SHARE 石上純也らが「文部科学大臣新人賞」を受賞。佐藤卓や内藤礼らが「文部科学大臣賞」を受賞
石上純也らが「文部科学大臣新人賞」を受賞、佐藤卓や内藤礼らが「文部科学大臣賞」を受賞しています。リンク先の文化庁が公開したPDF資料に、受賞者のリストと選考理由、選考者がまとめられています。複数いる選考者の中に建築家として内藤廣が名を連ねています。
石上が先行された理由は以下。
森の中の一風景に見える「水庭」は,極めて人工的な作品である。もともとここは何もない平地だった。全てに先立って,石上純也氏のイメージに立ち現れたもの,それを建築的な手法を駆使して,誰も見たことのない風景へと導いた。こんな風景は自然の中には存在しない。だから,少しでも人が手を緩めると崩壊してしまうフィクションであり,その蜻蛉(かげろう)のような儚(はかな)さが人を引き付ける。危うい姿勢でつま先立ちをして語り掛ける静寂。自然とは何か。人とは何か。それは,精神の深奥に語り掛ける美しい逆説である。