architecturephoto®

  • 特集記事
  • 注目情報
  • タグ
  • 建築
  • アート
  • カルチャー
  • デザイン
  • ファッション
  • 書籍
  • 展覧会
  • コンペ
  • 動画
  • テレビ
  • すべてのタグ

建築求人情報

Loading...
2024.8.21Wed
2024.8.20Tue
2024.8.22Thu
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させる
photo©堀越圭晋 エスエス

SHARE 小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させる

architecture|feature
小大建築設計事務所エスエス建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(外装・建具)建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・照明)建材(内装・家具)建材(内装・水廻り)堀越圭晋図面あり宿泊施設小嶋伸也小嶋綾香中国
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させる外観、南側より見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させる外観、南側より見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させる2階、エントランステラススペースから田畑を見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させるゲストルーム2、1階、ベッドスペース photo©堀越圭晋 エスエス

小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所が設計した、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」です。
自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画です。建築家は、風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案しました。また、客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させることも意図されました。

中国陝西省安康市内に存在する集落、漁湾村に計画されたホテルプロジェクト。

計画地は朱鷺が生息しているほどの美しい自然環境に恵まれ、山の斜面に石垣を積み上げて作られた階段状の畑地の中にあり、前面二面に棚田がパノラマ状が広がる景観が印象的な敷地だった。

建築家によるテキストより

生態系へのダメージを最小限に抑えることを念頭に、コテージ群を数期に渡り発展させていく今プロジェクトでは、新築による負荷を減らす工夫と共に、ランドスケープに馴染むデザインを目指した。そこで、地元で調達できる建材を最大限使い、この土地で長く親しまれてきた建設工法を可能な限り取り入れて計画をした。

建築家によるテキストより

棚田に向かって存在するL型形状で高低差のある敷地に、2階建の建築が連なるかのような大らかな一棟の建築を計画した。
1階部分は目の前に広がる田畑と目線が揃うようにデザインし、外壁には現地で調達可能な馴染みのある石垣で仕上げた。2階のテラス、屋根の部分には現地の建築同様、垂木部分を丸太にすることによって、周辺の建築との連続性を新築ながら感じられるようなディテールを施した。

この施設では、客室と客室との間にエントランス機能を持つ、専用庭のような“隙間”空間を挿入し、周辺の平屋の民家とのスケールや景観としての調和を図った。ゲストはレセプションから各客室に向かう際、雄大な田畑を眺めながら、2階部分の“隙間”空間より客室にアプローチする。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させる鳥瞰 photo©堀越圭晋 エスエス
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させる外観、南側より見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させる外観、南側より見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させる外観、南側より見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させる外観、南東側より見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させる外観、東側より見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させる外観、1階の開口部を見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させる1階の開口部越しに内部を見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させる外観、2階のテラススペースを見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させる外観、屋根の詳細 photo©堀越圭晋 エスエス
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させる2階、ゲストルーム2のエントランステラススペース photo©堀越圭晋 エスエス
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させるゲストルーム2、1階、階段からベッドスペースを見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させるゲストルーム2、1階、ベッドスペース photo©堀越圭晋 エスエス
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させるゲストルーム2、1階、ベッドスペースからバススペース側を見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させるゲストルーム2、1階、バススペースから開口部越しに外部を見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させる2階、ゲストルーム2のエントランステラススペース photo©堀越圭晋 エスエス
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させるゲストルーム1、1階、ベッドスペース photo©堀越圭晋 エスエス
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させるゲストルーム5、2階、エントランス側からベッドスペースを見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させる2階、エントランステラススペース photo©堀越圭晋 エスエス
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させるゲストルーム5、1階、階段からリビングスペースを見下ろす。 photo©堀越圭晋 エスエス
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させるゲストルーム5、1階、バススペース photo©堀越圭晋 エスエス
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させる2階、エントランステラススペースから田畑を見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させる2階、ゲストルーム6・ゲストルーム7・ゲストルーム8に通じる共用階段室 photo©堀越圭晋 エスエス
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させる1階、ゲストルーム6・ゲストルーム7・ゲストルーム8に通じる共用廊下 photo©堀越圭晋 エスエス
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させる1階、ゲストルーム7 photo©堀越圭晋 エスエス
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させる1階、ゲストルーム7、外部を見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させるゲストルーム6、1階から外部を見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させる1階、ゲストルーム8 photo©堀越圭晋 エスエス
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させる1階、ゲストルーム8 photo©堀越圭晋 エスエス
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させる1階、テラススペースからゲストルーム6を見る、夕景 photo©堀越圭晋 エスエス
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させる2階、階段よりエントランステラススペースを見る、夕景 photo©堀越圭晋 エスエス
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させる2階、ゲストルーム2のエントランステラススペースを見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させる外観、東側より見る、夕景 photo©堀越圭晋 エスエス
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させる外観、東側より見る、夕景 photo©堀越圭晋 エスエス
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させる1階平面図 image©小大建築設計事務所
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させる2階平面図 image©小大建築設計事務所
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させる立面図 image©小大建築設計事務所
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させる断面図 image©小大建築設計事務所
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させる断面図 image©小大建築設計事務所
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・安康市の宿泊施設「鹿柴山集 Luzhai cottage」。自然環境に恵まれたエリアの階段状の敷地での計画。風景との調和と建設負荷の軽減を目指し、地元産建材と地域の建設工法でつくる建築を考案。客室の間に“隙間空間”を設けて周辺民家のスケール感とも呼応させる断面レイアウト image©小大建築設計事務所

