SHARE 住宅建築2014年10月号の特集「柱と建築」のプレビュー
住宅建築2014年10月号の特集「柱と建築」のプレビューです。
柱と建築───「象徴」と「技術」から柱の意味を問い直す
古来、柱とは天と地をつなぐ「象徴」であり、柱を立てることから発展した「技術」が、日本の建築を支えてきましたが、近年、建築空間で柱の存在は希薄になりつつあります。本特集は、柱の原初の姿へ遡りながら、「社寺建築」「民家」のふたつのアプローチからその意味を問い直します。「象徴」「技術」「社寺建築」「民家」というマトリクスの交点に位置する「長寿寺本堂」「旧広瀬家」を中心に、三内丸山遺跡から篠原一男の住宅までを射程に振り返ります。
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以下目次です。
[特集1]
柱と建築───「象徴」と「技術」から柱の意味を問い直す
柱の解体と再構築 文=福島加津也
長寿寺 本堂 鎌倉時代前期/滋賀県湖南市
旧広瀬家住宅 江戸時代前期/山梨県(現在:川崎市立日本民家園)
転換点を示す二つの事例 文=後藤治
柱の意味を解剖する① 象徴としての柱
象徴化と脱象徴化を繰り返すことによるその意味の変容 文=大松俊紀
柱の意味を解剖する② 技術としての柱
空間フレームの歴史的な流れを手がかりとして 文=福島加津也
鼎談 日本建築における構造の本質とは
……山田憲明 × 大松俊紀 × 福島加津也
合理と非合理を超える柱を求めて 文=大松俊紀
※その他の特集については、WEB住宅建築に掲載されています。