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長坂常 / スキーマ建築計画による、北海道の店舗「函館千秋庵総本家」。外観の上下が和洋折衷の建物が並ぶ地域に建つ老舗和菓子店の改修。新しい“和洋折衷”の在り方も意図し、地域でも馴染み深い“洋煉瓦”を“尺モジュール”等で馴染ませる空間を考案。家具類は床が隆起した様に作る
photo©高野ユリカ

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architecture|feature
ハシゴタカ建築設計事務所平野建業スキーマ建築計画高野ユリカ図面あり店舗北海道長坂常
長坂常 / スキーマ建築計画による、北海道の店舗「函館千秋庵総本家」。外観の上下が和洋折衷の建物が並ぶ地域に建つ老舗和菓子店の改修。新しい“和洋折衷”の在り方も意図し、地域でも馴染み深い“洋煉瓦”を“尺モジュール”等で馴染ませる空間を考案。家具類は床が隆起した様に作る外観、北側の道路より見る。 photo©高野ユリカ
長坂常 / スキーマ建築計画による、北海道の店舗「函館千秋庵総本家」。外観の上下が和洋折衷の建物が並ぶ地域に建つ老舗和菓子店の改修。新しい“和洋折衷”の在り方も意図し、地域でも馴染み深い“洋煉瓦”を“尺モジュール”等で馴染ませる空間を考案。家具類は床が隆起した様に作る外観、物販店舗出入口越しにディスプレイカウンターを見る、夕景 photo©高野ユリカ
長坂常 / スキーマ建築計画による、北海道の店舗「函館千秋庵総本家」。外観の上下が和洋折衷の建物が並ぶ地域に建つ老舗和菓子店の改修。新しい“和洋折衷”の在り方も意図し、地域でも馴染み深い“洋煉瓦”を“尺モジュール”等で馴染ませる空間を考案。家具類は床が隆起した様に作る1階、カフェ1、屋外スペース側を見る。 photo©高野ユリカ
長坂常 / スキーマ建築計画による、北海道の店舗「函館千秋庵総本家」。外観の上下が和洋折衷の建物が並ぶ地域に建つ老舗和菓子店の改修。新しい“和洋折衷”の在り方も意図し、地域でも馴染み深い“洋煉瓦”を“尺モジュール”等で馴染ませる空間を考案。家具類は床が隆起した様に作る1階、カフェ1、カウンターの詳細 photo©高野ユリカ

長坂常 / スキーマ建築計画が設計した、北海道の店舗「函館千秋庵総本家」です。
外観の上下が和洋折衷の建物が並ぶ地域に建つ老舗和菓子店の改修です。建築家は、新しい“和洋折衷”の在り方も意図し、地域でも馴染み深い“洋煉瓦”を“尺モジュール”等で馴染ませる空間を考案しました。また、家具類は床が隆起した様に作りました。店舗の場所はこちら(Google Map)。

函館の街を歩いていると、世界に開かれた港町としての歴史を感じるレンガ造の倉庫、洋館や蔵だけでなく、1階が和風、2階が洋風に設計された一見不思議な上下和洋折衷の建物を多く目にする。建物の構造は木造がほとんどで、洋の要素は表一面の装飾のみが多い。

この和洋折衷の建物が多く並ぶ元町、その地に昔から地元の人たちに慕われてきた和菓子屋である千秋庵がある。
蔵を中心に周りが木造でつくられた和風の建物で、正面の構えは函館のランドマーク的存在ともなっていた。

建築家によるテキストより

今回店舗改修の計画にあたり、和菓子を買いに来たお客さまが少し休みながらコーヒーも飲めるようなカフェを併設することになり、今まで倉庫や梱包する場所として使われていた蔵をカフェに転用し、合わせて既存のお店、そしてオフィスを改修した。

建築家によるテキストより

その際に建物の外部にわずかだが敷き込まれていた洋的要素であるレンガに着目し、それを既存の木造建築内部にまで連続させ土間の素材として用い、さらにところどころ隆起させてカウンターやベンチなど必要な家具を構成した。

立ち上がったレンガの造作物は木造建築の尺モジュールでカットされ、切りもののレンガが端部に現れる。素材としての洋“レンガ”を構成の一部として和の既存建築に馴染むよう計画し、表層だけではなく空間全体が和洋折衷な店舗を目指した。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

