SHARE アルファヴィルによる、大阪の住宅「SPIRAL WINDOW HOUSE」の写真など
アルファビルのサイトに、大阪の住宅「SPIRAL WINDOW HOUSE」の写真などが掲載されています
京都を拠点とする設計事務所アルファヴィルのウェブサイトに、大阪の住宅「SPIRAL WINDOW HOUSE」の写真などが24枚掲載されています。
大きな川と岸辺の大樹に面しながら、前後を車道と巨大なマンションの敷地に挟まれ、隣家がぴったりとたつ、四方に特徴あるコンテキスト。一方で都市住宅の典型である狭い敷地の準防火地域。汎用性のある木造在来工法や既成のアルミサッシ、外壁、家具などを用いながら、建売住宅では得られない空間の質をどのように担保するかについて考え、小さくも大きくもない開口を1階から3階へ螺旋状にうずまくように設けることにした。
採光・通風に加えて西面にある川への眺望をいかしつつ、日射を遮蔽する必要も考え、建売住宅によく使われる雨戸付き引違い窓を採用したが、これにより、網入ガラスでなくすっきりとした透明ガラスが入れられた。一方でガラス一枚を1350mm角の窓ともドアともつかないサイズとしたうえで、2階のダイニングスペースからちょうど景色がきりとられる位置を中心に斜め方向にサッシを連続させることで、内部からの視線は、全面開口のように360度ひらけるのでもなく、壁中央の窓のように視界を限定するのでもなく、川や街や空へと立体的に広がる。