SHARE 東福大輔と市川紘司の編著による書籍『中国的建築処世術』のプレビュー
東福大輔と市川紘司の編著による書籍『中国的建築処世術』をプレビューします。
日本の建築関係者にとって、中国が新たな市場として認識されるようになって久しい昨今ですが、その中国の建築が、現在、具体的にどのような状況にあり、どのような制度のもとに動いているのかを知る手立ては案外少ないといえます。
本書は、中国と日本を行き来しながら活動する著者らが、中国で生活するうえで生じる問題から、中国建築を取り巻く法制度や慣習、外国人設計者・建築業者に求められるスキル、さらには中国建築特有の概念まで、中国で建築をつくるうえで知っておきたいトピックを、事例をまじえながら解説したものです。また、中国で活躍する山代悟氏、万谷健志氏のインタビューや、若手建築家8名のアンケートも収録し、より実務的に中国建築の抱える現状に迫り、問題については傾向と対策を探っています。
中国的建築処世術
東福 大輔 市川 紘司