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2023.5.23Tue
2023.5.22Mon
2023.5.24Wed
nevertheless / 佐河雄介建築事務所による、福島の「仕立ての家」。若い施主夫婦が購入した木造住宅の改修。初期から“穴を穿つ”と“引き剥がす”設計を志向。上階床に“穴”を開けて“家族の気配が感られる”空間を構築し、壁を“剥がし”既存躯体と親和性のある素材で仕上げる

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architecture|feature
DIX構造設計部neverthelessリノベーション住宅佐河雄介図面あり山内紀人建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・床)折笠工務店
nevertheless / 佐河雄介建築事務所による、福島の「仕立ての家」。若い施主夫婦が購入した木造住宅の改修。初期から“穴を穿つ”と“引き剥がす”設計を志向。上階床に“穴”を開けて“家族の気配が感られる”空間を構築し、壁を“剥がし”既存躯体と親和性のある素材で仕上げる外観 photo©山内紀人
nevertheless / 佐河雄介建築事務所による、福島の「仕立ての家」。若い施主夫婦が購入した木造住宅の改修。初期から“穴を穿つ”と“引き剥がす”設計を志向。上階床に“穴”を開けて“家族の気配が感られる”空間を構築し、壁を“剥がし”既存躯体と親和性のある素材で仕上げる1階、リビング photo©山内紀人
nevertheless / 佐河雄介建築事務所による、福島の「仕立ての家」。若い施主夫婦が購入した木造住宅の改修。初期から“穴を穿つ”と“引き剥がす”設計を志向。上階床に“穴”を開けて“家族の気配が感られる”空間を構築し、壁を“剥がし”既存躯体と親和性のある素材で仕上げる1階、キッチンからリビングを見る。 photo©山内紀人
nevertheless / 佐河雄介建築事務所による、福島の「仕立ての家」。若い施主夫婦が購入した木造住宅の改修。初期から“穴を穿つ”と“引き剥がす”設計を志向。上階床に“穴”を開けて“家族の気配が感られる”空間を構築し、壁を“剥がし”既存躯体と親和性のある素材で仕上げる2階、サロン photo©山内紀人

nevertheless / 佐河雄介建築事務所が設計した、福島の「仕立ての家」です。
若い施主夫婦が購入した木造住宅の改修です。建築家は、初期から“穴を穿つ”と“引き剥がす”設計を志向しました。そして、上階床に“穴”を開けて“家族の気配が感られる”空間を構築し、壁を“剥がし”既存躯体と親和性のある素材で仕上げました。

敷地は幹線道路から少し入り込んだ、住宅街に位置する。
持ち家ではなく、若い夫婦が改修することを前提に、複数の物件を内見した中で、立地や建物の状態の良さからこの物件を購入した。

幾度か改修した痕跡があり、どのようなプロセスで改修されたかは不明だが、型板ガラスの製造年から築50年ほど経過していることがわかった。1階には縁側のある二間続きの和室と平屋の和室、2階には廊下を挟んで2つの和室とサンルームという構成だった。

建築家によるテキストより

物件を購入する前に、施主からこの建物で改修をした場合、どのようなプランが可能か検討するように依頼された。
そこで示したプランは、外観には手を入れず、大きな方向性として、「2階の床に穴を穿ち上下のつながりをつくる」「土壁以外の仕上げは引き剥がす」という案を提示した。
契約前の物件ということもあり、躯体の状態を確認することはできなかったので、後は壊しながら考えることを提案した。

建築家によるテキストより

最終的には、金額的なハードルもあり、初期提案とは違うプランとなったが、最初に朧げに考えていた「穴を穿つ」「引き剥がす」といった発想は最後まで引き継がれた。
解体の最中に表出した、掘りこたつと階段室の断面が露わとなった壁は、2つの発想をより強固なものとするきっかけになった。

