SHARE トラフによる国立新美術館の「スーベニアフロムトーキョー 1F ミュージアムショップ」の写真
トラフのウェブサイトに国立新美術館の「スーベニアフロムトーキョー 1F ミュージアムショップ」の写真が掲載されています
トラフのウェブサイトに国立新美術館の「スーベニアフロムトーキョー 1F ミュージアムショップ」の写真が9枚、掲載されています。
国立新美術館、地下1階のミュージアムショップ「スーベニアフロムトーキョー」 は、知名度やジャンルにとらわれることなく、東京的視点で新しいデザインやアートを提供している。今回1階ロビーに新たにショップスペースをオープンするにあたり、新しいロゴデザインを用いたオリジナルグッズのラインナップに加え、同美術館のロビー空間の意匠に調和したショップが求められた。また、地震被災地の自立復興を目的とした団体「石巻工房」との協同を図り、什器製作を依頼した。
什器はレッドシダーのツーバイ材を基本単位に組み上げることで、円形の平台や、円錐形の木のかまくらのようなレジカウンターのやぐらをつくっている。内側が白色のボックス什器も同様に円形に積み上げられ、商品を陳列しつつ、ショップのエリアをやわらかくゾーニングしている。大小様々な大きさの木材のピースが、幾何学模様を描くことで、ショップの楽しさを演出している。 可動式の什器は通常の包みこまれるような円形配置に加え、動線上に商品をすべて並べるような開放的な構成など、必要に応じてフレキシブルに対応する。また、イベント時にはすべて裏へしまうこともでき、常に変化する動的な表情を持つ。
暖かみのある木質系の材料によって、周囲のグレートーンとコントラストを成しつつも、美術館のエレメントに親和性のある形状が、建築とのダイナミックな調和を実現している。