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2025.4.02Wed
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東京都現代美術館での展覧会「岡﨑乾二郎 而今而後 ジコンジゴ Time Unfolding Here」の入場チケットをプレゼント。絵画や彫刻から建築まで幅広い表現領域で活動する作家の展示。過去の代表作に加えて2021年以降制作の新作群も公開

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日程
2025年4月29日(火)
–
7月21日(月)
art|exhibition
東京都現代美術館での展覧会「岡﨑乾二郎 而今而後 ジコンジゴ Time Unfolding Here」の入場チケットをプレゼント。絵画や彫刻から建築まで幅広い表現領域で活動する作家の展示。過去の代表作に加えて2021年以降制作の新作群も公開展覧会ポスター
東京都現代美術館での展覧会「岡﨑乾二郎 而今而後 ジコンジゴ Time Unfolding Here」の入場チケットの抽選への応募はこちらから
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東京都現代美術館での展覧会「岡﨑乾二郎 而今而後 ジコンジゴ Time Unfolding Here」の入場チケットを抽選でプレゼントいたします。
絵画や彫刻から建築まで幅広い表現領域で活動する作家の展示です。過去の代表作に加えて2021年以降制作の新作群も公開されます。会期は、2025年4月29日~7月21日まで。展覧会の公式ページはこちら。入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2025年4月25日(金)13時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。

このたび、東京都現代美術館は、日本を代表する造形作家である岡﨑乾二郎(1955-)の核心に迫る大規模な展覧会を開催します。

絵画、彫刻のみならず、建築や環境文化圏計画、絵本、ロボット開発などの幅広い表現領域でも革新的な仕事を手がけ、さらには文化全般にわたる批評家としても活躍してきた岡﨑乾二郎。その活動の根底には私たちの「認識」と「世界」を結び直す力としての「造形」があります。

AIをはじめとする科学技術の革新、環境危機、政治状況の混沌…。私たちが捉えてきた世界、社会を制御してきた制度は急速に失効しつつあるように思えます。世界は崩壊しつつあるのでしょうか。しかしその問いに対し、岡﨑は、「世界は崩壊しているのではない。動揺しているのは私たちの認識である。」と言います。岡﨑にとっての「造形」とは、私たちが世界を捉える、その認識の枠組み自体を作り変える力です。すなわち、認識を作りかえることで世界の可塑性を解放し、世界との具体的な関わりを通して認識の可塑性を取り戻すことです。造形とは、この二つの可塑性を実践的に繋ぎなおすことだと彼は言います。

近年国際的な評価も高まるこの作家が大きく転回した2021年以降の新作を中心として、過去の代表作を網羅しつつ、その仕事の全貌を展望します。

――なんどでも世界は再生しつづける。而今而後(これから先、ずっと先も)。

リリーステキストより

以下に、詳細な情報を掲載します。


展示作品の一部

以下の写真はクリックで拡大します

東京都現代美術館での展覧会「岡﨑乾二郎 而今而後 ジコンジゴ Time Unfolding Here」の入場チケットをプレゼント。絵画や彫刻から建築まで幅広い表現領域で活動する作家の展示。過去の代表作に加えて2021年以降制作の新作群も公開岡﨑乾二郎「あかさかみつけ」1981、27.5×25.0×17.5cm、アクリル、ポリエチレン、高松市美術館蔵 photo:Shu Nakagawa
東京都現代美術館での展覧会「岡﨑乾二郎 而今而後 ジコンジゴ Time Unfolding Here」の入場チケットをプレゼント。絵画や彫刻から建築まで幅広い表現領域で活動する作家の展示。過去の代表作に加えて2021年以降制作の新作群も公開岡﨑乾二郎「まだ早いが遅くなる」1986、224.0×176.0cm、綿布、絹、大原美術館蔵
東京都現代美術館での展覧会「岡﨑乾二郎 而今而後 ジコンジゴ Time Unfolding Here」の入場チケットをプレゼント。絵画や彫刻から建築まで幅広い表現領域で活動する作家の展示。過去の代表作に加えて2021年以降制作の新作群も公開岡﨑乾二郎「Examine The Tone And Reasoning Too; Consider The face, How It Changes Hue/聆音察理, 鑒貌辨色」2024、59.0×47.0×38.0cm、人工大理石、桶田コレクション蔵 photo:Shu Nakagawa
東京都現代美術館での展覧会「岡﨑乾二郎 而今而後 ジコンジゴ Time Unfolding Here」の入場チケットをプレゼント。絵画や彫刻から建築まで幅広い表現領域で活動する作家の展示。過去の代表作に加えて2021年以降制作の新作群も公開岡﨑乾二郎「The Salt Of The Sea, Rivers Fresh, Scales Lurking Below, Wings Soaring Above/海鹹河淡 鱗潛羽翔」2024、89.7×118.9×108.4.cm、人工大理石