2階のサンルームと、2つある和室にそれぞれ1畳ほどの吹き抜けを設け、上下のつながりを作った。2階は将来的には子ども部屋となるが、それまでは美術や音楽に明るいご夫婦のサロン的場所として使う予定で、どこにいても家族の気配が感じ取れる空間となった。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

nevertheless / 佐河雄介建築事務所による、福島の「仕立ての家」。若い施主夫婦が購入した木造住宅の改修。初期から“穴を穿つ”と“引き剥がす”設計を志向。上階床に“穴”を開けて“家族の気配が感られる”空間を構築し、壁を“剥がし”既存躯体と親和性のある素材で仕上げる外観 photo©山内紀人
nevertheless / 佐河雄介建築事務所による、福島の「仕立ての家」。若い施主夫婦が購入した木造住宅の改修。初期から“穴を穿つ”と“引き剥がす”設計を志向。上階床に“穴”を開けて“家族の気配が感られる”空間を構築し、壁を“剥がし”既存躯体と親和性のある素材で仕上げる門 photo©山内紀人
nevertheless / 佐河雄介建築事務所による、福島の「仕立ての家」。若い施主夫婦が購入した木造住宅の改修。初期から“穴を穿つ”と“引き剥がす”設計を志向。上階床に“穴”を開けて“家族の気配が感られる”空間を構築し、壁を“剥がし”既存躯体と親和性のある素材で仕上げる1階、リビング photo©山内紀人
nevertheless / 佐河雄介建築事務所による、福島の「仕立ての家」。若い施主夫婦が購入した木造住宅の改修。初期から“穴を穿つ”と“引き剥がす”設計を志向。上階床に“穴”を開けて“家族の気配が感られる”空間を構築し、壁を“剥がし”既存躯体と親和性のある素材で仕上げる1階、リビング photo©山内紀人
nevertheless / 佐河雄介建築事務所による、福島の「仕立ての家」。若い施主夫婦が購入した木造住宅の改修。初期から“穴を穿つ”と“引き剥がす”設計を志向。上階床に“穴”を開けて“家族の気配が感られる”空間を構築し、壁を“剥がし”既存躯体と親和性のある素材で仕上げる1階、リビングの吹抜 photo©山内紀人
nevertheless / 佐河雄介建築事務所による、福島の「仕立ての家」。若い施主夫婦が購入した木造住宅の改修。初期から“穴を穿つ”と“引き剥がす”設計を志向。上階床に“穴”を開けて“家族の気配が感られる”空間を構築し、壁を“剥がし”既存躯体と親和性のある素材で仕上げる1階、キッチンとパントリー photo©山内紀人
nevertheless / 佐河雄介建築事務所による、福島の「仕立ての家」。若い施主夫婦が購入した木造住宅の改修。初期から“穴を穿つ”と“引き剥がす”設計を志向。上階床に“穴”を開けて“家族の気配が感られる”空間を構築し、壁を“剥がし”既存躯体と親和性のある素材で仕上げる1階、キッチンからリビングを見る。 photo©山内紀人
nevertheless / 佐河雄介建築事務所による、福島の「仕立ての家」。若い施主夫婦が購入した木造住宅の改修。初期から“穴を穿つ”と“引き剥がす”設計を志向。上階床に“穴”を開けて“家族の気配が感られる”空間を構築し、壁を“剥がし”既存躯体と親和性のある素材で仕上げる1階、リビング photo©山内紀人
nevertheless / 佐河雄介建築事務所による、福島の「仕立ての家」。若い施主夫婦が購入した木造住宅の改修。初期から“穴を穿つ”と“引き剥がす”設計を志向。上階床に“穴”を開けて“家族の気配が感られる”空間を構築し、壁を“剥がし”既存躯体と親和性のある素材で仕上げる1階、リビング photo©山内紀人
nevertheless / 佐河雄介建築事務所による、福島の「仕立ての家」。若い施主夫婦が購入した木造住宅の改修。初期から“穴を穿つ”と“引き剥がす”設計を志向。上階床に“穴”を開けて“家族の気配が感られる”空間を構築し、壁を“剥がし”既存躯体と親和性のある素材で仕上げる1階、主寝室 photo©山内紀人
nevertheless / 佐河雄介建築事務所による、福島の「仕立ての家」。若い施主夫婦が購入した木造住宅の改修。初期から“穴を穿つ”と“引き剥がす”設計を志向。上階床に“穴”を開けて“家族の気配が感られる”空間を構築し、壁を“剥がし”既存躯体と親和性のある素材で仕上げる1階、廊下 photo©山内紀人
nevertheless / 佐河雄介建築事務所による、福島の「仕立ての家」。若い施主夫婦が購入した木造住宅の改修。初期から“穴を穿つ”と“引き剥がす”設計を志向。上階床に“穴”を開けて“家族の気配が感られる”空間を構築し、壁を“剥がし”既存躯体と親和性のある素材で仕上げる2階、サロン photo©山内紀人
nevertheless / 佐河雄介建築事務所による、福島の「仕立ての家」。若い施主夫婦が購入した木造住宅の改修。初期から“穴を穿つ”と“引き剥がす”設計を志向。上階床に“穴”を開けて“家族の気配が感られる”空間を構築し、壁を“剥がし”既存躯体と親和性のある素材で仕上げる2階、サロンからリビングを見下ろす。 photo©山内紀人
