SHARE 中村拓志&NAP建築設計事務所による、徳島の飲食の複合施設「ライズアンドウィン」の写真など
中村拓志&NAP建築設計事務所による、徳島の飲食の複合施設「ライズアンドウィン」の写真などがTRANSITのサイトに掲載されています
中村拓志&NAP建築設計事務所が設計を手掛けた、徳島の飲食の複合施設「ライズアンドウィン」の写真などがTRANSITのサイトに掲載されています。正式な名称は「RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store」です。
以下は、twitterに投稿されている同建築の写真。
ドライブの目的地、上勝町に新しく出来たブリュワリー、中村拓志さん設計のRISE & WINへ。木製建具を再生し断熱のために二重になっている大きな開口が印象的。 pic.twitter.com/uHTLXMCVdL
— 坂東幸輔 (@kosukebando) 2015, 6月 29
以下は、NAPのサイトに掲載されているコンセプトテキストから抜粋。
本建物はクラフトビールのブリュワリー(生産工場)の他、テイスティングスタンド、BBQガーデン、ゴミの最小化を目指す量り売りのストアから構成される。建築には経済の域内循環、地産地消をモットーに、外壁は町内産の杉板の端材をリユースし、柿渋にベンガラを混ぜた自然由来の塗装を施している。高さ8.1mのパッチワークファサードは、町内の廃材となった建具を再利用。西日が山の尾根に差し掛かる頃、赤く染まった美しい光が内部にステンドグラスのように差し込み、晩酌気分を高揚させる仕掛けである。かつて上勝を照らしてきた人家の窓が集合して、夜には再び町を照らす希望に満ちた行灯となる。内部の商品棚や家具、シャンデリア、新聞壁紙なども廃材を創造的に組み合わせたもので、店内は即興性と発見性に満ちた空間となっている。嫁入りの思い出がつまった箪笥や長年使われてすり減った農機具などが新しく生まれ変わり、豊かな質感を表出している。