SHARE 鈴木康広の展覧会「まばたきの同窓会」が浜松で開催[2013/3/14-3/24]
アートティストの鈴木康広の展覧会「まばたきの同窓会」が浜松で開催されます。開催期間は、2013年3月14日~3月24日。写真家の若木信吾とのトークショーも企画されています。
僕にとっての「浜松」は、創作の源となる原体験の場であり、両親や兄妹や親戚、幼き日を共にした友人が生活し、いつでもあたたかく迎えてくれる安全基地のような存在でもあります。今回は広い意味で「自己紹介」というお題をいただき、出身地・浜松での試みとして、「同窓会」をテーマにワークショップやトークを行います。自分自身の個人的な人とのつながりを題材にして、浜松の姿を新たな角度から浮かび上がらせていきたいと考えています。僕はこれまでアートワークを通して、まずは自分自身の視点を再発見する方法を模索してきました。その結果うまれた作品のひとつひとつが小さな「同窓会」のような場を生み出してきたような気がします。見ず知らずの人同士でも共有しているものに気づける記憶の集会。それを「まばたきの同窓会」と名付けました。情報機器が発達し、いつでも容易にコミュニケーションをとれる時代だからこそ力を発揮する、地元や人とのつながり。見逃しがちな日常に立ち返り、浜松を共有・再発見していく方法を考えていきます。
会場の鴨江別館では、代表作品や小学校時代の仲間や恩師へのインタビューから構成される、インタビュー ユニットAALによる映像作品をエントランスロビーに展示。会期中のワークショップの様子やそこで生み出された作品の展示も行います。浜松にゆかりのある方も、はじめて浜松に来られる方も、皆様のご参加を心よりお待ちしております。
「人をつなげる『地元力』」 鈴木康広×若木信吾氏(写真家) ファシリテーター:伊藤総研氏(編集者)鈴木氏と写真家・若木信吾氏は、東京を拠点に活動する中で出会い、「浜松」という互いの共通点に気づいたと言います。浜松南高校の同窓生でもある2人が、「地元」が生み出すつながりの魅力や、東京では感じられない地域の面白さについてトークを展開。ファシリテーターには雑誌BRUTUS等で編集を手掛ける伊藤氏をお迎えし、第三者の視点から話を引き出していきます。