長坂常 / スキーマ建築計画による、北海道の店舗「函館千秋庵総本家」。外観の上下が和洋折衷の建物が並ぶ地域に建つ老舗和菓子店の改修。新しい“和洋折衷”の在り方も意図し、地域でも馴染み深い“洋煉瓦”を“尺モジュール”等で馴染ませる空間を考案。家具類は床が隆起した様に作る外観、東側の歩道より見る。 photo©高野ユリカ
長坂常 / スキーマ建築計画による、北海道の店舗「函館千秋庵総本家」。外観の上下が和洋折衷の建物が並ぶ地域に建つ老舗和菓子店の改修。新しい“和洋折衷”の在り方も意図し、地域でも馴染み深い“洋煉瓦”を“尺モジュール”等で馴染ませる空間を考案。家具類は床が隆起した様に作る外観、北側の道路より見る。 photo©高野ユリカ
長坂常 / スキーマ建築計画による、北海道の店舗「函館千秋庵総本家」。外観の上下が和洋折衷の建物が並ぶ地域に建つ老舗和菓子店の改修。新しい“和洋折衷”の在り方も意図し、地域でも馴染み深い“洋煉瓦”を“尺モジュール”等で馴染ませる空間を考案。家具類は床が隆起した様に作る1階、物販店舗、ディスプレイカウンターを見る。 photo©高野ユリカ
長坂常 / スキーマ建築計画による、北海道の店舗「函館千秋庵総本家」。外観の上下が和洋折衷の建物が並ぶ地域に建つ老舗和菓子店の改修。新しい“和洋折衷”の在り方も意図し、地域でも馴染み深い“洋煉瓦”を“尺モジュール”等で馴染ませる空間を考案。家具類は床が隆起した様に作る1階、物販店舗、ディスプレイカウンターを見る。 photo©高野ユリカ
長坂常 / スキーマ建築計画による、北海道の店舗「函館千秋庵総本家」。外観の上下が和洋折衷の建物が並ぶ地域に建つ老舗和菓子店の改修。新しい“和洋折衷”の在り方も意図し、地域でも馴染み深い“洋煉瓦”を“尺モジュール”等で馴染ませる空間を考案。家具類は床が隆起した様に作る1階、物販店舗、ディスプレイカウンターの詳細 photo©高野ユリカ
長坂常 / スキーマ建築計画による、北海道の店舗「函館千秋庵総本家」。外観の上下が和洋折衷の建物が並ぶ地域に建つ老舗和菓子店の改修。新しい“和洋折衷”の在り方も意図し、地域でも馴染み深い“洋煉瓦”を“尺モジュール”等で馴染ませる空間を考案。家具類は床が隆起した様に作る1階、カフェ1への入口 photo©高野ユリカ
長坂常 / スキーマ建築計画による、北海道の店舗「函館千秋庵総本家」。外観の上下が和洋折衷の建物が並ぶ地域に建つ老舗和菓子店の改修。新しい“和洋折衷”の在り方も意図し、地域でも馴染み深い“洋煉瓦”を“尺モジュール”等で馴染ませる空間を考案。家具類は床が隆起した様に作る1階、カフェ1、屋外スペース側を見る。 photo©高野ユリカ
長坂常 / スキーマ建築計画による、北海道の店舗「函館千秋庵総本家」。外観の上下が和洋折衷の建物が並ぶ地域に建つ老舗和菓子店の改修。新しい“和洋折衷”の在り方も意図し、地域でも馴染み深い“洋煉瓦”を“尺モジュール”等で馴染ませる空間を考案。家具類は床が隆起した様に作る1階、カフェ1、カウンターの詳細 photo©高野ユリカ
長坂常 / スキーマ建築計画による、北海道の店舗「函館千秋庵総本家」。外観の上下が和洋折衷の建物が並ぶ地域に建つ老舗和菓子店の改修。新しい“和洋折衷”の在り方も意図し、地域でも馴染み深い“洋煉瓦”を“尺モジュール”等で馴染ませる空間を考案。家具類は床が隆起した様に作る1階、カフェ1、カウンターの詳細 photo©高野ユリカ
長坂常 / スキーマ建築計画による、北海道の店舗「函館千秋庵総本家」。外観の上下が和洋折衷の建物が並ぶ地域に建つ老舗和菓子店の改修。新しい“和洋折衷”の在り方も意図し、地域でも馴染み深い“洋煉瓦”を“尺モジュール”等で馴染ませる空間を考案。家具類は床が隆起した様に作る1階、カフェ1、カウンター内部を見る。 photo©高野ユリカ
長坂常 / スキーマ建築計画による、北海道の店舗「函館千秋庵総本家」。外観の上下が和洋折衷の建物が並ぶ地域に建つ老舗和菓子店の改修。新しい“和洋折衷”の在り方も意図し、地域でも馴染み深い“洋煉瓦”を“尺モジュール”等で馴染ませる空間を考案。家具類は床が隆起した様に作る1階、カフェ1、カウンターを見る。 photo©高野ユリカ
長坂常 / スキーマ建築計画による、北海道の店舗「函館千秋庵総本家」。外観の上下が和洋折衷の建物が並ぶ地域に建つ老舗和菓子店の改修。新しい“和洋折衷”の在り方も意図し、地域でも馴染み深い“洋煉瓦”を“尺モジュール”等で馴染ませる空間を考案。家具類は床が隆起した様に作る1階、カフェ1、カウンターから客席を見る。 photo©高野ユリカ
