SHARE エマニュエル・ムホーによる、親子のための室内遊び場「mama smile」
all photos©志摩大輔/Nacasa & Partners
エマニュエル・ムホーが設計した、親子のための室内遊び場「mama smile」です。
「ママスマイル」は主にショッピングモール内に展開する親子のための室内遊び場。新たなブランドコンセプト「いえが並ぶ小さな街のようなファミリー空間」と店舗デザインを総合的に手掛け、「あそび場」と保育園を隣接させたファミリー向けの複合型施設が水戸に誕生した。ショッピングモール内にいながらも、家にいるような安らぎのある空間創りをしている。
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以下、建築家によるテキストです。
「ママスマイル」は主にショッピングモール内に展開する親子のための室内遊び場。新たなブランドコンセプト「いえが並ぶ小さな街のようなファミリー空間」と店舗デザインを総合的に手掛け、「あそび場」と保育園を隣接させたファミリー向けの複合型施設が水戸に誕生した。ショッピングモール内にいながらも、家にいるような安らぎのある空間創りをしている。
あそび場には真っ白なエントランスの壁に子供が描いたような「いえ」のカタチに切り抜かれた開口を設け、そこをくぐり抜けるとイエロー、ピンク、グリーン、ブルーなどの7色の「いえ」が並ぶ色溢れる世界が広がる。訪れる人にとっては小さな街のようであり、家にいるような心地良さもある。色とりどりの「いえ」で仕切られ、あえて全体を見渡すことの出来ないレイアウトは、路地裏や家々の隙間から様々な発見をするような好奇心を促す。小さな街の「路地」にはカフェスペースが点在し大人同士で会話を楽しみながら寛ぐことができる。またカラフルな空間は「色育」の観点からも子供の心の成長を手助けすることが期待される。
あそび場には性格の異なるエリアが幾つか設けられている。誕生日会などのイベント会場としても利用できる「みんなのひろば」、ゲームやダンスなどの様々な催しを行う「イベントひろば」、子供が思いきり体を動かせるエアー遊具のエリア、そして赤ちゃんのための「はいはいひろば」とその周囲のカフェスペースは大人が同じ目線でいられる様に座布団敷になっている。これらのエリアは「いえ」によって緩やかに仕切られており、各エリアが全体と自然に繋がることで、お互いの気配を感じながら過ごすことができる。
無邪気に遊ぶ子供の姿を大人が安心して見守ることができる場であると共に、子供が色溢れる空間で豊かな感性を育むことを願っている。
※「色育」とは:色の効果を利用して、子供の「集中力」、「想像力」、「コミュニケーション力」を育むこと。
■建築概要
所在地:〒310-0852茨城県水戸市笠原町978-39ロゼオ水戸店内
面積:459m2
オープン:2014年11月1日
mama smile水戸県庁前店:www.mamasmile.jp/minna-mito