以下、建築家によるテキストです。


中国陝西省安康市内に存在する集落、漁湾村に計画されたホテルプロジェクト。

計画地は朱鷺が生息しているほどの美しい自然環境に恵まれ、山の斜面に石垣を積み上げて作られた階段状の畑地の中にあり、前面二面に棚田がパノラマ状が広がる景観が印象的な敷地だった。

生態系へのダメージを最小限に抑えることを念頭に、コテージ群を数期に渡り発展させていく今プロジェクトでは、新築による負荷を減らす工夫と共に、ランドスケープに馴染むデザインを目指した。そこで、地元で調達できる建材を最大限使い、この土地で長く親しまれてきた建設工法を可能な限り取り入れて計画をした。

棚田に向かって存在するL型形状で高低差のある敷地に、2階建の建築が連なるかのような大らかな一棟の建築を計画した。
1階部分は目の前に広がる田畑と目線が揃うようにデザインし、外壁には現地で調達可能な馴染みのある石垣で仕上げた。2階のテラス、屋根の部分には現地の建築同様、垂木部分を丸太にすることによって、周辺の建築との連続性を新築ながら感じられるようなディテールを施した。

この施設では、客室と客室との間にエントランス機能を持つ、専用庭のような“隙間”空間を挿入し、周辺の平屋の民家とのスケールや景観としての調和を図った。ゲストはレセプションから各客室に向かう際、雄大な田畑を眺めながら、2階部分の“隙間”空間より客室にアプローチする。

また、客室内においては、より高いプライバシーが求められる寝室などの機能は敢えて棚田に向かった1階部分に設けることで、豊かな外部環境を享受することが出来ながらも、快適に滞在出来る様にプランした。

■建築概要

施設名:鹿柴山集Luzhai cottage
敷地:中国安康市寧峡県漁湾村
主要用途:ホテル
施主:鹿柴山集・漁湾逸谷
設計:小大建築設計事務所 担当/小嶋伸也、小嶋綾香、北上紘太郎、林鴻締、井丹、田哲銘
施工:寧峡県松耀工程有限公司(建築)、陝西一諾装飾装修工程有限公司(室内)
構造:鉄筋コンクリート造+木造
階数:地上2階
建築面積:319㎡
延床面積:544㎡
設計期間:2020年11月~2021年12月
施工期間:2022年1月~2023年6月
写真:堀越圭晋 / エスエス

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・壁1階外壁

現地採取天然石材

外装・壁2階外壁

漆喰

外装・屋根屋根

現地杉無垢材
現地民家瓦再利用

外装・建具開口部

木製特注サッシ

内装・床1階床

ウォルナットフローリング

内装・床2階床

オークフローリング

内装・床バスエリア 床

トラバーチン

内装・壁バスエリア 壁

トラバーチン

内装・壁客室 壁

珪藻土

内装・天井1階客室 天井

珪藻土
ロフト箇所:ウォルナット

内装・天井2階客室 天井

現地杉無垢材

内装・照明照明

Artelds archirtectural lighting
特注製作照明

内装・水廻り水栓金物、便器、バスタブ

(TOTO)