長坂常 / スキーマ建築計画による、北海道の店舗「函館千秋庵総本家」。外観の上下が和洋折衷の建物が並ぶ地域に建つ老舗和菓子店の改修。新しい“和洋折衷”の在り方も意図し、地域でも馴染み深い“洋煉瓦”を“尺モジュール”等で馴染ませる空間を考案。家具類は床が隆起した様に作る1階、カフェ1、屋外スペースへのドアの詳細 photo©高野ユリカ
長坂常 / スキーマ建築計画による、北海道の店舗「函館千秋庵総本家」。外観の上下が和洋折衷の建物が並ぶ地域に建つ老舗和菓子店の改修。新しい“和洋折衷”の在り方も意図し、地域でも馴染み深い“洋煉瓦”を“尺モジュール”等で馴染ませる空間を考案。家具類は床が隆起した様に作る1階、カフェ1、サイン photo©高野ユリカ
長坂常 / スキーマ建築計画による、北海道の店舗「函館千秋庵総本家」。外観の上下が和洋折衷の建物が並ぶ地域に建つ老舗和菓子店の改修。新しい“和洋折衷”の在り方も意図し、地域でも馴染み深い“洋煉瓦”を“尺モジュール”等で馴染ませる空間を考案。家具類は床が隆起した様に作る2階、カフェ2 photo©高野ユリカ
長坂常 / スキーマ建築計画による、北海道の店舗「函館千秋庵総本家」。外観の上下が和洋折衷の建物が並ぶ地域に建つ老舗和菓子店の改修。新しい“和洋折衷”の在り方も意図し、地域でも馴染み深い“洋煉瓦”を“尺モジュール”等で馴染ませる空間を考案。家具類は床が隆起した様に作る2階、カフェ2 photo©高野ユリカ
長坂常 / スキーマ建築計画による、北海道の店舗「函館千秋庵総本家」。外観の上下が和洋折衷の建物が並ぶ地域に建つ老舗和菓子店の改修。新しい“和洋折衷”の在り方も意図し、地域でも馴染み深い“洋煉瓦”を“尺モジュール”等で馴染ませる空間を考案。家具類は床が隆起した様に作る1階、物販店舗、トイレ出入口のサイン photo©高野ユリカ
長坂常 / スキーマ建築計画による、北海道の店舗「函館千秋庵総本家」。外観の上下が和洋折衷の建物が並ぶ地域に建つ老舗和菓子店の改修。新しい“和洋折衷”の在り方も意図し、地域でも馴染み深い“洋煉瓦”を“尺モジュール”等で馴染ませる空間を考案。家具類は床が隆起した様に作る1階、物販店舗、カウンターでの作業の様子。 photo©高野ユリカ
長坂常 / スキーマ建築計画による、北海道の店舗「函館千秋庵総本家」。外観の上下が和洋折衷の建物が並ぶ地域に建つ老舗和菓子店の改修。新しい“和洋折衷”の在り方も意図し、地域でも馴染み深い“洋煉瓦”を“尺モジュール”等で馴染ませる空間を考案。家具類は床が隆起した様に作る1階、物販店舗、ディスプレイカウンターを見る、夕景 photo©高野ユリカ
長坂常 / スキーマ建築計画による、北海道の店舗「函館千秋庵総本家」。外観の上下が和洋折衷の建物が並ぶ地域に建つ老舗和菓子店の改修。新しい“和洋折衷”の在り方も意図し、地域でも馴染み深い“洋煉瓦”を“尺モジュール”等で馴染ませる空間を考案。家具類は床が隆起した様に作る外観、物販店舗出入口越しにディスプレイカウンターを見る、夕景 photo©高野ユリカ
長坂常 / スキーマ建築計画による、北海道の店舗「函館千秋庵総本家」。外観の上下が和洋折衷の建物が並ぶ地域に建つ老舗和菓子店の改修。新しい“和洋折衷”の在り方も意図し、地域でも馴染み深い“洋煉瓦”を“尺モジュール”等で馴染ませる空間を考案。家具類は床が隆起した様に作る外観、北西側の道路より見る、夕景 photo©高野ユリカ
長坂常 / スキーマ建築計画による、北海道の店舗「函館千秋庵総本家」。外観の上下が和洋折衷の建物が並ぶ地域に建つ老舗和菓子店の改修。新しい“和洋折衷”の在り方も意図し、地域でも馴染み深い“洋煉瓦”を“尺モジュール”等で馴染ませる空間を考案。家具類は床が隆起した様に作る1階平面図 image©スキーマ建築計画
長坂常 / スキーマ建築計画による、北海道の店舗「函館千秋庵総本家」。外観の上下が和洋折衷の建物が並ぶ地域に建つ老舗和菓子店の改修。新しい“和洋折衷”の在り方も意図し、地域でも馴染み深い“洋煉瓦”を“尺モジュール”等で馴染ませる空間を考案。家具類は床が隆起した様に作る2階平面図 image©スキーマ建築計画
長坂常 / スキーマ建築計画による、北海道の店舗「函館千秋庵総本家」。外観の上下が和洋折衷の建物が並ぶ地域に建つ老舗和菓子店の改修。新しい“和洋折衷”の在り方も意図し、地域でも馴染み深い“洋煉瓦”を“尺モジュール”等で馴染ませる空間を考案。家具類は床が隆起した様に作る断面図 image©スキーマ建築計画