nevertheless / 佐河雄介建築事務所による、福島の「仕立ての家」。若い施主夫婦が購入した木造住宅の改修。初期から“穴を穿つ”と“引き剥がす”設計を志向。上階床に“穴”を開けて“家族の気配が感られる”空間を構築し、壁を“剥がし”既存躯体と親和性のある素材で仕上げる2階、サロン photo©山内紀人
nevertheless / 佐河雄介建築事務所による、福島の「仕立ての家」。若い施主夫婦が購入した木造住宅の改修。初期から“穴を穿つ”と“引き剥がす”設計を志向。上階床に“穴”を開けて“家族の気配が感られる”空間を構築し、壁を“剥がし”既存躯体と親和性のある素材で仕上げる2階、サロン photo©山内紀人
nevertheless / 佐河雄介建築事務所による、福島の「仕立ての家」。若い施主夫婦が購入した木造住宅の改修。初期から“穴を穿つ”と“引き剥がす”設計を志向。上階床に“穴”を開けて“家族の気配が感られる”空間を構築し、壁を“剥がし”既存躯体と親和性のある素材で仕上げる2階、サロン photo©山内紀人
nevertheless / 佐河雄介建築事務所による、福島の「仕立ての家」。若い施主夫婦が購入した木造住宅の改修。初期から“穴を穿つ”と“引き剥がす”設計を志向。上階床に“穴”を開けて“家族の気配が感られる”空間を構築し、壁を“剥がし”既存躯体と親和性のある素材で仕上げる2階、サロン photo©山内紀人
nevertheless / 佐河雄介建築事務所による、福島の「仕立ての家」。若い施主夫婦が購入した木造住宅の改修。初期から“穴を穿つ”と“引き剥がす”設計を志向。上階床に“穴”を開けて“家族の気配が感られる”空間を構築し、壁を“剥がし”既存躯体と親和性のある素材で仕上げる2階、サロン photo©山内紀人
nevertheless / 佐河雄介建築事務所による、福島の「仕立ての家」。若い施主夫婦が購入した木造住宅の改修。初期から“穴を穿つ”と“引き剥がす”設計を志向。上階床に“穴”を開けて“家族の気配が感られる”空間を構築し、壁を“剥がし”既存躯体と親和性のある素材で仕上げる2階、サロン photo©山内紀人
nevertheless / 佐河雄介建築事務所による、福島の「仕立ての家」。若い施主夫婦が購入した木造住宅の改修。初期から“穴を穿つ”と“引き剥がす”設計を志向。上階床に“穴”を開けて“家族の気配が感られる”空間を構築し、壁を“剥がし”既存躯体と親和性のある素材で仕上げる2階、サロンからリビングを見下ろす。 photo©山内紀人
nevertheless / 佐河雄介建築事務所による、福島の「仕立ての家」。若い施主夫婦が購入した木造住宅の改修。初期から“穴を穿つ”と“引き剥がす”設計を志向。上階床に“穴”を開けて“家族の気配が感られる”空間を構築し、壁を“剥がし”既存躯体と親和性のある素材で仕上げる1階、リビングのテーブル photo©山内紀人
nevertheless / 佐河雄介建築事務所による、福島の「仕立ての家」。若い施主夫婦が購入した木造住宅の改修。初期から“穴を穿つ”と“引き剥がす”設計を志向。上階床に“穴”を開けて“家族の気配が感られる”空間を構築し、壁を“剥がし”既存躯体と親和性のある素材で仕上げる1階、リビングの床ディテール photo©山内紀人
nevertheless / 佐河雄介建築事務所による、福島の「仕立ての家」。若い施主夫婦が購入した木造住宅の改修。初期から“穴を穿つ”と“引き剥がす”設計を志向。上階床に“穴”を開けて“家族の気配が感られる”空間を構築し、壁を“剥がし”既存躯体と親和性のある素材で仕上げる柱のディテール photo©山内紀人
nevertheless / 佐河雄介建築事務所による、福島の「仕立ての家」。若い施主夫婦が購入した木造住宅の改修。初期から“穴を穿つ”と“引き剥がす”設計を志向。上階床に“穴”を開けて“家族の気配が感られる”空間を構築し、壁を“剥がし”既存躯体と親和性のある素材で仕上げる1階、リビング、夜景 photo©山内紀人
nevertheless / 佐河雄介建築事務所による、福島の「仕立ての家」。若い施主夫婦が購入した木造住宅の改修。初期から“穴を穿つ”と“引き剥がす”設計を志向。上階床に“穴”を開けて“家族の気配が感られる”空間を構築し、壁を“剥がし”既存躯体と親和性のある素材で仕上げる外観、夜景 photo©山内紀人
nevertheless / 佐河雄介建築事務所による、福島の「仕立ての家」。若い施主夫婦が購入した木造住宅の改修。初期から“穴を穿つ”と“引き剥がす”設計を志向。上階床に“穴”を開けて“家族の気配が感られる”空間を構築し、壁を“剥がし”既存躯体と親和性のある素材で仕上げる外観、夜景 photo©山内紀人
nevertheless / 佐河雄介建築事務所による、福島の「仕立ての家」。若い施主夫婦が購入した木造住宅の改修。初期から“穴を穿つ”と“引き剥がす”設計を志向。上階床に“穴”を開けて“家族の気配が感られる”空間を構築し、壁を“剥がし”既存躯体と親和性のある素材で仕上げる平面図、左:改修前、右:改修後 image©nevertheless / 佐河雄介建築事務所