みどころ

1.日本を代表する造形作家・岡﨑乾二郎の集大成
1980年代初頭、「あかさかみつけ」シリーズで注目を集めて以来、絵画、彫刻から建築まで複数のメディアで展開してきたその造形的な仕事を総覧します。教育、批評、ロボット開発、環境文化圏計画…。それぞれの分野での革新性ゆえに、その全貌の把握が困難であった岡﨑の仕事を、その根底に一貫する造形という主題から総覧します。

2.2021年以降に制作された新作群を一堂に発表
本展覧会のタイトルは、「而今而後(これから先、ずっと先も)」という『論語』の一節から取られました。2021年以降、岡﨑乾二郎は社会的な情勢と個人的経験の二つの変化のなかで、思考を位置づける時空の枠組みについて、大きな転回を迎えたと言います。本展では、それ以降、旺盛な活動期に入った作家の新作・近作約100点を発表します。

リリーステキストより

岡﨑乾二郎

以下の写真はクリックで拡大します

東京都現代美術館での展覧会「岡﨑乾二郎 而今而後 ジコンジゴ Time Unfolding Here」の入場チケットをプレゼント。絵画や彫刻から建築まで幅広い表現領域で活動する作家の展示。過去の代表作に加えて2021年以降制作の新作群も公開岡﨑乾二郎 photo:Risaku Suzuki

岡﨑乾二郎(おかざき・けんじろう)
造形作家、批評家。1955年東京生まれ。1982年パリ・ビエンナーレ招聘以来、数多くの国際展に出品。総合地域づくりプロジェクト「灰塚アースワーク・プロジェクト」の企画制作、「なかつくに公園」(広島県庄原市)等のランドスケープデザイン、「ヴェネツィア・ビエンナーレ第8回建築展」(日本館ディレクター)、現代舞踊家トリシャ・ブラウンとのコラボレーションなど、つねに先鋭的な芸術活動を展開してきた。東京都現代美術館(2009~2010年)における特集展示では、1980年代の立体作品から最新の絵画まで俯瞰。2014年のBankART1929「かたちの発語展」では、彫刻やタイルを中心に最新作を発表した。長年教育活動にも取り組んでおり、芸術の学校である四谷アート・ステュディウム(2002~2014年)を創設、ディレクターを務めた。2017年には豊田市美術館にて開催された『抽象の力―現実(concrete)展開する、抽象芸術の系譜』展の企画制作を行い、2019~20年には同美術館で大規模な個展「視覚のカイソウ」が開催された。主著に『而今而後 批評のあとさき(岡﨑乾二郎批評選集 vol.2)』(亜紀書房 2024年)、『頭のうえを何かが』(ナナロク社 2023年)、『絵画の素 TOPICA PICTUS』(岩波書店 2022年)、『感覚のエデン(岡﨑乾二郎批評選集 vol.1)』(亜紀書房 2021年)、『抽象の力 近代芸術の解析』(亜紀書房 2018年)、『ルネサンス 経験の条件』(文春学藝ライブラリー、文藝春秋 2014年)、『芸術の設計―見る/作ることのアプリケーション』(フィルムアート社 2007年)。『ぽぱーぺ ぽぴぱっぷ』(絵本、谷川俊太郎との共著、クレヨンハウス 2004年)。作品集に『TOPICA PICTUS』(urizen 2020年)、『視覚のカイソウ』(ナナロク社 2020年)。『感覚のエデン(岡﨑乾二郎批評選集 vol.1)』にて2022 年、第76回毎日出版文化賞(文化・芸術部門)受賞。『抽象の力 近代芸術の解析』にて、2018年、平成30年度(第69回)芸術選奨文部科学大臣賞(評論等部門)受賞。


