21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「未来のかけら: 科学とデザインの実験室」の入場チケットを5組10名様にプレゼントいたします。
先端技術に形を与えた“プロトタイプ”を中心とした展示です。様々な専門領域のクリエイターと研究者とのコラボレーションによる作品も紹介されます。
応募締切は2024年4月22日(月)13時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表に変えさせていただきます)。展覧会の公式ページはこちら。
※厳正な抽選を行いまして当選者の方にメールをお送りしました。沢山のご応募誠にありがとうございました。(2024/5/13追記)
21_21 DESIGN SIGHTでは、2024年3月29日より企画展「未来のかけら: 科学とデザインの実験室」を開催します。展覧会ディレクターには、幅広い工業製品のデザインや、先端技術を具現化するプロトタイプの研究を行うデザインエンジニアの山中俊治を迎えます。
みなさんが思い浮かべる未来は、どのような姿でしょうか。あまりに壮大で漠然としており、はっきりとした輪郭をつかむことは難しいかもしれません。しかし、だからこそクリエイターたちは、未来に対するさまざまな可能性に思いをはせます。美しく、驚きにあふれた、より魅力的な世界を想像し、プロトタイプを通じて確かめるのです。今、私たちが未来のかたちをはっきりと描くことはできなくても、生み出された「未来のかけら」を通じて、その一部にそっと触れることはできるかもしれません。
本展では、山中が大学の研究室でさまざまな人々と協働し生み出してきたプロトタイプやロボット、その原点である山中のスケッチを紹介するとともに、専門領域が異なる7組のデザイナー・クリエイターと科学者・技術者のコラボレーションによる多彩な作品を展示します。最先端技術や研究における先駆的な眼差しとデザインが出合うことで芽生えた、未来のかけらたちを紹介します。多様な視点が交わり、想像力が紡がれる会場で、科学とデザインが織りなす無数の可能性と、まだ見ぬ未来の世界に向かうデザインの楽しさを体感する機会となれば幸いです。
以下に、会場写真と詳細な情報を掲載します。
会場写真
以下の写真はクリックで拡大します
出展作品の一部
以下の写真はクリックで拡大します
ELEMENT GALLERY
オンライン上の架空のギャラリー。本展に関連する展示が開催される。
以下の写真はクリックで拡大します
展覧会ディレクターの山中俊治によるメッセージ
いつの時代も、最先端の科学技術とデザインはすぐそばにありました。科学者が生み出す新しい知識や技術はデザインを通じて人々の元へ届けられました。デザイナーたちによって開かれた新しいライフスタイルは、次の研究のトリガーであり続けました。しかしながら、科学者たちの本当の関心は大いなる真理を探究することにあり、デザイナーたちの目標は人々の幸福な体験や豊かな社会の実現にあるので、両者は必ずしも同じ道を歩むことはできません。科学とデザインは近くにいながら、その間には越えがたい溝もあるのです。
そのような緊張感をはらんだ科学とデザインの関わりには、初めてかのような新鮮な出合いがあり、葛藤があり、ドラマがありました。そして時代ごとに、自動車や家電、コンピュータ、スマートフォン、SNSなど、私たちの生活が一変するようなイノベーションを生み出してきました。
本展は、今まさに起こっている科学とデザインの邂逅により芽生えつつある「未来のかけら」を探るものです。2001年以降、私たちは先端技術の研究者たちとともにちょっと未来を感じさせるさまざまなプロトタイプをつくってきました。2013年に東京大学に教授として着任してからは、まだ実用化されていない先端技術にかたちを与え、研究者と共に未来を探る「価値創造デザインプロジェクト」をスタートさせました。
企画展「未来のかけら: 科学とデザインの実験室」では私のこうした活動をコアに、さまざまな分野の研究者とクリエイターたちの新たな「出会い」を集めます。最先端のロボティクス、積層造形、構造形態学、身体拡張、バイオエンジニアリングなどの研究者たちと、デザイナー、アーティストたちがタッグを組んで未来のかけらを錬成します。サイエンスフィクションのようなプロットにとどまらず、質感や動きを伴った体験を共有できるリアルな物語の断片です。実験室で生まれたばかりのピースを繋ぎ合わせてまだ見ぬ世界を描くのは、ご来場いただく皆さんです。
以下の写真はクリックで拡大します
■展覧会概要
タイトル:21_21 DESIGN SIGHT 企画展「未来のかけら: 科学とデザインの実験室」
会期:2024年3月29日(金)-8月12日(月・休)
休館日:火曜日
開館時間:10:00-19:00(入場は18:30まで)
入場料:一般1,400円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料
会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2
〒107-0052 東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン
アクセス:都営地下鉄大江戸線「六本木」駅、東京メトロ日比谷線「六本木」駅、東京メトロ千代田線「乃木坂」駅より徒歩5 分
展覧会ディレクター:山中俊治
企画:野村緑(fuRo)、村松充、阪本真
グラフィックデザイン:岡本健(岡本健デザイン事務所)
会場構成:萬代基介(萬代基介建築設計事務所)
テキスト/企画協力:角尾舞
テクニカルディレクション:古田貴之(fuRo)、杉原寛、遠藤豊(LUFTZUG)
参加作家:荒牧悠+舘知宏
稲見自在化身体プロジェクト+遠藤麻衣子
A-POC ABLE ISSEY MIYAKE+Nature Architects
千葉工業大学 未来ロボット技術研究センター(fuRo)+山中俊治
東京大学DLX Design Lab +東京大学池内与志穂研究室
nomena+郡司芽久
村松充(Takram)+Dr. Muramatsu
山中研究室+今仙技術研究所、稲見自在化身体プロジェクト、臼井二美男、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、岡部 徹、河島則天、斉藤一哉、SPLINE DESIGN HUB、鉄道弘済会義肢装具サポートセンター、新野俊樹、マンフレッド・ヒルド、吉川雅博
21_21 DESIGN SIGHT ディレクター:佐藤卓、深澤直人
アソシエイトディレクター:川上典李子
プログラム・マネージャー:中洞貴子
プログラム・オフィサー:鈴木麻耶、安田萌音
主催:21_21 DESIGN SIGHT、公益財団法人 三宅一生デザイン文化財団
後援:文化庁、経済産業省、港区教育委員会
特別協賛:三井不動産株式会社
───
関連展示
本展の会期中、オンライン上の架空のギャラリー、ELEMENT GALLERY で本展に関連する展示が開催されます。