SHARE テレビ番組“情熱大陸”が、建築家でイチバンセンを主宰する川西康之を特集。鉄道車両や駅舎などのデザインも手掛ける
テレビ番組“情熱大陸”が、建築家でイチバンセンを主宰する川西康之を特集します。鉄道車両や駅舎などのデザインも手掛けています。放送日は、2024年4月14日。リンク先に予告動画も掲載されています。アーキテクチャーフォトでは川西の作品をこれまでに二作品紹介しています。
テレビ番組“情熱大陸”が、建築家でイチバンセンを主宰する川西康之を特集します。鉄道車両や駅舎などのデザインも手掛けています。放送日は、2024年4月14日。リンク先に予告動画も掲載されています。アーキテクチャーフォトでは川西の作品をこれまでに二作品紹介しています。
ザハ・ハディド・アーキテクツが改修を手掛ける、モナコの「Le Schuylkill Tower」です。
築約60年の高層集合住宅の改修計画です。建築家は、既存の遺産の保持と居住性の向上を目指し、居住空間の再構成に加えて共用機能の新設も構想しました。また、新たなファサードシステムはタワーの外観を再定義すると共に機能性も備えています。
2027年5月の完成を予定して既に着工しています。
こちらはリリーステキストの翻訳です
1963年に建設されたル・シュイルキル・タワーは、モナコで最初に建設された高層ビルです。モンテカルロの一等地に位置するこのレジデンス・タワーからは、公国のエルキュール港が見渡せ、南側には王宮、旧市街、そしてその向こうには地中海が一望できます。
ザハ・ハディド・アーキテクツ(ZHA)は、オーナーからこのタワーの実現可能性調査を依頼され、開発の可能性と既存ビルの改修に必要な作業の範囲を評価しました。この包括的な分析に従って、ZHAは地元のスクエアー・アーキテクトと共同で、タワーの改修と増築を行うことになりました。建設工事は始まっており、2027年5月の完成を予定しています。
小さなスタジオから4ベッドルームのファミリー・ユニットまで、188戸のアパートメントを擁するこの既存のタワーは、南北の境界線間の勾配が22mもある急勾配の敷地に建っています。タワーの最下層7階は岩壁に埋め込まれ、上層17階は3つのブロックに分かれています。それぞれ建物の北側に垂直循環コアがあります。
ZHAによるル・シュイルキル・タワーの改修と改装は、築60年の建物の制約の中で作業することで、既存構造のデザイン遺産を保持するというクライアントの希望を尊重すると同時に、すべての居住施設の水準を、現在モナコの住民が期待する水準に引き上げるものです。
この改修では、タワーの最上階2フロア(最も大規模な改築作業が必要だった)を、建物の既存構造に支えられた新しい3フロアに置き換えます。この新しいフロアを導入することで、1963年当時の構造はそのままに、モンテカルロの港を一望できる6つの新しいペントハウスを作り出しました。
中村拓志&NAP建築設計事務所が設計した、埼玉・所沢市の「狭山樹林葬地」です。
霊園内に計画された墓地です。建築家は、地域の自然環境を背景とした“循環の死生観”のもとに、森に還った故人を偲び“対話できる”ような建築を志向しました。そして、放物面として設計された礼拝所は60m先にある森からの音を祈る人に届けます。
管理休憩棟と礼拝堂に続く三部作の一つとして、狭山湖畔霊園内に計画された墓地である。
東京都民の水がめと呼ばれる多摩湖・狭山湖の水源を涵養する森が滋養した水に人は生かされ、死後はこの森の大地に還る。そのような循環の死生観のもと、祈りの対象を森に見出した。元々立っていたクスノキと森を墓標とし、森を遥拝することで、森に還った故人を偲び、対話できるような建築を目指した。
中心には高さ1mの緑の小さな丘状の墓所と、祈りやお参りのための礼拝所を60m先の森に向け配置した。礼拝用のベンチに腰を下ろすと、緑の丘が構内道路や墓地を隠し、森と直接繋がって見える。屋根でも壁でもある放物面が、祈る人を背後からくるむ。
御影石のベンチの座面は、座る位置を特定して頭の中心が放物面の焦点にくるよう削り出されている。建築が遠方からやってくる弱い波長や音を一点へと集めるパラボラアンテナの役割を果たし、座ると突然、遠方の森の枝葉の擦れる音や鳥や虫たちの鳴き声が覚醒したように聞こえ出す。それはとても個人的な体験である。森のささやきが座った人にだけ届き、語りかけた言葉は森へ響くだろう。
アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2024/4/1-4/7)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。
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