SHARE 小林一行+樫村芙実 / TERRAIN architectsによるウガンダの寄宿舎「AU dormitory 1st phase」の写真
小林一行+樫村芙実 / TERRAIN architectsのサイトにウガンダの寄宿舎「AU dormitory 1st phase」の写真が掲載されています
小林一行+樫村芙実 / TERRAIN architectsのウェブサイトにウガンダの寄宿舎「AU dormitory 1st phase」の写真が掲載されています。
ウガンダの首都カンパラ郊外に建つ寄宿舎である。
2003年にこの地域で設立された国際NGOは、親を亡くした子どもたちを支援する団体として活動を広げてきた。
新たな活動の拠点となる本施設は、世界中の大学へ進学を目指すアフリカ諸国の学生が、共同生活を営みながら準備を行なう場である。1期工事として男子寮と食堂等の交流の場、学習室が完成した。様々な活動に対応できるよう、レンガ壁を破線上に建てることで、空間の「遮断」と「共有」を両立させることを試みた。
使用されるレンガは周辺の土で造られ、この地域で最も汎用性のある建材である。赤道直下の強い日差しの中で魅力的な表情を見せ、この地域ではどこにでもあるレンガ壁を拠りどころとして、人びとの生活が展開していくことを考えた。レンガを積み、
壁を建てるというシンプルな行為によって場を構成していくことで、現地での材料や施工精度にも耐えうることを意図している。