内装・家具家具

木製[オーク、ウォルナット]
特注家具+麻ファブリック

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

あわせて読みたい

小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・上海市の店舗「in the PARK」
  • SHARE
小大建築設計事務所エスエス建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(外装・建具)建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・照明)建材(内装・家具)建材(内装・水廻り)堀越圭晋図面あり宿泊施設小嶋伸也小嶋綾香中国
2024.08.21 Wed 06:56
0
permalink

#小大建築設計事務所の関連記事

  • 2025.2.12Wed
    小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、東京の店舗「Clarks SHIBUYA」。歩道橋に面した視認性で難易度の高い区画。往来する人々の目線を考慮し、窓際に“曲面の展示壁”と“フルハイトミラー”を対面で設える構成を考案。円弧を描く1枚壁は多様な商品群を“ひとつの世界観”として表現
  • 2024.9.04Wed
    小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、東京・日本橋の宿泊施設「Hotel Rakuragu」。都心の雑居ビルに囲まれた狭小地での計画。“面積以上の広さの獲得”を求め、“都市の隙間”に向けて各階ごとに異なる形状のバルコニーを設ける建築を考案。構想を実現する為に“ブレース併用ラーメン構造”を採用
  • 2024.8.09Fri
    小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、東京・渋谷区の店舗「ORCIVAL」。フランス発祥ブランドの日本旗艦店。製品特長の“心地良い世界観”に来訪者の気持ちを誘う為、天然木の風合いもある“波が打った様な形状”の天井を備えた空間を考案。30mm幅の木板を用いて職人の手仕事で作る
  • 2024.1.15Mon
    小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・上海の店舗「FREITAG Store Shanghai」。元工場を改修したバッグ等を扱う店。トラックの帆を再利用するブランドの物語の継承を求め、既存を“リサイクル”しながら構造を強化して建物の“長寿命化”を実施。イメージカラーも空間に導入し高揚感も生み出す
  • 2022.8.24Wed
    小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国の店舗「LIGHT MARK 蘇州」。新進ジュエリーブランドの為の内装計画。気軽に立ち寄れる空間を目指して、ケースへの商品陳列ではなく垂直のアクリル壁に展示する方法を考案。透明度と特別感のある閲覧状況を作り出す
  • 2020.7.14Tue
    小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、上海当代芸術博物館での期間限定のカフェ「PSA×Blacksheep Pop-up Café」
  • 2020.7.09Thu
    小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、東京・目黒区の医療施設「ヒラモト眼科」
  • 2020.7.08Wed
    小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・杭州市の店舗「TEA MASTER」
  • 2020.7.06Mon
    小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国・上海の、上海当代芸術博物館内のカフェ「Blacksheep Café in PSA」
  • 2020.7.03Fri
    小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、京都市の町屋を改修した「京都の週末住宅」
  • view all
view all

#堀越圭晋の関連記事

  • 2025.4.28Mon
    宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける
  • 2025.2.12Wed
    小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、東京の店舗「Clarks SHIBUYA」。歩道橋に面した視認性で難易度の高い区画。往来する人々の目線を考慮し、窓際に“曲面の展示壁”と“フルハイトミラー”を対面で設える構成を考案。円弧を描く1枚壁は多様な商品群を“ひとつの世界観”として表現
  • 2024.9.06Fri
    宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の飲食店「noie」。住宅の一部を改修したワインバー。地域住民の“もうひとつの家”を目指し、厨房を多角形のカウンターで取り囲んで“自然と会話が生まれるような”距離感を創出。空間演出や店の在り方を考慮して様々な色も用いる
  • 2024.9.04Wed
    小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、東京・日本橋の宿泊施設「Hotel Rakuragu」。都心の雑居ビルに囲まれた狭小地での計画。“面積以上の広さの獲得”を求め、“都市の隙間”に向けて各階ごとに異なる形状のバルコニーを設ける建築を考案。構想を実現する為に“ブレース併用ラーメン構造”を採用
  • 2024.8.30Fri
    宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・江東区の住宅改修「亀戸天神の客間」。客人をもてなす暮らしを思い描く施主の為に計画。ゲストの為に“どうあるべきか”を主題とし、ホテルやレストランを作る様な姿勢で設計。自然光が美しく照らすように考慮した“広いワンルーム”のLDK空間を考案
  • 2024.8.09Fri
    小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、東京・渋谷区の店舗「ORCIVAL」。フランス発祥ブランドの日本旗艦店。製品特長の“心地良い世界観”に来訪者の気持ちを誘う為、天然木の風合いもある“波が打った様な形状”の天井を備えた空間を考案。30mm幅の木板を用いて職人の手仕事で作る
  • 2023.8.28Mon
    宮崎晃吉 / HAGISOによる、群馬・高崎市の飲食店「Laithai」。駅に近い国道沿いの区画での計画。街への“創作の風景”の提示を意図し、通り側に厨房を配置して“大きなFIX窓”を設置。建物の脇に設けたウッドデッキのアプローチ空間は外観全体の再構築の起点の役割も担う
  • 2022.8.19Fri
    中村創+中村弘美 / DAN設計室による、長崎の「島原のオフィス」。海と山を望む港の前に計画。景色への眺望と外部からの視線軽減の両立を目指し、道路に対し斜めに振った外壁とランダム配置の開口を考案。斜め壁は建築に陰影も与え時間と共に表情を変化させる
  • 2021.5.12Wed
    中村創 / DAN設計室のデザイン監修、オカケンの設計施工による、神奈川・大和市の、建売住宅「南林間のふたつの家」
  • 2021.5.07Fri
    中村創 / DAN設計室のデザイン監修、オカケンの設計施工による、神奈川・横浜市の住宅「すみれが丘の家」
  • view all
view all

