SHARE 西澤明洋が主宰するエイトブランディングデザインによる、静岡県沼津の「平成建設」のブランディングデザイン
西澤明洋が主宰するエイトブランディングデザインによる、静岡県沼津の「平成建設」のブランディングデザインです。
昨年、創業25周年を迎えた平成建設は、大工中心の本物のものづくりを高い次元へと引き上げるために「HEISEI DAIKU MIND」という新たなブランドコンセプトを掲げ、ロゴデザインを一新しました。
ロゴマークは平成建設のHとKをモチーフにしたロゴマーク。
90度回転させると「大工」の文字があらわれます。
■平成建設 ブランドサイト
http://www.heiseikensetu.co.jp
■平成建設 世田谷支店
http://www.heiseikensetu.co.jp/company/bolist.html
以下、デザインについてのテキストです。
静岡県沼津の『平成建設』のブランディングデザイン。
ブランドコンセプト、ロゴ、VIデザインを手掛けました。
今、日本のものづくりは、高齢化による後継者不足が問題になっています。
特に建設業は深刻で、建築現場の最前線を担う高度な技術を要した「大工」の数は、年々少なくなっています。
建設業界では「大工」を下請けとする風潮があります。
昨今の景気の大きな変動の中で、小さな下請け会社は経営が立ち行かなくなり、脈々と受け継がれてきた職人の技は廃れ、このままでは日本の建築文化は途絶えてしまいます。
静岡県沼津の『平成建設』は、そのような中、業界に先駆けて「大工」を日本建築の重要な資源と位置づけ、社内で育ててきた極めて珍しい会社です。
現在、社内の職人は、なんと214名。
さらに毎年 50人程度の新入社員を採用し、若い大工を育てています。
昨年、創業25周年を迎えた平成建設は、大工中心の本物のものづくりを高い次元へと引き上げるために「HEISEI DAIKU MIND」という
新たなブランドコンセプトを掲げ、ロゴデザインを一新しました。
ロゴマークは平成建設のHとKをモチーフにしたロゴマーク。
90度回転させると「大工」の文字があらわれます。
昨年は東京・世田谷に新しい拠点を作り、大工のモノづくりの文化をさらに広めようとしています。
西澤 明洋(にしざわ あきひろ)
株式会社エイトブランディングデザイン代表
ブランディングデザイナー
1976年滋賀県生まれ。
「ブランディングデザインで日本を元気にする」というコンセプトのもと、企業のブランド開発、商品開発、店舗開発など幅広いジャンルでのデザイン活動を行っている。
「フォーカスRPCD®」という独自のデザイン開発手法により、リサーチからプランニング、コンセプト開発まで含めた、一貫性のあるブランディングデザインを数多く手がける。
著書に『ブランドをデザインする!』(パイ インターナショナル)など。