SHARE 唐崎圭+宮澤宏和+瀬山真樹夫 / RG DESIGNによる、東京・銀座の、4つの飲食店が入居しスキップフロアで繋がる商業施設「GINZASTEPS」
唐崎圭+宮澤宏和+瀬山真樹夫 / RG DESIGNが設計した、東京・銀座の、4つの飲食店が入居しスキップフロアで繋がる商業施設「GINZASTEPS」です。
銀座7丁目に立つ、4つの飲食店舗が入る商業施設。平面計画は、小さな4人掛けカウンターのある店舗がスキップしながら連続し、各店舗がつながりあう、らせん状のワンルーム形式とした。
店舗フロアはそのまま屋上までひとつながりの形とし、デッキスペースとしての客席利用も可能となっている。
ひとつながりの気積の中で、店舗間でのやりとりが行われることで、建物内に活気のある雰囲気がもたらされ、また、裏路地がそのまま延長されるような形で内部空間まで連続してつながりあうことで、小さな飲み屋横丁が垂直に立ちあがったような印象の建物となることを意図している。
前面ファサードはスチールサッシのカーテンウォールとすることで、夜になると店舗の明かりが外部に漏れだし、路地のなかで行燈のような効果をもたらすことを狙った。
以下の写真はクリックで拡大します
以下、建築家によるテキストです。
銀座7丁目に立つ、4つの飲食店舗が入る商業施設。平面計画は、小さな4人掛けカウンターのある店舗がスキップしながら連続し、各店舗がつながりあう、らせん状のワンルーム形式とした。
店舗フロアはそのまま屋上までひとつながりの形とし、デッキスペースとしての客席利用も可能となっている。
ひとつながりの気積の中で、店舗間でのやりとりが行われることで、建物内に活気のある雰囲気がもたらされ、また、裏路地がそのまま延長されるような形で内部空間まで連続してつながりあうことで、小さな飲み屋横丁が垂直に立ちあがったような印象の建物となることを意図している。
前面ファサードはスチールサッシのカーテンウォールとすることで、夜になると店舗の明かりが外部に漏れだし、路地のなかで行燈のような効果をもたらすことを狙った。
敷地は、幅の狭い裏路地に面した、約30㎡程度の狭小地で、その条件から様々な制約が架せられた。
具体的には、建て方時にクレーン等を設置することが困難であるため、構造材は表通りから職人の手運びで運搬できるサイズと重量に限定され、そのために木造2階建てという構造形式が採用された。
木造の在来工法でらせん状のスキップフロアを成立させるために、一部特殊な柱(105×300の扁平形状柱)や金物(フロッキン狭小壁)を使用している。
日本でも有数の繁華街の一角であり、地区計画で容積率の最低限度が定められている場所であるが、木造の例外規定によることで本計画が可能となっている。
■建築概要
用途:商業施設(飲食店舗)
竣工年月日:2020年5月13日
所在地:東京都中央区銀座7-7-12
建築面積:26.60㎡
延床面積:53.20㎡
構造設計:株式会社ラケンネ 増田圭吾
施工:株式会社 栄建
撮影:
STUDIO G VOICE 平松嵩(写真01)
新井啓太(写真02~)
種別 | 使用箇所 | 商品名(メーカー名) |
---|---|---|
内装・壁 | 壁 | |
内装・壁 | キッチン壁 | |
内装・床 | 床 | |
内装・造作家具 | カウンター天板 | タモ幅はぎ材 オイルフィニッシュ(オスモカラー) |
内装・その他 | 構造材 |
※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません