ODS / 鬼木孝一郎が設計した、愛知の「ポケモンセンターナゴヤ」です。
地域のシンボル的な公園に隣接した商業ビルでの計画です。建築家は、散策の延長で歩き回りたくなる場を目指し、天井の操作等で“小さな店の集合体”の様に感じられる空間を考案しました。また、平面形や什器にも公園を想起させる仕掛を込めています。施設の公式ページはこちら。
ポケモンのオフィシャルショップ、ポケモンセンター。愛知県にある「ポケモンセンターナゴヤ」の空間デザイン。
商品の販売エリアに加えて、イベントスペースやポケモンカードステーション等、ポケモンの世界観を様々なコンテンツを通じて体験できる場所となっている。
名古屋のシンボルの一つである緑豊かな久屋大通公園が隣接する立地であることから、散策の延長で自然と歩き回りたくなるような空間体験を目指した。
キーカラーに採用した深い緑色により落ち着いた雰囲気としながら、各所には面発光の軒先があるコーナーを点在させ、まるで小さな店舗の集合体(マルシェ)のような賑わいを感じる構成とした。
エントランス周りの壁面ではダークミラーにエッジングで彫刻を施し、店内へと向かい入れるポケモンたちの姿を描いている。左官仕上げタイルとした床にはところどころにポケモンたちの足跡を左官材の塗り厚を変えて表現した。
他にも噴水広場をモチーフとした円形状の空間や、パレットを積み重ねたような什器など、公園を想起させる仕掛けによって子供から大人までポケモンの世界観を存分に楽しめる場所となることを目指した。
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以下、建築家によるテキストです。
ポケモンのオフィシャルショップ、ポケモンセンター。愛知県にある「ポケモンセンターナゴヤ」の空間デザイン。
商品の販売エリアに加えて、イベントスペースやポケモンカードステーション等、ポケモンの世界観を様々なコンテンツを通じて体験できる場所となっている。
名古屋のシンボルの一つである緑豊かな久屋大通公園が隣接する立地であることから、散策の延長で自然と歩き回りたくなるような空間体験を目指した。
キーカラーに採用した深い緑色により落ち着いた雰囲気としながら、各所には面発光の軒先があるコーナーを点在させ、まるで小さな店舗の集合体(マルシェ)のような賑わいを感じる構成とした。
エントランス周りの壁面ではダークミラーにエッジングで彫刻を施し、店内へと向かい入れるポケモンたちの姿を描いている。左官仕上げタイルとした床にはところどころにポケモンたちの足跡を左官材の塗り厚を変えて表現した。
他にも噴水広場をモチーフとした円形状の空間や、パレットを積み重ねたような什器など、公園を想起させる仕掛けによって子供から大人までポケモンの世界観を存分に楽しめる場所となることを目指した。
■建築概要
題名:ポケモンセンターナゴヤ
所在地:愛知県名古屋市中区栄3-29-1 名古屋PARCO東館2階
主用途:物販店舗
設計:ODS / 鬼木デザインスタジオ
担当/鬼木孝一郎、藤木景介、加藤葉月
延床面積:951.1㎡
竣工:2024年10月
写真:太田拓実
©2024 Pokemon. ©1995-2024 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.