以下、建築家によるテキストです。


函館の街を歩いていると、世界に開かれた港町としての歴史を感じるレンガ造の倉庫、洋館や蔵だけでなく、1階が和風、2階が洋風に設計された一見不思議な上下和洋折衷の建物を多く目にする。建物の構造は木造がほとんどで、洋の要素は表一面の装飾のみが多い。

この和洋折衷の建物が多く並ぶ元町、その地に昔から地元の人たちに慕われてきた和菓子屋である千秋庵がある。
蔵を中心に周りが木造でつくられた和風の建物で、正面の構えは函館のランドマーク的存在ともなっていた。

今回店舗改修の計画にあたり、和菓子を買いに来たお客さまが少し休みながらコーヒーも飲めるようなカフェを併設することになり、今まで倉庫や梱包する場所として使われていた蔵をカフェに転用し、合わせて既存のお店、そしてオフィスを改修した。

その際に建物の外部にわずかだが敷き込まれていた洋的要素であるレンガに着目し、それを既存の木造建築内部にまで連続させ土間の素材として用い、さらにところどころ隆起させてカウンターやベンチなど必要な家具を構成した。

立ち上がったレンガの造作物は木造建築の尺モジュールでカットされ、切りもののレンガが端部に現れる。素材としての洋“レンガ”を構成の一部として和の既存建築に馴染むよう計画し、表層だけではなく空間全体が和洋折衷な店舗を目指した。

老舗和菓子屋としての建物正面の構えや伝統的な日本家屋の佇まいは残しつつ、函館の人たちにとって馴染み深いレンガという素材を用いることで、新しい和洋折衷のあり方を提案しながら、これまでと変わらず地元の人たちに愛されるような和菓子屋になることを願って計画した。
(庄里佳子)

■建築概要

題名:函館千秋庵総本家
住所:北海道函館市宝来町9-9
主用途:物販店舗、カフェ
設計:長坂常 / スキーマ建築計画 担当/庄里佳子
施工:平野建業
構造コンサルティング:ハシゴタカ建築設計事務所
協力:日本デザインセンター色部研究所
サイン計画:山口萌子
照明:遠藤照明
厨房:フクシマガリレイ
構造:木造
延床面積:197.54㎡
竣工:2024年5月
オープン:2024年5月
写真:高野ユリカ


Walking on the streets of Hakodate, one sees brick warehouses, Western-style buildings, and storehouses that give a sense of the city’s history as a port town open to the world. At the same time, one encounters many buildings featuring curious blends of Japanese and Western styles, with the first floor in Japanese and the second floor designed in Western style. Most buildings in the city are wood constructions, and the Western elements are limited to facade decorations.

