SHARE 中村竜治建築設計事務所による「柱のあいだのベンチ」
中村竜治建築設計事務所による「柱のあいだのベンチ」です。展覧会「SHOWCASE」のために制作された作品です。(※展示はすでに終了。)
柱の間を使ったベンチである。10個の独立した円筒が柱の間に挟まるようにして置かれる。円筒は薄い合板を丸めて作られ、中央に縦に1本の糸が張られている。座られた円筒は横に広がるように変形し隣の円筒を押す。押された隣の円筒は縦に伸びるように変形しようとするが、その変形を縦に張られた糸が止める。隣で止めきれなかった変形はさらにその隣へと伝わり全体で力を分散しながら最後は柱が受け止める。柱の間という場所と隣どうしの関係という2つの要素で成り立つ構造となっている。
※以下の写真はクリックで拡大します
■作品概要
タイトル:柱のあいだのベンチ
用途:ベンチ
素材:シナ曲合板(t4mm5ply)、ケブラーミシン糸(φ0.69mm)
サイズ:
W3730mm
D610mm
H373mm
展覧会名:SHOWCASE
展示場所:旧代官山ラヴェリアアネックス2F 東京都渋谷区代官山町20-23
展示期間:2014 年10 月25 日(土)〜2014 年11 月3 日(月)
主催:E&Y、method、SoupDesign
キュレーター:松澤剛(E&Y)、山田遊(method)、尾原史和(SoupDesign)
設計:中村竜治建築設計事務所
製作:中村竜治建築設計事務所
写真:中村竜治建築設計事務所