水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする 俯瞰、北側より見る。 photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする 外観、北側より見る。 photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする 回廊からホールを見る。 photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする 回廊からホールを見る。 photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalito が設計した、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」です。
企業の為の展示やイベントを行う施設です。建築家は、回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案しました。そして、メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にしています。
マクセル株式会社(以下、マクセル)の敷地の一画、約2万㎡を活用し、京都府および公益財団法人京都産業 21との協働により「アート&テクノロジー・ヴィレッジ京都(以下ATVK)」が計画された。「クセがあるスタジオ」は、そのATVK内の企業ブースサイトに建つ、100㎡程度の小さな建築である。
このスタジオでは、マクセルと次世代を担う人材、またこれまで出会わなかった感性やテクノロジー、創造性が「混ざり合う」ことで、新たな価値を生みだすことを目的とし、若手クリエイターを対象としたアワード(クセがあるアワード:混)やトークイベント、またワークショップ等が開催される。
空間の特性として「回遊性」と「中心性」の両方が求められたことから、中央に「九間(ここのま)」の大きさのあるホールを内包した、回廊形式のプランとした。ホールと回廊の間には、ワイヤーメッシュによる、透過する展示壁を「建具」として設え、シチュエーションに応じて変容する空間を意図した。併せてデザインしたオリジナル什器(TABLE_MX)は、ロゴマークのカタチを踏襲しながら、ワークショップの際は円卓として、展示の際は静的な空間に動きを与えるクネクネとした展示台として、空間の変容を助長する。
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水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする 鳥瞰、敷地上空から見る。 photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする 俯瞰、敷地上空から見る。 photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする 俯瞰、北側より見る。 photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする 外観、東側より見る。 photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする 外観、北側より見る。 photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする 外観、北西側より見る。 photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする 外観、南東側より見る。 photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする 外観、北側より見る。 photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする 外観、東側より見る。 photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする 外観、ワイヤーの詳細 photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする 外観、北西側より見る。 photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする 左:回廊、右:ホール photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする 回廊からホールを見る。 photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする 回廊からホールを見る。 photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする ホール、家具の詳細 photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする 回廊から建具越しに家具を見る。 photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする 建具の詳細 photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする 建具の詳細 photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする 回廊から建具越しに家具を見る。 photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする 左:ホール、右:回廊 photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする 回廊からホールを見る。 photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする 回廊からホールを見る。 photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする ホール photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする 回廊からホールを見る。 photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする ホール、家具の詳細 photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする ホール、夕景 photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする ホール、ハイサイドライトを見る、夕景 photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする 外観、ワイヤーを見る、夕景 photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする 外観、ワイヤーを見る、夕景 photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする 外観、ハイサイドライトとワイヤーを見る、夕景 photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする 外観、ハイサイドライトとワイヤーを見る、夕景 photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする 外観、北側より見る、夕景 photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする 外観、北西側より見る、夜景 photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする 平面図 image©kvalito
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする アクソメ図 image©kvalito
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする ダイアグラム image©kvalito
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする ダイアグラム image©kvalito
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする 模型写真 photo©kvalito
オリジナル什器「TABLE_MX」と可動式展示ウォール
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水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする photo©足袋井竜也
水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする ダイアグラム image©kvalito
以下、建築家によるテキストです。
多義的で可変的な、ゆらぎのある中庸
マクセル株式会社(以下、マクセル)の敷地の一画、約2万㎡を活用し、京都府および公益財団法人京都産業 21との協働により「アート&テクノロジー・ヴィレッジ京都(以下ATVK)」が計画された。「クセがあるスタジオ」は、そのATVK内の企業ブースサイトに建つ、100㎡程度の小さな建築である。
このスタジオでは、マクセルと次世代を担う人材、またこれまで出会わなかった感性やテクノロジー、創造性が「混ざり合う」ことで、新たな価値を生みだすことを目的とし、若手クリエイターを対象としたアワード(クセがあるアワード:混)やトークイベント、またワークショップ等が開催される。
空間の特性として「回遊性」と「中心性」の両方が求められたことから、中央に「九間(ここのま)」の大きさのあるホールを内包した、回廊形式のプランとした。ホールと回廊の間には、ワイヤーメッシュによる、透過する展示壁を「建具」として設え、シチュエーションに応じて変容する空間を意図した。併せてデザインしたオリジナル什器(TABLE_MX)は、ロゴマークのカタチを踏襲しながら、ワークショップの際は円卓として、展示の際は静的な空間に動きを与えるクネクネとした展示台として、空間の変容を助長する。
プログラムの特性から「開放的な展示空間」を実現するため、周囲に庇を1.8mはね出している。(日射シミュレーションで寸法を決定)2方向はね出しとなる四隅は、ハイサイドライトの立上りを利用して、ワイヤーで庇を上部に吊り上げる構造とした。ハイサイドライトの斜材は、ワイヤーの反力を受ける構造材であると共に、中央の5.4mスパンを支えるトラス梁としても機能する。
外周部のワイヤーは、ATVK [アート / テクノロジー / ヴィレッジ(ネイチャー)] の名前にちなんで、ストリングアートであり、テクノロジーの要素を持った構造ワイヤーであり、自然の要素を持った緑化ワイヤーでもある。(当初鉄骨造として、全てを耐震ワイヤーとして計画したが、コスト削減のため、木造に変更し、構造ワイヤーの位置を限定している)
可動式展示ウォールや、オリジナル什器、外周部を取り巻くワイヤー等、建築を構成するさまざまな要素に複合的な意味を「混ぜ合わせる」ことで、多義的で可変的な、ゆらぎのある中庸な状態を目指した。今後この空間に、次世代を担うクリエイターの作品が加わり、また様々な活動が折り重なることで、多様な「クセ」が表出し、少し先の未来を共に創造する場として醸成されることを見守っていきたい。
TABLE_MX
「マクセル クセがあるスタジオ」のためにデザインした展示台兼ワークショップテーブルである。
ロゴマークは「建築の回廊形式及び傾きのある配置プラン」「マルのなかにクセがある(マクセル)」のコンセプトを反映するカタチとして、グラフィックデザイナー / 一ノ瀬雄太氏によりデザインされた。そのロゴマークの形状から、再度空間へのフィードバックとして、オリジナル什器「TABLE_MX」をデザインした。
中央部の楕円を取り外し式天板とすることで、ワークショップの際は円卓として、展示の際は静的な空間に動きを与えるクネクネとした展示台として利用される。取り外した天板もぺケ台に乗せることで、小さな展示台として機能する。
限られたデザイン期間と予算という制約の中で、様々なクリエイターとの協働のもとデザインしたこの什器が、「クセがあるスタジオ」の空間の中で、また次世代のクリエイターの創造性を掻き立てる一因となれば幸いである。
■建築概要
建物名称:マクセル クセがあるスタジオ
所在地:京都府大山崎町
主要用途:展示場
設計:kvalito 担当/水上和哉
クリエイティブディレクション:Loftwork inc.
