アーティストの鈴木康広の展覧会「近所の地球」の会場写真とレポートがエキサイトイズムに掲載されています
アーティストの鈴木康広の水戸芸術館での展覧会「近所の地球」の会場写真とレポートがエキサイトイズムに掲載されています。
以下は、美術館による展覧会の概要。
鈴木康広は、2001年NHKの番組「デジタル・スタジアム」で発表した映像インスタレーション《遊具の透視法》が最優秀賞を受賞以来、展覧会やデザインなどさまざまな方面で活躍しています。2003年に発表した、開いた目と閉じた目が描かれた木の葉型の紙が風によって吹き上げられ回転しながら舞い落ちるときまばたきしているように見える《まばたきの葉》は、美術館のみならず多くのパブリックスペースで人気を博し、2009年にアートディレクションを担当した羽田空港「空気の港」において発表した《出発の星座》はグッドデザイン賞を受賞しました。2010年の瀬戸内国際芸術祭では航跡をファスナーに見立てた《ファスナーの船》が話題を呼び、翌年の浜松市美術館での展覧会に際しては『パラパラマンガ商店街』など商店街や市役所でプロジェクトを行うなど美術館のスペースにとどまらずに地域や場所、空間を意識した活動を続けています。
今回の企画展「近所の地球」は、彼の代表作品と新作によって構成されます。また水戸市の商店街では「パラパラマンガ商店街 in 水戸」を展開し、水戸市街を新しい視点から表現します。
「近所の地球」は、彼の代表作《遊具の透視法》の愛称でもありますが、自分の近く=近所に身を置きつつ、もっと大きなもの=地球につながろうとする彼の制作の基本となる考えです。