SHARE 鈴木了二の新しい書籍『寝そべる建築』
鈴木了二の新しい書籍『寝そべる建築』がamazonで発売されています
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「立原道造の〈寝そべる建築〉は、まさに日本の建築史がほとんど正反対の方向へと進みだそうという時期に一瞬姿を見せた、建築のもう一方の方向性にほかならなかった。ふたつの方向のうちのひとつはもちろん〈丹下的〉なるものであり、そしてもうひとつが〈立原的〉なるもの、すなわち〈寝そべる建築〉だったとはいえないか。そしていうまでもなく建築の歴史は、ほとんど例外なく前者の方向で突き進んでいったのだ」
「もしも〈寝そべる建築〉という範疇がこの地上に実現できるのならば、そこではこれまでの評価基準はことごとく破綻することになるだろう」
詩人にして建築家・立原道造が切り開いた地平を示す表題作、
「ル・コルビュジエのメディア戦略」「〈近代建築〉のアイデンティティは非ヨーロッパ的背景に開かれているか」
「ルドゥーの夜とアジェの朝」「建築論として読むベンヤミン」「〈物質的記憶〉に向かって」
「〈ディテール・モデル〉に関するいくつかの考察」「DUB建築序説」「〈建屋〉と瓦礫と」ほか、
「建築零年」以後への応答。図版多数収録。
寝そべる建築
鈴木 了二