SHARE トラフによる、リクルートGINZA8ビルのエントランスロビーの改修計画「G8ロビー」の写真
トラフのウェブサイトに、リクルートGINZA8ビルのエントランスロビーの改修計画「G8ロビー」の写真が12枚掲載されています。
リクルートGINZA8ビルのエントランスロビーの改修計画。
カフェの新設に伴い、従来のロビー機能だけでなく休憩ができ、隣接するクリエイションギャラリーG8の利用状況に応じて多用な使い方ができる場が求められた。カフェを中心にベンチが点在する構成で、普段はロビーとして待合スペースや打ち合わせ、カフェで販売されるコーヒーやお弁当を飲食する場所として使え、ギャラリーのオープニングパーティーやレクチャ―時には、ベンチを移動させてレイアウトを変更できるようなスペースを提案した。
石貼りの床や、鏡面の天井など、平滑な素材が使われている空間に対して、素材感のある木毛セメント板で壁面と柱を覆った。展示壁としても機能する同素材を、白く塗装することでギャラリーとの一体感を持たせ、石張り目地の既存モジュールをそのパネル割と合わせ、空間全体を統合した。ビル受付の案内板や点在する立て看板などのサインについても、空間に合わせて白く塗装した木毛セメント板やOSB板を使い一新した。コーヒーを置いて座れるよう座面を広くとった門型のベンチは、家具メーカー・カリモクの技術を活かし、無垢材を円形断面に加工して、手触りの良いディティールに仕上げることで、空間に柔らかさを与えている。また、カフェの外装グラフィックは様々なデザイナーによって定期的に一新される。
日本のグラフィックデザインの中核を担うギャラリーを有するロビー空間に、新しい機能を加えることでより多くの人を受け入れ、交流を活性化できる場を目指した。