建築求人情報

Loading...

 

    公式アカウントをフォローして、見逃せない建築情報を受け取ろう。

    60,858
    • Follow
    82,002
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    この日更新したその他の記事

    浅井正憲+浅井百合 / 浅井アーキテクツによる、東京の「丸井スズキ足立事業本部新社屋」。菓子専門商社の施設の建替。“部署間の連携強化”を目指し、分棟だった事務所と物流倉庫の一体化に加えてオフィスをワンフロアに収める構成を考案。複雑な関係を視覚化して働く人が“協働”を意識できる建築を造る
    photo©鈴木文人写真事務所

    SHARE 浅井正憲+浅井百合 / 浅井アーキテクツによる、東京の「丸井スズキ足立事業本部新社屋」。菓子専門商社の施設の建替。“部署間の連携強化”を目指し、分棟だった事務所と物流倉庫の一体化に加えてオフィスをワンフロアに収める構成を考案。複雑な関係を視覚化して働く人が“協働”を意識できる建築を造る

    architecture|feature
    川村構造設計室浅井アーキテクツ三浦工務店建材(外装・壁)建材(外装・建具)建材(内装・床)建材(内装・照明)建材(内装・キッチン)建材(内装・家具)建材(内装・その他)建材(内装・水廻り)浅井正憲浅井百合鈴木文人足立区図面あり事務所東京
    浅井正憲+浅井百合 / 浅井アーキテクツによる、東京の「丸井スズキ足立事業本部新社屋」。菓子専門商社の施設の建替。“部署間の連携強化”を目指し、分棟だった事務所と物流倉庫の一体化に加えてオフィスをワンフロアに収める構成を考案。複雑な関係を視覚化して働く人が“協働”を意識できる建築を造る外観、東側よりエントランス側を見る、夜景 photo©鈴木文人写真事務所
    浅井正憲+浅井百合 / 浅井アーキテクツによる、東京の「丸井スズキ足立事業本部新社屋」。菓子専門商社の施設の建替。“部署間の連携強化”を目指し、分棟だった事務所と物流倉庫の一体化に加えてオフィスをワンフロアに収める構成を考案。複雑な関係を視覚化して働く人が“協働”を意識できる建築を造る1階から2階への階段 photo©鈴木文人写真事務所
    浅井正憲+浅井百合 / 浅井アーキテクツによる、東京の「丸井スズキ足立事業本部新社屋」。菓子専門商社の施設の建替。“部署間の連携強化”を目指し、分棟だった事務所と物流倉庫の一体化に加えてオフィスをワンフロアに収める構成を考案。複雑な関係を視覚化して働く人が“協働”を意識できる建築を造る2階、メインオフィス photo©鈴木文人写真事務所
    浅井正憲+浅井百合 / 浅井アーキテクツによる、東京の「丸井スズキ足立事業本部新社屋」。菓子専門商社の施設の建替。“部署間の連携強化”を目指し、分棟だった事務所と物流倉庫の一体化に加えてオフィスをワンフロアに収める構成を考案。複雑な関係を視覚化して働く人が“協働”を意識できる建築を造る3階、正面:ライブラリーショールーム、右:コミュニケーションコーナー photo©鈴木文人写真事務所

