存在する周囲の多様な状況”と繋ぎ合わせる設計を志向しました。そして、庇や外壁等の様々な要素が敷地境界を越えて周りと関わるように作りました。

    本計画は新型コロナウィルス及び、それに端を発するウッドショック真っただ中に計画された住宅である。
    フィジカルなコミュニケーションが避けられる風潮がある中、新たに本土から島に移り住む家族にとっていかに周辺との関係性を築いてゆくか、また、日々高騰する材料費を吸収するために、2世帯住宅として可能な限り面積を抑えつついかに広がりや豊かさを確保できるかが求められた。

    建築家によるテキストより

    尾道水道を挟んで対岸にある向島。計画地は海岸から1kmほど離れた内陸部(縦断距離が3km程度なので十分内陸と言える)の山裾に位置する。近くの主要道路は明治初期までは満潮時には島を南北に船で往来が出来た入り江であったことから、古くは半島の先端であったということが容易に想像できた。

    計画地を境に、山側は緩勾配の地形を道に沿って個別にゆっくりと造成されたと思われる緑の多い風景が広がる一方、平地側は田んぼを分筆して宅地にした比較的小さな庭付き一戸建てが建ち並ぶ。敷地の目の前もまた、これから分譲されるであろう土地が広がっている。

    建築家によるテキストより

    このように建ち方や時間軸も異なる風景の結節点にあったどっちつかずの空地は、擁壁を背負う里道と合わせて、前面道路に対してほどよい広がりを持っていた。その場所に、まったく新しい要素を持ってくるのではなく、既に存在する周囲の多様な状況をひとつひとつ繋げ合わせるような建築を提案した。

    建築家によるテキストより
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    建材(外装・屋根)センチメートルM-designHaMAo村上芙美子原山大八代写真事務所海野構造研究所建材(外装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・壁)建材(内装・床)図面あり八代哲弥広島住宅
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