SHARE レム・コールハースらによるメタボリズム本の日本語版 『プロジェクト・ジャパン メタボリズムは語る…』
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ある時、ある国が戦争を始めたが、大陸を征服したと思いきや、内地の国土が二発の原子爆弾によって破壊された……戦勝国は敗戦国に民主主義を強要する。
だが、未来像を描く師に導かれた建築家・アーティスト・デザイナーの卵たちのグループにとって、国家の危機は重くのしかかるどころか、新しい都市像を掻き立てるものだった……
それぞれの性格はかなり違うものの、彼ら建築家たちは夢の実現に向けて力を合わせた。創造的なスーパー官僚と行動的な国家からの堅固な支援を受けて……
孵化から15年後、彼らは新しい建築で世界を驚かせた─メタボリズム─国土全体を根本的につくり直す提案である……
やがて新聞、雑誌、テレビが、建築家たちをヒーローに仕立て上げる。知性派と行動派と。どちらにせよ完璧な現代人だ……
勤勉さと折り目正しさ、そしてあらゆる類いの創造性が一体となり、彼らの国・日本は、世界的にまばゆいばかりの範例となった……
オイルショックが西欧の終焉の口火を切ったとき、日本の建築家たちは世界各地に活動の場を広げ、ポスト西欧の美学を確立しはじめる……2005年から2011年の長期にわたり、建築家のレム・コールハースとキュレーターのハンス=ウルリッヒ・オブリストは、メタボリズムの現存者をはじめ、彼らの師、仕事仲間、ライバル、批判者、弟子、家族たちへのインタビューを行った。
その集大成として作られた本書は、世界最後の前衛運動を生き生きと映し出し、建築が私的な現象ではなく、パブリックのためのものであった最後の瞬間を捉えたドキュメンタリーとなっている。インタビューした人々=磯崎新、加藤敏子、菊竹清訓、川添登、槇文彦、黒川紀章、栄久庵憲司、丹下孝子、丹下憲孝、下河辺淳、大高正人 AND 浅田彰、合田周平、原広司、泉眞也、チャールズ・ジェンクス、神谷宏治、加藤秀俊、川口衞、大西隆、大谷幸夫、田村明、東松照明、八束はじめ 後記=伊東豊雄
プロジェクト・ジャパン メタボリズムは語る…
レム コールハース ハンス ウルリッヒ オブリスト 太田 佳代子