Sensyuan is in Motomachi, where many buildings are eclectic blends of Japanese and Western styles, and has long been a popular confectionery shop among the locals. It is a Japanese-style wooden building with a storehouse at its center, and the front façade remains one of Hakodate’s landmarks for many years.

In planning the store renovation, we decided to add a café where customers who came to buy Japanese confectionaries could drop by for a coffee break.

We converted a warehouse previously used for storage and packing into a café and renovated the existing store and office. During the process, we noticed a Western element, a small amount of brick laid out on the exterior of the building.

So, we extended the brick to the interior of the existing wooden building, used it to cover the earthen floor, and raised it in places to create counters, benches, and other necessary furniture. The raised brickwork is cut based on the shaku module (approximately 30.3 cm) of traditional Japanese wooden construction, and the cross-section of the cut brickwork appears at the edges. Our design aimed to blend brick, a Western material, with the existing Japanese architecture as part of the composition, creating a shop that blends the Japanese and Western styles not only on the surface but throughout the interior.

We proposed a new way of blending Japanese and Western styles by using brick, a material familiar to Hakodate residents while retaining the appearance of a traditional Japanese house and the front of a long-established Japanese confectionary shop. We hope it will remain a popular confectionery among the locals for many years to come.
(Rikako Sho)

Hakodate Sensyuan Sohonke
Architects: Jo Nagasaka / Schemata Architects
Project team: Rikako Sho
Address: 9-9 Horaicho, Hakodate, Hokkaido
Usage: Japanese confectionary store, Cafe
Construction: HiranokengyoStructural
Consulting: ladderup architects
Collaboration: NDC Irobe Design Institute
signagedesign: Moeko Yamaguchi
lighting: ENDO Lighting Corp
kitchen: FUKUSHIMA GALILE
Floor area: 197.54m²
Type of structure: Wood
Completion: May, 2024
Open: May, 2024
Photographer: Yurika Kono

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西澤俊理 / NISHIZAWAARCHITECTSによる、ベトナムの多世帯住宅「チャウドックの家」
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ハシゴタカ建築設計事務所平野建業スキーマ建築計画高野ユリカ図面あり店舗北海道長坂常
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    トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区のオフィス「Arc’teryx Tokyo Creation Center」。既存建物の内外装を改修したクリエイション拠点。人々が集まる施設として、内外の繋がりの促進を意図し“OUTSIDE IN”を主題とする空間を志向。“山”をテーマにしたアートでブランドの原点も想起させる地下1階、コラボスペースからカッティングスペースを見る。 photo©見学友宙
    トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区のオフィス「Arc’teryx Tokyo Creation Center」。既存建物の内外装を改修したクリエイション拠点。人々が集まる施設として、内外の繋がりの促進を意図し“OUTSIDE IN”を主題とする空間を志向。“山”をテーマにしたアートでブランドの原点も想起させる屋上階、ルーフトップ2 photo©見学友宙

    トラフ建築設計事務所が設計した、東京・渋谷区のオフィス「Arc’teryx Tokyo Creation Center」です。
    既存建物の内外装を改修したクリエイション拠点の計画です。建築家は、人々が集まる施設として、内外の繋がりの促進を意図し“OUTSIDE IN”を主題とする空間を志向しました。また、“山”をテーマにしたアートでブランドの原点も想起させる事も意図されました。ブランドの公式サイトはこちら。

    バンクーバーに本社をもつカナダのアウトドアブランド、アークテリクスの北米以外で初となる新たなクリエイション拠点、Tokyo Creation Centerの内外装計画。目黒青葉台の小高い立地にある地下1階、地上2階建てのRC造の建物をリノベーションした。

    日本国内だけでなく本社や海外からデザイナーが集まり、実際にプロダクトを使用するアスリートなどとのコミュニケーションを取りながら、デザイン、開発およびプロトタイプ製作を行える施設となることから、ローカルの特性を取り入れ、刺激を与え合うことのできる空間づくりが求められた。