■展覧会概要

展覧会名:岡﨑乾二郎 而今而後 ジコンジゴ Time Unfolding Here
会期:2025年4月29日(火・祝)~7月21日(月・祝)
会場:東京都現代美術館 企画展示室 1F/3F
開館時間:10:00-18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(5月5日、7月21日は開館)、5月7日
観覧料:一般2,000円/大学生・専門学校生・65歳以上1,400円/中高生800円
小学生以下無料
主催:東京都現代美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)
問合せ:03-5245-4111(代表)


東京都現代美術館での展覧会「岡﨑乾二郎 而今而後 ジコンジゴ Time Unfolding Here」の入場チケットの抽選への応募はこちらから
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    ザハ・ハディド・アーキテクツによる、ジョージアの「シティゼン・タワー」です。
    広大な公園に隣接する敷地での計画です。建築家は、園の豊かな緑の“垂直的な延長”を意図し、地域の丘陵地形も参照して低層部に階段状のテラスを備える建築を考案しました。また、“ねじれた”外観は低層階と高層階の段階的な融合から生まれています。完成は、2028年を予定しています。


    こちらはリリーステキストの翻訳です(文責:アーキテクチャーフォト)

    シティゼン、ZHAによる新タワーを発表

    42階建てのシティゼン・タワーは、36ヘクタールの公園を含むトビリシの新しいセントラルパークの垂直的な延長として設計されています

    中央および南コーカサスにおけるソビエト軍の旧軍司令部の跡地に建設されたこのタワーは、トビリシのサブルタロ地区にある新たなシティゼン開発区域内に位置しています

    トビリシ西部に誕生する新たな市民拠点「シティゼン・コミュニティ」の玄関口として機能するシティゼン・タワーは、ザハ・ハディッド・アーキテクツによるジョージアでの初のプロジェクトです

    トビリシ中心部のミヘイル・タマラシュヴィリ通りとユニバーシティ通りの交差点に位置する新しいシティゼン・タワーは、集合住宅、商業施設、そして都市のためのレジャーアメニティを備えています。

    中央および南コーカサスにおけるソビエト軍の旧軍司令部の跡地に建設されたこのタワーは、トビリシのサブルタロ地区にある新たなシティゼン・コミュニティ内に位置しています。サブルタロは、都市の地下鉄2号線が通る発展途上の都市区域であり、国立大学のいくつかの学部、商業地域、新しい住宅開発エリアなどを含んでいます。

    増加する都市人口のための新たな住宅に加え、市民向けの設備、ワークスペース、ショッピングや飲食の場を含むシティゼン地区は、トビリシ西部に新たな市民拠点を形成します。相互につながった歩行者用ルート、公共広場、庭園が連なることでコミュニティ意識を育み、レクリエーションやリラクゼーションのために設計された2万3,000㎡の屋外空間を提供しています。

    敷地内に元からあった成熟した樹木250本を残しつつ、シティゼン地区はトビリシのセントラルパークにも隣接しています。このセントラルパークは、36ヘクタールに及ぶ新しい公園地で、多様な植物園や森林エリア、市民向けのスポーツ施設を備えています。

    川の谷が入り組むなだらかな丘陵地からなる、トビリシの起伏に富んだ都市景観に着想を得て、ザハ・ハディド・アーキテクツが設計したシティゼン・タワーは、都市性と自然環境が交わるその文脈を映し出します。

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    ザハ・ハディド高層ビルジョージア
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    中山大介 / 中山建築設計事務所による、山形の「鶴岡の家」。両親が暮らす住宅に隣接して建つ住まい。既存との距離感と庭への眺めを考慮し、繋ぎ役となる“玄関棟”と諸室が収められた“主棟”に分けて雁行配置する構成を考案。地域特有の海風も踏まえ軒の深い瓦葺屋根とする
    photo©金田幸三

