 ザハ・ハディド・アーキテクツによる、中国・杭州の「グランドキャナル・ゲートウェイブリッジ」。世界遺産の運河に架かる歩道橋。地域の伝統である“シルク刺繍の伝統”に着想を得て、“縫いの技法を再解釈”するような形態を考案。先進的なデジタル技術での最適化で環境負荷を軽減して持続可能な存在とする photo©Xue Liang
ザハ・ハディド・アーキテクツによる、中国・杭州の「グランドキャナル・ゲートウェイブリッジ」。世界遺産の運河に架かる歩道橋。地域の伝統である“シルク刺繍の伝統”に着想を得て、“縫いの技法を再解釈”するような形態を考案。先進的なデジタル技術での最適化で環境負荷を軽減して持続可能な存在とする photo©Xue Liang
 ザハ・ハディド・アーキテクツによる、中国・杭州の「グランドキャナル・ゲートウェイブリッジ」。世界遺産の運河に架かる歩道橋。地域の伝統である“シルク刺繍の伝統”に着想を得て、“縫いの技法を再解釈”するような形態を考案。先進的なデジタル技術での最適化で環境負荷を軽減して持続可能な存在とする photo©Xue Liang
ザハ・ハディド・アーキテクツによる、中国・杭州の「グランドキャナル・ゲートウェイブリッジ」。世界遺産の運河に架かる歩道橋。地域の伝統である“シルク刺繍の伝統”に着想を得て、“縫いの技法を再解釈”するような形態を考案。先進的なデジタル技術での最適化で環境負荷を軽減して持続可能な存在とする photo©Xue Liang
 ザハ・ハディド・アーキテクツによる、中国・杭州の「グランドキャナル・ゲートウェイブリッジ」。世界遺産の運河に架かる歩道橋。地域の伝統である“シルク刺繍の伝統”に着想を得て、“縫いの技法を再解釈”するような形態を考案。先進的なデジタル技術での最適化で環境負荷を軽減して持続可能な存在とする photo©Xue Liang
ザハ・ハディド・アーキテクツによる、中国・杭州の「グランドキャナル・ゲートウェイブリッジ」。世界遺産の運河に架かる歩道橋。地域の伝統である“シルク刺繍の伝統”に着想を得て、“縫いの技法を再解釈”するような形態を考案。先進的なデジタル技術での最適化で環境負荷を軽減して持続可能な存在とする photo©Xue Liang
 ザハ・ハディド・アーキテクツによる、中国・杭州の「グランドキャナル・ゲートウェイブリッジ」。世界遺産の運河に架かる歩道橋。地域の伝統である“シルク刺繍の伝統”に着想を得て、“縫いの技法を再解釈”するような形態を考案。先進的なデジタル技術での最適化で環境負荷を軽減して持続可能な存在とする photo©Xue Liang
ザハ・ハディド・アーキテクツによる、中国・杭州の「グランドキャナル・ゲートウェイブリッジ」。世界遺産の運河に架かる歩道橋。地域の伝統である“シルク刺繍の伝統”に着想を得て、“縫いの技法を再解釈”するような形態を考案。先進的なデジタル技術での最適化で環境負荷を軽減して持続可能な存在とする photo©Xue Liang
ザハ・ハディド・アーキテクツによる、中国・杭州の「グランドキャナル・ゲートウェイブリッジ」です。
世界遺産の運河に架かる歩道橋のプロジェクトです。建築家は、地域の伝統である“シルク刺繍の伝統”に着想を得て、“縫いの技法を再解釈”するような形態を考案しました。また、先進的なデジタル技術での最適化で環境負荷を軽減して持続可能な存在としています。
こちらはリリーステキストの翻訳です(文責:アーキテクチャーフォト)
グランドキャナル・ゲートウェイブリッジが完成
中国・杭州
杭州におけるグランドキャナル・ゲートウェイブリッジの建設が、いま完了しました。今年後半に一般公開されると、この歩道橋は、グランドキャナルの東西両岸で建設中の80万平方メートルにおよぶシームレスシティマスタープランをひとつに結びつけます。市の新たな14.7ヘクタールにおよぶリバーミドル公共公園および川沿いの遊歩道の中心となるこの橋と、ザハ・ハディド・アーキテクツ(ZHA)による周辺のマスタープランは、住宅、職場、地域のための各種施設を、レクリエーション、余暇、観光のための重要な公共空間と統合することで、街とその歴史的なグランドキャナルおよびチエンタング・リバーを再びつなぎ直します。
ユネスコの世界遺産であるグランドキャナルは、中国で最も古く、最も長い人工の水路であり、紀元前5世紀にさかのぼる驚異的な土木工学の偉業です。北京から南へと流れ、中国の黄河と長江に接続した後、杭州にある南の玄関口でチエンタング・リバーに合流します。
杭州のチエンタング・リバーは、「シルバードラゴン」として知られる世界最大の逆流現象で有名です。これは杭州湾から押し寄せる潮流が川をさかのぼることで発生し、最大9メートルの高さの波を時速40キロで生み出します。生態系への配慮と都市としての公共的な志を両立させながら、この橋の歩道と広場は複数の展望ポイントを提供し、訪れる人々がシルバードラゴンの自然の力とその壮観を安全に体験できるようにしています。
中国の有名なシルク刺繍の卓越した中心地としての、杭州の長い伝統に着想を得て、この橋のデザインは伝統的な縫いの技法を再解釈しています。そのしなやかな構造システムは、織り重なり、絡み合いながら、歩行者と自転車のための橋を支えています。この橋は、グランドキャナルの東西両岸に広がる杭州のシームレスシティ・マスタープランにおける新たな住宅、公共、商業地区を結びつけます。
資材の使用量を最小限に抑えるために先進的なデジタル3Dモデリングによって最適化されたグランドキャナル・ゲートウェイブリッジは、廃棄物を削減するために、効率的な現場組み立てを可能にするモジュール建設を採用しました。この橋の建設戦略は、工期を短縮し、グランドキャナル上の船舶交通への混乱を最小限に抑えるよう特別に設計されました。現在この水路は、年間10万隻のはしけが使用し、2億6,000万トンの貨物を中国国内で持続可能な方法で輸送しています。