SHARE 竹口健太郎+山本麻子 / アルファヴィルによる、三重県鈴鹿市の「カトリック鈴鹿教会」の動画
竹口健太郎+山本麻子 / アルファヴィルが設計した、三重県鈴鹿市の「カトリック鈴鹿教会」の動画です。こちらのページでは図面や、構成が分かる模型写真などを見る事ができます。
ピロティをもつ大屋根の教会堂
三重県の20万人都市に、カトリックの聖堂、信徒会館そして司祭館からなる教会を新築する。ここは自動車関連の工場で働く他国籍の信徒が急増しており、教会は異国暮らしに必須の場だが、古い街道と新しい自動車道が交差する敷地は大柄な建物に固まれ、現在の教会は周囲に埋もれている。そこで用途の異なる3つの建物をひとつにまとめ、山脈のような大きな屋根で包むことで、特別なひとつの場所であることを表現することとした。屋根には5mの段差ことにハイサイドライトをもうけ、聖堂から居室まで大小さまざまな部屋が密集する内部空間に南からの光を満遍なく取り込んでいる。そして建物全体をもちあげることで、日曜日のミサに必要な広い駐車スペースを確保した。2階の聖堂と大会議室、あるいは司祭館と集会室は広いロビーをはさんでつながれ、さらにロビーと、1階の駐車場、マリア像の庭、イベン卜広場が、3つの大階段とエレベーターで回廊のようにつながれることで、教会のさまざまな活動を、大屋根のもと、個別にあるいは横断的に行うことができる街のような建築を提案した。(via a-ville.net)