SHARE テレビ東京WBSの特集動画「“耐震化”で揺れる老舗の宿」
テレビ東京WBSの特集動画「“耐震化”で揺れる老舗の宿」が公開されています
テレビ東京WBS(ワールドビジネスサテライト)の特集動画「“耐震化”で揺れる老舗の宿」が公開されています。
「耐震改修促進法」が改正され、1981年以前の古い耐震基準で建てられた老舗旅館・ホテルなどの大規模施設に、来年末までの耐震診断が義務付けられました。結果は公表されるため、客商売の旅館・ホテル業界はいま対応に追われています。大分・別府温泉「おにやまホテル」では、耐震診断だけで800万円、耐震改修工事をすれば2億7千万円かかるといいます。しかし金融機関は、耐震工事は売り上げアップにつながらないとして、融資には厳しい姿勢です。こうしたなか、西伊豆・堂ヶ島温泉「小松ビューホテル」は閉館を決断しました。一方で、佐賀・嬉野温泉「和多屋別荘」の小原健史会長は、土地・建物を所有しない新しい旅館経営の在り方を模索しています。去年オープンさせた福岡の旅館「花水木」では、オーナー会社に建物・土地を所有してもらい、自らは賃料を支払って旅館運営に専念。耐震対策などはオーナー会社があたります。小原会長はこの仕組みを古い大型ホテルにも適用していきたいと考えています。