SHARE ODS / 鬼木デザインスタジオによる、デザイン展「CORD/CODE」
ODS / 鬼木デザインスタジオによる、デザイン展「CORD/CODE」です。新作インスタレーションとチェアが展示されています。会期は2019年10月27日まで。場所は「ザ・ギンザ スペース(東京都中央区銀座5-9-15)」です。鬼木が会場にいる時間もあるようでそのスケジュールはfbに掲載されています。
昨年11月、ODS/鬼木デザインスタジオがショップデザインを担当し、銀座5丁目にオープンした「THE GINZA COSMETICS GINZA」。地下2階のギャラリー「THE GINZA SPACE」にてODS/鬼木デザインスタジオの展覧会「CORD/CODE」を開催中です。
本展では店舗の空間デザインを模型等を通じてご紹介するとともに「CORD/CODE」と題した新作インスタレーションとチェアを展示しています。タイトルの「CORD/CODE」は、 線(CORD)で規則(CORD)を生み出すことを意味し、ザ・ギンザのもつ「シンプルさ」と「安らぐ心地」を空間的に表現することを目指しました。
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以下、デザイナーによるテキストです。
昨年11月、ODS/鬼木デザインスタジオがショップデザインを担当し、銀座5丁目にオープンした「THE GINZA COSMETICS GINZA」。地下2階のギャラリー「THE GINZA SPACE」にてODS/鬼木デザインスタジオの展覧会「CORD/CODE」を開催中です。
本展では店舗の空間デザインを模型等を通じてご紹介するとともに「CORD/CODE」と題した新作インスタレーションとチェアを展示しています。タイトルの「CORD/CODE」は、 線(CORD)で規則(CORD)を生み出すことを意味し、ザ・ギンザのもつ「シンプルさ」と「安らぐ心地」を空間的に表現することを目指しました。
「CORD/CODE(インスタレーション)」
CORD(線)にCODE(規則)を与えるインスタレーション作品。
見上げると、複数の三次元局面が複雑に折り重なる空間となっていますが、実はとてもシンプルなCODE(規則)によってできています。CORD(線)は全て水平(床と平行)に張り巡らされており、一番床に近いところの線に注目すると、部屋の長手方向に4本、短手方向に4本の線が張られているのが分かります。これが基本となる1つのレイヤー(層)です。このレイヤーを部屋の中心を軸に2度ずつ回転させながら、鏡の下まで46レイヤーを積み重ねています。「シンプルで、直線的」なCODE(規則)でありながら、「複雑で、有機的」な空間を生み出している、二面性が共存する作品となっています。
「CORD/CODE CHAIR」
アクリルとステンレスワイヤーによるチェア。
コの字のアクリルの間に水平に張られたワイヤーによる6枚の曲面が、座面や背もたれを構成するようにできています。合計124本のワイヤーがつくりだす曲面は体のかたちに寄り添うように計算され、座った人を柔らかく包み込む形状となっています。ワイヤー(CORD)に規則(CODE)を与え、直線が生む緊張感と曲面の柔らかさが共存するデザインとしました。また、透明なアクリルをベースとすることにより、チェアの側面や背面からも重なりあうワイヤーの曲面がみえ、座った人が浮遊しているような軽やかさを感じるチェアとしました。
■展覧会概要
CORD / CODE
会期:2019/9/14(土)〜10/27(日)11:00〜19:00(10/21 休館)
会場:ザ・ギンザ スペース / 東京都中央区銀座5-9-15
主催:株式会社 ザ・ギンザ
作品・会場構成: ODS / 鬼木デザインスタジオ