    浅井正憲+浅井百合 / 浅井アーキテクツが設計した、東京・足立区の「丸井スズキ足立事業本部新社屋」です。
    菓子専門商社の施設の建替の計画です。建築家は、“部署間の連携強化”を目指し、分棟だった事務所と物流倉庫の一体化に加えてオフィスをワンフロアに収める構成を考案しました。また、複雑な関係を視覚化して働く人が“協働”を意識できる建築を造ることも意図されました。

    明治28年創業の菓子専門商社、株式会社丸井スズキの事業本部の東京都足立区南花畑での建替えプロジェクトです。
    分棟であった事務棟と倉庫物流センターを上下に重ね、メインオフィスをワンフロアに収めることによって部署間の連携強化を図り、社内の一体的な活動を促す構成としました。

    建築家によるテキストより

    1階はプロセスセンター(流通加工部門)、2階はメインオフィス、3階はプレゼンテーションの場と社内コミュニケーションの場、キッチンスタジオや品質検査室などの専門室で構成されています。企画、商品開発、品質管理、営業、バックオフィスチーム、物流センターなど社内の多岐にわたる業務それぞれに携わるワーカーが一体感をもてるよう、業務の流れをひとつの矩形の建築に集め、複雑な関係性が視覚的、空間的に現れることで「協働」を意識することができる、ひとつの街のようなオフィスを目指しました。

    建築家によるテキストより

    2階のメインオフィスがプロセスセンターのトラックヤードの庇代わりに張り出しているので、東面のカーテンウォールを介してオフィスから出庫するトラックが見える、トラックも入ってくるときオフィスの下階へ入り込んでいくような動線とするなどお互いの動きを感じることができます。

    建物の奥行が物流倉庫に合わせて深いため、2階メインオフィス中央には3階と視線がつながる光が入り込んでくる吹き抜けがあり、3階部分で外気に面することで中間期には重力換気に用いることもできます。また、3階のコミュニケーションコーナーや企業フェアなどを行うプレゼンテーションスペース、ライブラリースペースともつながり、メインオフィス内の活動が社外の様々な事業につながっていくイメージを感じられるよう意図しました。

    建築家によるテキストより
    • 残り43枚の写真と建築家によるテキスト
    • SHARE
    川村構造設計室浅井アーキテクツ三浦工務店建材(外装・壁)建材(外装・建具)建材(内装・床)建材(内装・照明)建材(内装・キッチン)建材(内装・家具)建材(内装・その他)建材(内装・水廻り)浅井正憲浅井百合鈴木文人足立区図面あり事務所東京
    2024.08.21 Wed 15:43
    0
    permalink
    2024.8.20Tue
    • 保坂裕信 / haによる、神奈川・横浜市の「8つの光庭のある家」。往来のある道に面した敷地。外の視線から保護しつつ“光が溢れる住環境”を実現する為に、天窓や高窓から採光する“光庭”を平面に散在させる構成を考案。施主の望む“ミニマル”も二重壁等を用いて木造で実現
    2024.8.22Thu
    • 安藤祐介建築空間研究所による、愛媛・西条市の「異郷人の家 / 凹レンズハウス」。都心から移住する家族の為に既存民家を改修。改修の選択を施主がポジティブに捉えられるよう、住まいを“家族を乗せた宇宙船”に見立てる“ナラティブな設計手法”を考案。構成や素材もストーリーに基づき決定する

    Subscribe and Follow

    公式アカウントをフォローして、
    見逃せない建築情報を受け取ろう。

    「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
    様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

    60,858
    • Follow
    82,002
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    architecturephoto® News Letter

    メールマガジンでも最新の更新情報を配信中

    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    Copyright © architecturephoto.net.

    • 建築
    • アート
    • カルチャー
    • デザイン
    • ファッション
    • 書籍
    • 展覧会
    • コンペ
    • 動画
    • テレビ
    • 特集記事
    • 注目情報
    • タグ
    • アーキテクチャーフォト ジョブボード
    • アーキテクチャーフォト・ブック
    • アーキテクチャーフォト・プロダクト
    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    メールマガジンで最新の情報を配信しています

    この記事をシェア
    タイトルタイトルタイトルタイトルタイトル
    https://architecturephoto.net/permalink

    記事について#architecturephotonetでつぶやいてみましょう。
    有益なコメントは拡散や、サイトでも紹介させていただくこともございます。

    architecturephoto®
    • black
    • gray
    • white