    建築家によるテキストより

    そこで、様々な次元で内外のつながりを促すため、“OUTSIDE IN”をデザインコンセプトとして計画した。1階はプロトタイプ製作のためのソーイングエリアと執務エリア、2階はデザイナーのためのオフィス、地下1階は多目的コミュニティスペースと生地を裁断するワークショップや倉庫、眺望の良い屋上はアスリートやゲストが集うスペースとした。

    建築家によるテキストより

    ブランドの頭文字の“A”になぞらえて藍染めした板を斜め貼りした自動扉のエントランスを抜けると、吹き抜けに面した壁一面のヒノキのディスプレイ棚が出迎える。この棚にはブランドのアーカイブと共に日本および東京の文化や卓越した技術や手仕事、美意識を伝える品々を飾り、この施設の象徴とした。

    建築家によるテキストより
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    禿真哉Joel Fuller建材(内装・造作家具)建材(外装・建具)建材(内装・天井)建材(内装・壁)建材(内装・床)渋谷区図面あり見学友宙鈴野浩一トラフ建築設計事務所事務所リノベーション東京
    2024.07.22 Mon 06:47
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    最も注目を集めたトピックス[期間:2024/7/15-7/21]

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    architecture|feature
    最も注目を集めたトピックス
    最も注目を集めたトピックス[期間:2024/7/15-7/21]

    アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2024/7/15-7/21)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


