SHARE 谷尻誠、長谷川豪、藤村龍至らが出演する連続セミナー”現代住宅設計に求められる視点”がOZONEで開催
谷尻誠、長谷川豪、藤村龍至らが出演する連続セミナー”現代住宅設計に求められる視点”がOZONEで開催されます。三回にわたって行われます。開催日は2011年3月1日・8日・28日です。詳しい出演者や、各回のテーマなどは、リンク先もしくは以下をご覧ください。要事前申し込。
日本の住宅設計には、技術や社会状況の変化を背景としながら、常に新しい視点が求められてきました。一方で住宅は最も根源的な建築の一つであり、住宅設計に組み込
まれる新しい視点は、普遍性をもった価値として、空間的に結実される必要があります。
本シリーズセミナーでは、古くもあり、新しくもある住宅設計の視点として「環境」「構造」「悦楽」を取り上げ、それらに現代的価値を与える建築的方法をコーディネーター:門脇耕三氏と、活躍中の建築家・構造家をゲストに迎えて探っていきます。
■カリキュラム
1「. 環境」
日時:3月1日(火)18:30~20:30(20:30~懇親会)
講師:小泉雅生×末光弘和×藤村龍至
住宅の環境性能を向上させることは、社会的かつ現在的なテーマとして、急激にその重要性を増しています。しかし、これは単なる性能論や技術論に回収されるものではなく、住宅のデザインの変革をも促しうるものであることが、徐々に明らかになりつつあります。住宅における「環境」という視点は、エンジニアリングとデザインが交錯する場所であり、新しい住宅の姿をはぐくむ豊かな建築的土壌として、再発見することが可能なのです。この回では、講師の実作を紹介しながら、それぞれの取り組みに関する相互批評的な議論を行うことによって、「環境」という視点が切り開く住宅の可能性について考えます。
2「. 構造」
日時:3月8日(火)18:30~20:30(20:30~懇親会)
講師:遠藤政樹×佐藤淳×難波和彦
住宅設計において、建築家と構造家が密接に協働し、構造的なアイデアを空間的に展開させる取り組みは、近年、多くの斬新な住宅を実現させてきました。一方で、建築基準法の改正など、構造を取り巻く状況は大きく変化し、一見すると困難な状況にあるとも捉えられます。しかしながら、「構造」という視点が、住宅の一つの本質に関わるものであることは事実です。
この回では、「構造」という視点が住宅のデザインを拡張してきた一連の取り組みに対して俯瞰的な視点を与え、現在的な状況の中で、住宅の構造を考えることの意義と方法論について考えます。
3「. 悦楽」
日程:3月28日(月)18:30~20:30(20:30~懇親会)
講師:谷尻誠×永山祐子×長谷川豪
住宅設計において、精神的、あるいは身体的な悦楽性をダイレクトに空間に反映させようとする試みは、主に若手と呼ばれる世代の建築家によって果敢に行われ、一般メディアさえ賑わす存在になりつつあります。このような訴求力をもつ「悦楽」という視点が、住宅がその居住者のものであるのと同時に、社会的な存在であることを鑑みれば、広範な文脈と接続することが求められるはずです。
この回では、講師の実作紹介を通じてそこで実現された悦楽性の建築的意義について議論を行い、住宅をつくることの本質的な意味を考えます。
■企画、コーディネート:門脇耕三(建築学研究者)
1977年神奈川県生まれ。2001年東京都立大学院修士課程修了。東京都立大学助手を経て、2007年より首都大学東京助教。集合住宅のリノベーションに関する研究などを行う。設計活動、講演活動なども多数。
※出演者は50音順です
名称:現代住宅設計に求められる視点
日時:2011年3月1日(火)、3月8日(火)、3月28日(月) 18:30~20:30
会場:リビングデザインセンターOZONE(8F セミナールーム)
参 加 費:各回2000円(懇親会費は別途500円) ※CLUB OZONE会員には割引があります
定員:各回60名
主催:リビングデザインセンターOZONE
応募方法:セミナー名、郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、年齢、職業、電話番号、FAX番号を明記の上、ハガキまたはFAXにて下記宛て申し込み。
※こちらのフォームからも申込できるようです。
また、3F総合インフォメーションでも受け付けております。
〒163-1062 新宿パークタワー内私書箱8125「現代住宅設計」係
FAX:03-5322-6635 ※お申込後、受講案内をお送りします。
申込締切:先着順にて、定員になり次第締め切らせていただきます。
読者問い合せ先:03-5322-6500 http://www.ozone.co.jp/