SHARE 隈研吾による、韓国・慶州市の展示ホール「慶州国際博覧会記念館」の写真
隈研吾のウェブサイトに、韓国・慶州市の展示ホール「慶州国際博覧会記念館」の写真が9枚掲載されています。
大地と建築との中間的な存在形式を持つ、博覧会のパビリオン。博覧会後も保存され、恒久的に使われる建築は、通常のパビリオンのような仮設的な存在ではなく、大地と一体となった、永続性の感じられるものでなければならないと考え、大地と建築をつなごうと考えた。
大地を感じられる地元産の玄武岩で、地面と建築とを連続的に覆い、展示空間は、その石の面の裏に隠されている。
石と石の隙間から緑が顔をのぞかせ、石の壁が、大地の一部であり、生命線とつながっていることを感じさせる。緑は、さらに増殖し、建物を大地へと還っていくであろう。