以下、建築家によるテキストです。


敷地は幹線道路から少し入り込んだ、住宅街に位置する。
持ち家ではなく、若い夫婦が改修することを前提に、複数の物件を内見した中で、立地や建物の状態の良さからこの物件を購入した。

幾度か改修した痕跡があり、どのようなプロセスで改修されたかは不明だが、型板ガラスの製造年から築50年ほど経過していることがわかった。1階には縁側のある二間続きの和室と平屋の和室、2階には廊下を挟んで2つの和室とサンルームという構成だった。

物件を購入する前に、施主からこの建物で改修をした場合、どのようなプランが可能か検討するように依頼された。
そこで示したプランは、外観には手を入れず、大きな方向性として、「2階の床に穴を穿ち上下のつながりをつくる」「土壁以外の仕上げは引き剥がす」という案を提示した。
契約前の物件ということもあり、躯体の状態を確認することはできなかったので、後は壊しながら考えることを提案した。

最終的には、金額的なハードルもあり、初期提案とは違うプランとなったが、最初に朧げに考えていた「穴を穿つ」「引き剥がす」といった発想は最後まで引き継がれた。
解体の最中に表出した、掘りこたつと階段室の断面が露わとなった壁は、2つの発想をより強固なものとするきっかけになった。

2階のサンルームと、2つある和室にそれぞれ1畳ほどの吹き抜けを設け、上下のつながりを作った。2階は将来的には子ども部屋となるが、それまでは美術や音楽に明るいご夫婦のサロン的場所として使う予定で、どこにいても家族の気配が感じ取れる空間となった。

土壁以外の仕上げは、石膏ボードをパテ処理までした壁と、産業用のアルミ箔付き断熱材を用いた。石膏ボードをパテ処理までとしたのは、既存の軸組に残された手の痕跡と、職人の手仕事による痕跡が、どこか親和性があると感じたためである。アルミ箔付き断熱材については、本来壁や天井の仕上げに隠れているものを露見することで、近代的な材料ではあるが、解体後の躯体と同相であると考え、仕上げとして採用した。

また、解体時に発生した廃材の再利用も試みた。欄間と柱材はテーブルに、雪見障子は収納扉に転用している。
既存の構成や材料を解体、再利用したり、新たな材料を誂えている様が、まるで洋服を仕立てているようで、「仕立ての家」と呼ぶことにした。

