21_21 DESIGN SIGHTで今年10月に行われる展覧会「活動のデザイン展」の概要が公開されています
21_21 DESIGN SIGHTで今年10月に行われる展覧会「活動のデザイン展」の概要が公開されています。会期は、2014年10月24日~2015年2月1日。
21_21 DESIGN SIGHTでは、10月24日より「活動のデザイン展」を開催します。
20世紀後半におこった情報革命以降、インターネットやスマートフォンの爆発的な普及やソーシャルメディアによるコミュニケーションの加速化、3Dプリンターに代表されるデジタル・ファブリケーションの急発展によって、世界の距離はますます短くなり、私たちの生活や日々の意識は大きな変化の時を迎えています。知識や手法が高速で更新されるようになった一方、社会の不均衡や倫理、価値観を考え直す機会も増えています。
こうした時代において大切なのは、それぞれに考え、動き、確かに伝えること。あるいは、かつて身近でなかったことを少しでも共有してみることではないでしょうか。そうした「活動のデザイン」を実現するのは、はっとさせられる様なすばらしい(fabulous(ファビュラス))発想で社会やものづくりを再考する「Fab Mind(ファブ・マインド)」です。本展では手にとることのできるデザインに限定せず、社会が抱える課題を読み解き、問題を解決しようとする意志や活動そのものに目を向けます。
展覧会ディレクターは、日本と世界のデザインの動きに精通したジャーナリストの川上典李子と、ストックホルムを拠点にアートとデザインのキュレーターとして活動を続ける横山いくこ。紹介するのは、世界を俯瞰するクリティカルなアプローチを始め、これまでは見えていなかった物語をかたちにして伝える活動や、社会との新しい関係を築く提案、現在から未来を見通すリサーチなど「ファブ・マインド」にあふれた国内外約20組のプロジェクトです。時にポジティブに、時に詩的な視点は、たとえささやかなものであるとしても、大きな可能性を備えています。
「活動のデザイン展」を通して、変動する世界を生きぬくさまざまなヒントに出会ってください。