沖津雄司による、LEXUSのために制作したインテリアアートピース「lightflakes for LEXUS」です。
LEXUSのために制作したインテリアアートピース。
ミラノサローネサテリテ2017で発表して以来展開している、光の再構築がコンセプトの「lightflakes」シリーズの一環である。
直径40mm、薄さ0.3mmのレンズで出来た「lightflakes」を組み合わすことで、空間、環境、テーマに合わせてあらゆる形の光のオブジェが制作可能である。
lightflakesを精緻に組上げると自然光と環境光は幾重にも透過、反射し、風景と共に複製されることで具象する。
組み上げられたオブジェが室内で自然光を受けたとき、再構築された光が空間を演出するのです。
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以下、建築家によるテキストです。
LEXUSのために制作したインテリアアートピース。
ミラノサローネサテリテ2017で発表して以来展開している、光の再構築がコンセプトの「lightflakes」シリーズの一環である。
直径40mm、薄さ0.3mmのレンズで出来た「lightflakes」を組み合わすことで、空間、環境、テーマに合わせてあらゆる形の光のオブジェが制作可能である。
lightflakesを精緻に組上げると自然光と環境光は幾重にも透過、反射し、風景と共に複製されることで具象する。
組み上げられたオブジェが室内で自然光を受けたとき、再構築された光が空間を演出するのです。
展示されているのはLEXUSのショールーム「レクサス西宮」のVIPルームと、「レクサス挙母」のオーナーズラウンジ。
「レクサス西宮」では、VIPルームの4隅に設ける台座のうち、対角線上2隅の台座に展示するアートピースが求められた。
一方の対角線上2隅の台座には吉岡徳仁氏がデザインした有機的な形状のガラス作品が展示されることから、2体の「lightflakes」は幾何学的な形状である球体と八面体とした。
「レクサス挙母」ではLEXUSのデザインアイコン「スピンドルグリル」からインスパイアされた形状となっている。オーナーズラウンジでも部屋の対角線上2隅に設ける台座に展示するオブジェが求められたことから、2体のスピンドルグリルの形状が立体的に図と地の反転で一対になるアートピースとした。
「lightflakes」は展示される位置、その空間の光の環境に反映して2つと無いインテリアアートピースとして完成される。
組まれたレンズは見る角度で様々な姿を現し、室内に入る自然光、既存の環境光は再構築され、鑑賞者を新たな光の意識へと誘う。
■建築概要
展示場所:レクサス西宮 VIPルーム、レクサス挙母 オーナーズラウンジ
制作年:2017年、2018年
写真:山根朋子、YUJI OKITSU