■建築概要

件名:仕立ての家
所在地:福島県
主要用途:専用住宅
工事種別:改修
意匠設計監理:nevertheless / 佐河雄介建築事務所 担当/佐河雄介
構造監修:株式会社DIX 担当/辻拓也
施工:有限会社折笠工務店 担当/髙田拓弥
階数:地上2階
構造:木造一部鉄骨造
敷地面積:222.00m2
建築面積:85.24m2
延床面積:123.52m2
設計期間:2022年1月~2022年9月
施工期間:2022年10月~2023年2月
竣工:2023年2月
写真:山内紀人

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
内装・床床

フローリング t=12mm(サンワカンパニー)
構造用合板t=12mm

内装・壁壁

構造用合板t=9mm
PBt=9.5mmパテ処理(吉野石膏)
アルミ箔付き断熱材(マグ・イゾベール)

内装・天井天井

PBt=9.5mmパテ処理(吉野石膏)

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2023.05.23 Tue 07:04
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    今津康夫 / ninkipen!による、京都市の店舗「camisimo」。半地下の区画の服飾店の計画。“地階”と“路面”の特徴を兼ね備える既存に対して、入口窓のみ“透明度を下げる”等の操作で“境界線を強める”設計を志向。レジカウンターの“凹”形状はこの場所らしさも形容 photo©河田弘樹
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    今津康夫 / ninkipen!による、京都市の店舗「camisimo」。半地下の区画の服飾店の計画。“地階”と“路面”の特徴を兼ね備える既存に対して、入口窓のみ“透明度を下げる”等の操作で“境界線を強める”設計を志向。レジカウンターの“凹”形状はこの場所らしさも形容 photo©河田弘樹

    今津康夫 / ninkipen!が設計した、京都市の店舗「camisimo」です。
    半地下の区画の服飾店の計画です。建築家は、“地階”と“路面”の特徴を兼ね備える既存に対して、入口窓のみ“透明度を下げる”等の操作で“境界線を強める”設計を志向しました。また、レジカウンターの“凹”形状でもこの場所らしさを形容する事が意図されました。店舗の公式ページはこちら。

    京都北山通に面するセレクトショップのインテリアデザインである。

    銀杏並木が続き、五山の送り火「妙」「法」の字を背後に控えるこの地域にはかねてより拘りの店が軒を連ねている。

    建築家によるテキストより

    与えられた区画は半地下部分にあり、地階のアジト感と路面店の開放感をアンバランスに兼ね備えていた。

    建築家によるテキストより

    ショーウィンドウとして機能する窓は透明のままとしたが、入口に面する窓はアンバーのフィルム貼りとして透明度を下げ、1階と地階、外部と内部の境界線を強めた。さらに什器のガラス天板と鏡にもアンバーの着色ガラスを用いることで映り込む色を消し去ると同時に、全艶の床と合わせて店内に光を拡散している。

    建築家によるテキストより
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    2023.5.24Wed
    • 【ap job更新】 住宅の設計を軸にして“自然の感覚”を携えた建築を目指している「椎名英三・祐子建築設計」が、 設計スタッフを募集中
    • 宇治川和樹+大園未来 / 宇治川大園建築設計事務所による、京都・与謝郡の「マルハウス」。歴史ある街の新旧が混在する地域。敷地の記憶を辿り適切なスケールを求め、伝統建築を参照して“平入り切妻”の量塊に“片流れ”の下屋がつく構成を考案。内部では“ズレ”を意識的に用いて空間に多様性を与える
    • 湯浅友絵+萬玉直子+オンデザインによる、東京・中央区の「TOKYO MIDORI LABO.」。植物を扱う企業が複数入居。緑と建築の混合に加えて街のスケールとの調和を求め、量塊をずらしテラス等を外部に表出させた“多面的な”構成を考案。植物に加え働く人も“自然と捉え”て相互が影響し合う状況を作る
    • ヴェネチアビエンナーレ国際建築展2023の日本館。“愛される建築を目指して ─ 建築を生き物として捉える”をテーマに企画。キュレーションチームは大西麻貴・百田有希・原田祐馬・多田智美で構成。出展者としてdot architects(家成俊勝、土井亘、池田藍、宮地敬子)、森山茜、水野太史が名を連ねる
    • 家具・プロダクト・建築部材が集まる見本市「インテリア ライフスタイル 2023」が、東京ビッグサイトで開催。芦沢啓治・トラフらが参加する展示「Upcycling Airplanes」やトークイベントも多数行われる

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