    1. OMA / レム・コールハース+クリス・ヴァン・ドゥインによる、フランス・ボルドーの「シモーヌ・ヴェイユ橋」。幅44m長さ549mの橋。地域のアイデンティティとなる存在を目指し、全幅の半分以上を“多目的に使える公共空間”とする構成を考案。形式や構造表現への関心を捨ててパフォーマンスにフォーカスして構想
    2. トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」。模型メーカーの為の新旗艦店。“世界に発信できる”文化拠点を目指し、ボックスアートを積極的に見せる“全長約100m”の商品棚を中心とする構成を考案。“街の模型店”も想起させ“好奇心”の湧く空間を作る
    3. 2025年のヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館のキュレーターに、青木淳が決定。テーマは「中立点-生成AIとの未来」。キュラトリアルアドバイザーに家村珠代、出展作家に藤倉麻子+大村高広と砂木が名を連ねる
    4. 長坂常 / スキーマ建築計画による、岐阜・大垣市の店舗「船町ベース」。江戸時代から栄えた地域に建つカフェ併設の和菓子店。隣接する公園との繋がりを求め、同じ樹種を植えて連続性を作り“徐々に中に引き込まれる”状況を構築。大屋根を持つ三棟の配置で“心地良い”外の居場所も作る
    5. 東海林健 / EAによる、新潟市の「shiba house / 関屋の家」。砂丘地の起伏に沿って出来た住宅街での計画。土地固有の快適性の獲得を求め、内外を繋げた“砂丘にそのまま暮らすかの様な”地形と親密性のある個室群を備えた建築を考案。街並みへの批評性と地域との連続性も意図
    6. 長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・港区の「TOKYO NODE CAFE / TOKYO NODE LAB」。虎ノ門ヒルズ ステーションタワーでの計画。人々の活動を支援するリラックスした創作の場を目指し、“常に変化を受け入れられる様な”場を志向。既存仕上げの剥離等で周囲と対比的な“おおらかな”空間を作る
    7. ArchTankによる、広島・呉市の「明法寺三聲苑 二尊堂」。歴史ある寺の境内に造られた合祀墓。社会状況に応える“新しい墓の形式”を目指し、既存の庭に“木造の小さな屋根”を架けて“庭全体を墓に見立てる”合祀墓を考案。残された人々の日常の先にある存在として作る
    8. 佐熊勇亮 / 建築ズによる、千葉・習志野市の「津田沼の住宅改修」。築約40年のRC造集合住宅での計画。予算の制約下で“効果的に使い倒せる”場を目指し、元々の質を読み取り“環境に相乗りする”設計を志向。既存梁を参照した“ウソ梁”で一室空間の中に“領域性”を作り出す
    9. ファラによる、ポルトガル・ポルトの住宅「house within a few lines」。延床面積50㎡の幅の狭い住まい。平面と断面への“数本の線”の介入を行い、“湾曲した壁”と“曲がりくねる天井”が交差する動的な空間を構築。簡潔なヴォリュームで内部の複雑なスペクタクルを“偽装”する
    10. 今津康夫 / ninkipen!による、滋賀・愛荘町の「招き屋根の調剤薬局」。かつての“残影”が残る旧宿場町での計画。この場所に相応しい在り方を求め、見える屋根面積を増やす“招き屋根”と半屋外空間を作る“通り庇”を備えた建築を考案。“厨子二階”で高さを抑えつつ気積も確保する
    11. 中村拓志&NAP建築設計事務所による、北海道・白老郡の宿泊施設「界 ポロト」。湖畔のアイヌ民族の集落があった場所での計画。景観を活かすと共に“アイヌ文化を反映した”存在を求め、地域の“縮景としてのランドスケープ”を備えた建築を考案。温泉棟は民族が用いた“仮小屋”を参照して造る
    12. 本瀬あゆみ+齋田武亨 / 本瀬齋田建築設計事務所による、富山・南砺市の「消滅集落のオーベルジュ」。消滅集落に移住して開業する施主の為の飲食店と宿泊施設。“地域に根差した”存在を目指し、場の魅力を引出すと共に“自立した維持管理”も可能とする建築を志向。旧集落の配置や地域で使われる意匠も参照して造る
    13. 長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・渋谷区の飲食店「FAMiRES」。ファミレスの“リブランディング”を趣旨とする飲食店の計画。コンセプトの具現化を求め、ファミレス“らしさ”と“新規性”を併せ持つ空間を志向。タイルカーペットの上に“丸いボックスシート”が並ぶ空間を作る
    14. 藤原・室 建築設計事務所による、大阪市の「鶴見区の家」。南面採光も難しい住宅密集の敷地。外の視線を遮り内部に“自然な表情”を生み出す為に、部屋の量塊を“分散”させて隙間から“光”を取込む建築を考案。季節や光の変化で“室内の景観や表情が変化する”空間を作る
    15. 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
    16. 大室佑介アトリエ / atelier Ichikuによる、東京・練馬区の「Haus-012」。所有地の一部を売却して新しい家に建替える計画。生活変化や将来の可能性に応える建築を求め、諸空間を一列に並べた公から私へと“層”状に移り変わる構成を考案。ファサードを“黄金比”で整えて外部の美観も保持
    17. 水上和哉 / kvalitoによる、京都・大山崎町の「マクセル クセがあるスタジオ」。企業の為の展示やイベントを行う施設。回遊性と中心性を備えた空間として、“九間”のホールを中心に据えて“回廊”で囲む構成を考案。メッシュ製の展示壁を建具として設えて“状況に応じた変容”も可能にする
    18. 遠野未来建築事務所による、長野市の「OYAKI FARM BY IROHADO」。遺跡のある街に建つ郷土料理の工場と店舗。数万年の時間軸の中で“自然と一体となる生命力のある”建築を求め、地域素材と伝統技術を“編み上げる”作り方を実践。設計と施工の協同も主題とし完成までの過程を重視
    19. 山口誠デザインによる、東京・台東区の、オフィスビル「MONOSPINAL」(竣工前)。ゲーム制作会社の本社。従業員の“集中力”と“リラックス”のバランス確保を目指し、環境要素も向上をさせる“斜壁”を持つ建築を考案。小スケールの素材を集積をさせる仕上げで“あらたな風景”を作る
    20. SDレビュー2023の入選作品の展覧会レポート(前編)。“実施を前提とした設計中ないしは施工中のもの”という条件での建築コンペで、若手建築家の登竜門としても知られる

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    最も注目を集めたトピックス
    2024.07.22 Mon 06:27
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    2024.7.21Sun
    • ペーター・メルクリの講演の動画。オーストリアのautの主催で2024年4月に行われたもの
    2024.7.23Tue
    • 青木淳と品川雅俊のASが改修を手掛けた、京都市東山区の店舗「MOMOTARO JEANS KYOTO」がオープン。京町家の美しさを引き継いで、古い素材を活かしながら新たな素材を重ね合わせる
    • 梅原佑司+山﨑円 / 風憬社による、高知・高岡郡の「久礼の家」。重要文化的景観にも選ばれる町でキャンプ等が趣味の施主の為に計画。周辺と馴染む“大きな切妻屋根の平屋”で、建具を開け放つと“屋外にいる様な”感覚になる建築を考案。収納や家事の為に機能的な動線計画も行う

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