SHARE 日建設計有志の震災復興ボランティアチームによる「避難 地形 時間 地図」展[2012/3/22-4/3]
日建設計有志の震災復興ボランティアチームによる「避難 地形 時間 地図」展がリビングデザインセンターOZONEで開催されます
日建設計有志の震災復興ボランティアチームによる「避難 地形 時間 地図」展がリビングデザインセンターOZONEで開催されます。開催期間は2012年3月22日~4月3日です。
東日本大震災を契機に、日建設計有志は震災復興ボランティアチームを結成しました。そのなかの「逃げ地図チーム」は、試行錯誤を繰り返し、安心して住み続けられる街づくりの基盤となる地図の記述方法「避難地形時間地図」(通称:逃げ地図)を開発しました。それは当初、震災直後の避難所や道路が破壊された地域に向けて避難ルートを導き出すためのものでした。ところが開発が進むにつれて、被災地のみならず、これから迎える縮退時代の街づくりに欠かせないベースマップとしての可能性が見えてきました。地域の概要は地元の人たちと共作することで把握し、地元情報と直感による改善提案をコンピューターによる評価検証を行うことで、より高度な合意形成に基づく街づくりを可能にしようという試みです。その記述方法は、手描きからコンピューターによるものまで多岐に渡ります。この手法は被災地に限らず、リスクを低減しつつ、縮退していく地域とその文化を最小限の改変で守る試みにも通じます。つまり震災を通じて得られた知見を今後の日本の街づくりに生かす試みでもあります。