企画:株式会社802 メディアワークス
構造設計:IN-STRUCT 担当/東郷拓真
照明設計:Yu light 担当/種子島ゆり
施工:木村工務店 担当/冨桝泰人、山元智浩
植栽:園園 担当/中山智憲
ロゴデザイン:一ノ瀬雄太
コピーライター:はせがわてつじ
構造・規模:木造1階建て
建築面積:120.91㎡
床面積:91.00㎡
設計期間:2023年7月~2023年11月
工事期間:2023年12月~2024年3月
写真:足袋井竜也
建材情報 種別 使用箇所 商品名(メーカー名) 外装・壁 外壁 窯業系サイディング [無塗装品] の上、シルバー塗装
外装・建具 開口部 既製住宅用アルミサッシ
外装・その他 ワイヤー ステンレスワイヤー素地
内装・壁 壁 石こうボードの上、シルバー塗装
構造用合板の上、シルバー塗装
内装・建具 建具 木製建具 [可動式展示ウォール]
※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちら から※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません
The “KUSE GA ARU (quirky) STUDIO,” located within the “Art & Technology Village Kyoto (ATVK),” is a small building of approximately 100 square meters on Maxell Corporation’s site. Collaborating with Kyoto Prefecture and KYOTO Industrial Support Organization 21, Maxell aims to create new value by “mixing (MAZERU)” its own expertise, next-generation talent, and previously unencountered sensibilities, technologies, and creativity. The studio hosts awards (KUSE ga aru Award: MAZERU) for young creators, talk events, workshops, and more.
The studio features both “circulation” and “centrality.” Its corridor-style plan includes a central hall approximately the size of a traditional Japanese architectural measurement called “Kokono-Ma (Approx. 30 square meters).” Transparent exhibition walls made of wire mesh serve as “fixtures” between the hall and the corridor, allowing the space to transform based on different situations. The original fixture, TABLE_MX, follows the logo’s shape and serves as a round table during workshops and a dynamic display platform during exhibitions, enhancing spatial flexibility.
To create an “open exhibition space” in line with the program’s requirements, eaves extend 1.8 meters outward from the perimeter (determined through sunlight simulation). The four corners of the eaves, which have the most severe structural requirements, are supported by wires using the rise of the high side lights. The braces installed in the high side lights are structural members that receive the reaction force of the wires, and also function as truss beams that support the central 5.4m span.
Citing the concept of ATVK【Art / Technology / Village (Nature)】, the wires around the perimeter are string art, structural wires with technology elements, and greening wires with nature elements. (Originally, it was planned to be a steel-frame building with all earthquake-resistant wires, but in order to reduce costs, it was changed to a wooden structure and the number of structural wires was limited.)
A variable and multilayered space was created by melding composite meanings into various elements, such as movable exhibition walls, original fixtures, and surrounding wires. From now on, as the works of next generation creators are added to this space, and as various activities overlap, a variety of “quirks (KUSE)” will be revealed, and we hope that it will grow as a place where we can co-create the future just a little bit ahead.
“TABLE_MX” is an exhibition stand and workshop table designed for “Maxell KUSE GA ARU STUDIO”. It follows the shape of the logo designed by graphic designer Yuta Ichinose.
By making the oval in the center a removable top, it can be used as a round table during workshops, or as a curved exhibition stand that adds movement to a static space during exhibitions. The removed top plate can also be placed on easily assembled legs to function as a small display stand.
It was designed in collaboration with various creators within the constraints of a limited design period and budget. We hope that this furniture will help stimulate the creativity of the next generation of creators in the space of “KUSE GA ARU STUDIO.”
Maxell KUSE GA ARU STUDIO
Location: Oyamazaki Kyoto Japan
Architect: kvalito / Kazuya Mizukami
Creative direction: Loftwork inc.
Project planner: 802MEDIAWORKS
Structural Engineer: IN-STRUCT / Takuma Togo
lighting designer: Yu light / Yuri Tanegashima
Construction: Kimura Koumuten
Landscape Designer: Enen / Tomonori Nakayama
Graphic designer: Yuta Ichinose
Copywriter: Tetsuji Hasegawa
Total floor area: 91.00㎡
Design period: 2023/7-2023/11
Construction period: 2023/12-2024/3
Photographer: Tatsuya Tabii