SHARE 阿野太一の撮影による「瀬戸現代美術展2019」
阿野太一の撮影による「瀬戸現代美術展2019」です。会期は2019年10月14日まで。展覧会の公式サイトはこちら。
「せともの(瀬戸物)」という言葉とともに古くから窯業の街として知られてきた愛知県瀬戸市。この街には近年、陶芸家に限らず多くのアーティストたちが移り住んできています。
その背景にあるのは窯業関連の工房や倉庫をアトリエとして転用できたことですが、この変化は同時に「ものづくりの街」という伝統の持続でもあります。その「変化と持続」とはどのようなものか、瀬戸ゆかりのアーティストによる作品を通じて探っていこうという展覧会です。会場となる瀬戸サイトは、日本で唯一の国立陶磁器試験所として瀬戸を中心とする陶磁器業界の発展に深く関わってきた旧名古屋工業技術試験所瀬戸分室。この瀬戸の歴史を象徴するとも言える場所で、街の過去と未来をつなごうとする時、どのような風景が広がって見えるでしょうか。
以下の写真はクリックで拡大します
以下、作家のプロフィール等です。
※作家名 英語表記(生まれ年)経歴
「作品タイトル」制作年/素材/サイズ
安藤正子 Masako Ando(1976~)2001愛知県立芸術大学大学院美術研究科油画専攻修了
「Sons and Daughters」2019/陶土、釉薬
阿野太一 Daici Ano(1974~)1999北海道大学大学院工学研究科都市環境工学修了
「瀬戸・2019」/2019/写真(スライドショー)/
サイズ可変(本展示では1200mmx700mmのOLEDディスプレイを使用)約45分・繰り返し
磯部由香子 Yukako Isobe(1988~) 2013名古屋造形大学大学院造形研究科修士課程修了
展示風景/キャンバス、油彩
井出創太郎 Sotaro Ide (1966~)1991愛知県立芸術大学大学院美術研究科絵画油画専攻修了
「piacer d'amor bush<系譜の山/噴火口>」2019/エッチング緑青石膏刷り/石膏、インク、緑青/
インスタレーションサイズ
植松ゆりか Yurika Uematsu(1989~)2017愛知県立窯業高等技術専門校卒業
「Alpha and Omega」2019/ミクストメディア/サイズ可変
城戸保 Tamotsu Kido(1974~)2002愛知県立芸術大学大学院美術研修科修了
展示風景/全てc-print
小杉滋樹 Shigeki Kosugi (1979~) 2006名古屋造形芸術大学彫刻コ-ス研究生修了
展示風景/キャンバス、油彩
後藤あこ Ako Goto(1989~)2014愛知県立芸術大学美術研究科博士前期課程彫刻領域修了
「room202」/2019/瀬戸土、木材など
近藤佳那子 Kanako Kondo(1987~)2014愛知県立芸術大学美術研究科博士課程前期油画・版画領域修了
「おままごと/Pretend play」2019/キャンバス、油彩/1940×2590mm
栗木義夫 Yoshio Kuriki (1950~)1981愛知県立芸術大学大学院彫刻専攻修了
「蝉の声」2019/ミクストメディア/滞在制作
栗木清美 Kiyomi Kuriki(1966~)1992愛知県立芸術大学大学院美術研究科絵画油画専攻修了
「one summer」2017-2019/キャンバス、油彩/サイズ可変
栗本百合子 Yuriko Kurimoto(1950~2017)
「windows」(未発表作品)/1988/1800×900mm/インスタレーションサイズ
瀬川麻衣子 Maiko Segawa(1981~)2005愛知県立芸術大学大学院美術研究科油画専攻修了
展示風景/和紙、顔料
設楽知昭 Tomoaki Shitara(1955~)1980愛知県立芸術大学大学院美術研究科修了
「アイロンとシャツ」/2019/キャンバス、シルバーポイント、油彩、パステル/1333×970mm
設楽陸 Riku Shitara(1985~)2008名古屋造形芸術大学美術学科総合造形コース卒業
展示風景
鈴木一太郎 Ichitaro Suzuki(1988〜)2014愛知県立芸術大学大学院美術研科博士前期課程彫刻領域修了
「イメージの花」/2019/ミクストメディア/300×255×80mm
鈴木優作 Yusaku Suzuki(1991~)2014名古屋造形大学陶芸コース卒業
「encounter」/2016-2019/陶器/サイズ可変
鷹野健 Takeshi Takano(1980~ )2005愛知県立芸術大学美術研究科油画専攻修了
「日本の部屋」/2019/インク、アクリル樹脂、フィルム、椅子/2600×2800×4800mm
塚本南波 Minami Tsukamoto(1983~)2012愛知県立芸術大学大学院美術研究科博士前期課程彫刻領域修了
「ふねと研究とつくえ」/2019/木材、研究室の机、綿布/2180×3085×1470mm
永田圭 Kei Nagata(1978~) 2005 愛知県立芸術大学大学院美術研修科修了
「飽和」/2019/天然ゴム/φ1800mm
ザ ニュースペーパーズ THE NEWSPAPERS(2005~)メンバー:青木一将、谷薫、永田圭、清水太一
「AB load」/2019/映像/5分30秒
箱山朋実 Tomomi Hakoyama(1990~)2016愛知県立芸術大学大学院美術研究科博士前期課程油画・版画領
域修了
「遠くの煙」/2019/紙、木炭、パステル/1300×1000mm
葉栗里 Sato Haguri(1989〜)2013愛知県立芸術大学大学院美術研究科博士前期課程彫刻領域修了
「quiet place」/2019/楠、アクリル絵具/1550×1000×500mm
文谷有佳里 Yukari Bunya(1985~)2010東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了
「なにもない風景を眺める」/2016-2017/パネルにケント紙、ボールペン、カーボン紙、鉛筆
花木彰太 Shota Hanaki(1988~)2013愛知県立芸術大学大学院美術研究科博士課程前期美術専攻油画・版
画領域修了
「corner plane (Seto)」/2019/アクリル絵具、MDF、アルミ /インスタレーションサイズ
古畑大気 Taiki Furuhata(1987~)2014愛知県立芸術大学美術研究科博士前期課程油画・版画領域修了
「city」/2018-2019/キャンバス、油彩/インスタレーションサイズ
真塩かおり Kaoli Mashio 2011国立デュッセルドルフ美術アカデミー卒業
「The Hottest and the Coldest」/2019
横野明日香 Asuka Yokono(1987~)2013愛知県立芸術大学大学院美術研究科博士前期課程油画・版画領域
修了
「草千里ヶ浜の習作」/2019/キャンバス、油彩/1620×1940mm
■展覧会概要
瀬戸現代美術展2019
■会期
2019年9月7日(土)~10月14日(月・祝)
11:00~17:00
休館日:火曜・水曜
■アーティストトーク
9月29日(日)15:00~
■会場
旧産業技術総合研究所中部センター瀬戸サイト〒489-0884 愛知県瀬戸市西茨町110
主催:瀬戸現代美術展2109Barrack実行委員会
企画:Art Space & Cafe Barrack
共催:瀬戸市
助成:(公財)瀬戸信用金庫地域振興協力基金
協力:瀬戸市新世紀工芸館、小山登美夫ギャラリー、栗本百合子アーカイブ
後援:名古屋鉄道株式会社
写真撮影者クレジット:瀬戸市現代美術展2019