SHARE 日建設計が計画している、中国の複合ビル「杭州万科復興路TODプロジェクト」
日建設計 / 高橋秀通・大庭拓也・高橋恵多・陳彦安・兪思維・堀内敏・張健(PM)が計画している、中国の複合ビル「杭州万科復興路TODプロジェクト」です。
このプロジェクトは中国文化の起源である良渚文化地域に位置する。
建物構成は、ホテル、サービスアパートメント、オフィス、商業、劇場の各ボリュームをスタックした複合用途とし、その隙間やピロティー、屋上を「立体的なパブリックスペース」として整備することで、新しいワークスタイル、ライフスタイルの提案を行った。
平面計画は、ホテルやサービスアパートメントの奥行きを考慮し、リニアなロの字型プランとし、平面中央には約40m角のボイドを配している。
ボイドは光環境、風環境、温熱環境を制御する環境装置として利用するとともに、光沢のある仕上げの乱反射や雨を利用したライティングデザイン等によりが幻想的風景を作り出す設えを施した。
劇場は多目的利用を主眼とし、西側広場に対して可動式外壁が全面開閉することで外部と一体利用するイベントなど多様なアクテビティが可能なパブリックスペースとして計画した。
敷地外に隣接する河川に対する親水空間の整備、水質浄化の提案を積極的に行い、施主、行政を巻き込んだこの敷地ならではの価値創造を目指している。
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■建築概要
プロジェクト:杭州万科復興路TODプロジェクト
建築設計:日建設計 NIKKEN SEKKEI LTD
設計担当:高橋秀通、大庭拓也、高橋恵多、陳彦安、兪思維、堀内敏、張健(PM)
ランドスケープ:OFFICE MA
照明設計:tomoru design・meguro inc.
CG作成:Ray Space