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    三木構造設計事務所加藤建築建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(外装・建具)建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)住宅図面あり金田幸三中山大介山形
    中山大介 / 中山建築設計事務所による、山形の「鶴岡の家」。両親が暮らす住宅に隣接して建つ住まい。既存との距離感と庭への眺めを考慮し、繋ぎ役となる“玄関棟”と諸室が収められた“主棟”に分けて雁行配置する構成を考案。地域特有の海風も踏まえ軒の深い瓦葺屋根とする外観、西側の庭より見る。 photo©金田幸三
    中山大介 / 中山建築設計事務所による、山形の「鶴岡の家」。両親が暮らす住宅に隣接して建つ住まい。既存との距離感と庭への眺めを考慮し、繋ぎ役となる“玄関棟”と諸室が収められた“主棟”に分けて雁行配置する構成を考案。地域特有の海風も踏まえ軒の深い瓦葺屋根とする外観、南側の庭より見る。 photo©金田幸三
    中山大介 / 中山建築設計事務所による、山形の「鶴岡の家」。両親が暮らす住宅に隣接して建つ住まい。既存との距離感と庭への眺めを考慮し、繋ぎ役となる“玄関棟”と諸室が収められた“主棟”に分けて雁行配置する構成を考案。地域特有の海風も踏まえ軒の深い瓦葺屋根とする手前:居間、左奥:畳室、右奥:「食堂」 photo©金田幸三
    中山大介 / 中山建築設計事務所による、山形の「鶴岡の家」。両親が暮らす住宅に隣接して建つ住まい。既存との距離感と庭への眺めを考慮し、繋ぎ役となる“玄関棟”と諸室が収められた“主棟”に分けて雁行配置する構成を考案。地域特有の海風も踏まえ軒の深い瓦葺屋根とする居間から開口部越しに外部を見る。 photo©金田幸三

    中山大介 / 中山建築設計事務所が設計した、山形・鶴岡市の「鶴岡の家」です。
    両親が暮らす住宅に隣接して建つ住まいです。建築家は、既存との距離感と庭への眺めを考慮し、繋ぎ役となる“玄関棟”と諸室が収められた“主棟”に分けて雁行配置する構成を考案しました。また、地域特有の海風も踏まえ軒の深い瓦葺屋根としています。

    山形県の日本海側、庄内平野に建つ平屋の住宅。

    広い敷地の中央には建主の両親が住む母屋があり、その廻りを庭木や、蔵、ビニールハウス、畑、駐車スペース、農作業小屋が取り囲んでいた。そのうち北西側にあった老朽化した蔵を解体し、そこに子世帯家族のための住まいを計画した。

    建築家によるテキストより

    母屋と付かず離れずの距離を保ち既存の庭の眺めを活かすこと、寒い冬でも母屋との行き来がしやすい動線を確保することを重視し配置を検討した。庭の眺めや日当たりを優先するとどうしても母屋から離れすぎてしまい、逆に母屋との動線を重視すると母屋の影になって日射を得にくくなり、庭との関係も理想的なかたちとはならなかった。
    そこで玄関や収納をまとめた棟を母屋とのつなぎ役として設定し、寄棟屋根の主棟と方形屋根の玄関棟の2つの棟を雁行させ棟が連なるように配置した。

    建築家によるテキストより

    またこの地方に吹く強い海風から家をどう守るかということも設計において重きを置いたことだ。屋根は塩害に強い瓦葺きとし、できるだけ外壁を濡らさないよう軒を低く深くした。寄棟屋根としたのもどの方向にも軒が出て、地面に伏せるような風を受け流す佇まいがふさわしいと考えたからだ。

    瓦屋根の納まりは一般的な工法に倣い特別なことをしていない。あえて言うとしたら耐力上垂木をベイマツにしたことで暴れ止めのために鼻隠しをつけたことくらいだ。垂木の成も軒先を絞って薄く見せるのではなくあるがままとした。瓦の良いところは美しく機能的であることだ。耐久性が高く昔からあたりまえのように使われてきた、日本人にとって、日本の風景にとって馴染みのある素材であり、これからもあたりまえのように使われるべき素材だと思う。

    建築家によるテキストより
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    三木構造設計事務所加藤建築建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(外装・建具)建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)住宅図面あり金田幸三中山大介山形
    2025.04.02 Wed 06:50
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