SHARE 真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、東京・目黒区の「自由が丘の集合住宅」。敷地のある街の特徴を微地形に見出し参照する事を構想、共用部の階段が上下重なる事無く展開し坂の街並のように住戸が連続、床のレベル差が採光や空間の広がりを生む事も意図
真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトが設計する、東京・目黒区の「自由が丘の集合住宅」です。敷地のある街の特徴を微地形に見出し参照する事を構想、共用部の階段が上下重なる事無く展開し坂の街並のように住戸が連続、床のレベル差が採光や空間の広がりを生む事が意図されました。
自由が丘での設計をスタートする際、街を歩き、丘ではないことを知った。
九品仏川の緑道を底辺とし、奥沢と八雲に挟まれた谷地の街で、坂に沿って街が続く。この街の微地形のように、小さな高低差の連続となるような、共用部や住戸を目指した。
敷地の四周を住戸で囲い、トップライトのある吹抜けの共用部を設けた。
そこに階段が上下重なることなく、展開していく。階段に沿って、坂の街並みのように住戸が連なる。
地下のあるメゾネット住戸内の一階の床をスキップさせた。
レベルのズレによって、地下になるべく光を取り入れ、空気を地上と繋げることを目指した。
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以下、建築家によるテキストです。
自由が丘での設計をスタートする際、街を歩き、丘ではないことを知った。
九品仏川の緑道を底辺とし、奥沢と八雲に挟まれた谷地の街で、坂に沿って街が続く。この街の微地形のように、小さな高低差の連続となるような、共用部や住戸を目指した。
敷地の四周を住戸で囲い、トップライトのある吹抜けの共用部を設けた。
そこに階段が上下重なることなく、展開していく。階段に沿って、坂の街並みのように住戸が連なる。
地下のあるメゾネット住戸内の一階の床をスキップさせた。
レベルのズレによって、地下になるべく光を取り入れ、空気を地上と繋げることを目指した。
上部階のワンルーム内にも小さな高低差を設けている。
小さな空間に斜めの奥行きを設けることで、少しでも空間に広がりをもたらせたかった。
■建築概要
建物用途:共同住宅
所在地:東京都目黒区
事業主:株式会社LeTech
設計:株式会社プラスマイズミアーキテクト
構造:株式会社ハシゴタカ建築設計事務所・ladderup architects
機械設備:建築設計mellhips
電気設備:株式会社泉設備設計
照明デザイン:Ripple design
施工:平成建設株式会社
住戸数:12戸
敷地面積:159.33㎡
建築面積:117.73㎡
延床面積:391.33㎡
竣工年月:2021年12月
竣工写真:アド・グラフィック 飯田眞秀