SHARE 森清敏+川村奈津子 / MDSによる「志木の家」
all photos©西川公朗
森清敏+川村奈津子 / MDSが設計した「志木の家」です。
漆黒の闇に包まれた建主の強い個性が表れた住宅。床の一部のように大きなテーブルを家の中心に設え、食事はもちろん、映画を見てくつろいだり、夫婦それぞれのデスクトップコンピュータを置いてネットサーフィンしたり、そこでほぼ全てのことが行われる。テレビモニターに正対して置かれたソファの背後にはベッドスペースを設け、横になりながら映画を見ることもでき、そのベッドスペースの両側にそれぞれの書斎を設けている。全体はオーガンジーの布で仕切られただけのワンルーム空間となっており、漆黒の闇の中に周りの緑をすくい取って光が差し込む、静かな二人だけの特別な空間となっている。
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■建築概要
志木の家
延床面積:74.07㎡
竣工:2015年7月
設計:森清敏+川村奈津子/MDS
構造:大賀成典/大賀建築構造設計事務所
施工:内田産業
写真:西川公朗