佐藤研吾事務所と ますいいリビングカンパニー による、埼玉の「Iさんの避難観測所」。浸水危険性のある地域での“避難室”の計画。被災時の高齢家族の負担を考慮して、母屋の二階から出入りする“一本柱”で支持された“小さな部屋”を設計。日常的には趣味室となり既存住宅の機能を補完
photo©comuramai

佐藤研吾事務所と ますいいリビングカンパニー による、埼玉の「Iさんの避難観測所」。浸水危険性のある地域での“避難室”の計画。被災時の高齢家族の負担を考慮して、母屋の二階から出入りする“一本柱”で支持された“小さな部屋”を設計。日常的には趣味室となり既存住宅の機能を補完

佐藤研吾事務所と ますいいリビングカンパニー による、埼玉の「Iさんの避難観測所」。浸水危険性のある地域での“避難室”の計画。被災時の高齢家族の負担を考慮して、母屋の二階から出入りする“一本柱”で支持された“小さな部屋”を設計。日常的には趣味室となり既存住宅の機能を補完 photo©comuramai
佐藤研吾事務所と ますいいリビングカンパニー による、埼玉の「Iさんの避難観測所」。浸水危険性のある地域での“避難室”の計画。被災時の高齢家族の負担を考慮して、母屋の二階から出入りする“一本柱”で支持された“小さな部屋”を設計。日常的には趣味室となり既存住宅の機能を補完 photo©comuramai
佐藤研吾事務所と ますいいリビングカンパニー による、埼玉の「Iさんの避難観測所」。浸水危険性のある地域での“避難室”の計画。被災時の高齢家族の負担を考慮して、母屋の二階から出入りする“一本柱”で支持された“小さな部屋”を設計。日常的には趣味室となり既存住宅の機能を補完 photo©comuramai
佐藤研吾事務所と ますいいリビングカンパニー による、埼玉の「Iさんの避難観測所」。浸水危険性のある地域での“避難室”の計画。被災時の高齢家族の負担を考慮して、母屋の二階から出入りする“一本柱”で支持された“小さな部屋”を設計。日常的には趣味室となり既存住宅の機能を補完 photo©comuramai

コロガロウ / 佐藤研吾建築設計事務所が設計、ますいいリビングカンパニーが監修した、埼玉の「Iさんの避難観測所」です。
浸水危険性のある地域での“避難室”の計画です。建築家は、被災時の高齢家族の負担を考慮して、母屋の二階から出入りする“一本柱”で支持された“小さな部屋”を設計しました。また、日常的には趣味室となり既存住宅の機能を補完します。

埼玉県の荒川流域にある市街地が敷地である。
車も人も行き交い街としての人気が高まっているが、自治体が定めているハザードマップによれば、台風や豪雨災害が発生して荒川が氾濫した場合、その市街地の大部分が3mを超える水深で浸水する危険性があるとされている。
昨今、毎年のように全国各地で自然災害が起きていることからも、この地に住む人びとはより危機意識をもって災害への備えがあることが望ましい。

建築家によるテキストより

建主のIさんは、同居する高齢の母親のことも考慮し、災害時には離れた公設の避難所へ向かって滞在することは精神的にも身体的にも負担がかかるだろうと、自宅の敷地内で避難が可能となるような居場所を求めた。

建築家によるテキストより

既存母屋2階の洋室から仮設のスロープを架けることで、車椅子でも進入することができる小さな部屋を空中につくった。部屋の床は地面からおよそ4mほど高い位置にある。水害時の水圧を考慮して、鉄骨トラスで組んだ450mm四方の1本柱がこの小さな部屋を支えている。
部屋の壁にはそれぞれ大きな開口を設け、屋根にもハッチ状の天窓を設置している。水害時に漂流物によってひとつの脱出口を塞がれても、他から逃げ出せるための備えである。

この小さな部屋の目的は上記のように災害時の避難であるが、日常的にはIさんの天体観測の趣味や休息のためのスペースとして使われる。天窓のハッチを開け、望遠鏡を伸ばして北側の夜空を眺める。

建築家によるテキストより

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佐藤研吾事務所と ますいいリビングカンパニー による、埼玉の「Iさんの避難観測所」。浸水危険性のある地域での“避難室”の計画。被災時の高齢家族の負担を考慮して、母屋の二階から出入りする“一本柱”で支持された“小さな部屋”を設計。日常的には趣味室となり既存住宅の機能を補完 photo©comuramai
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佐藤研吾事務所と ますいいリビングカンパニー による、埼玉の「Iさんの避難観測所」。浸水危険性のある地域での“避難室”の計画。被災時の高齢家族の負担を考慮して、母屋の二階から出入りする“一本柱”で支持された“小さな部屋”を設計。日常的には趣味室となり既存住宅の機能を補完 photo©comuramai
佐藤研吾事務所と ますいいリビングカンパニー による、埼玉の「Iさんの避難観測所」。浸水危険性のある地域での“避難室”の計画。被災時の高齢家族の負担を考慮して、母屋の二階から出入りする“一本柱”で支持された“小さな部屋”を設計。日常的には趣味室となり既存住宅の機能を補完 photo©comuramai
佐藤研吾事務所と ますいいリビングカンパニー による、埼玉の「Iさんの避難観測所」。浸水危険性のある地域での“避難室”の計画。被災時の高齢家族の負担を考慮して、母屋の二階から出入りする“一本柱”で支持された“小さな部屋”を設計。日常的には趣味室となり既存住宅の機能を補完配置図 image©コロガロウ / 佐藤研吾建築設計事務所
佐藤研吾事務所と ますいいリビングカンパニー による、埼玉の「Iさんの避難観測所」。浸水危険性のある地域での“避難室”の計画。被災時の高齢家族の負担を考慮して、母屋の二階から出入りする“一本柱”で支持された“小さな部屋”を設計。日常的には趣味室となり既存住宅の機能を補完1階平面図 image©コロガロウ / 佐藤研吾建築設計事務所
佐藤研吾事務所と ますいいリビングカンパニー による、埼玉の「Iさんの避難観測所」。浸水危険性のある地域での“避難室”の計画。被災時の高齢家族の負担を考慮して、母屋の二階から出入りする“一本柱”で支持された“小さな部屋”を設計。日常的には趣味室となり既存住宅の機能を補完2階平面図 image©コロガロウ / 佐藤研吾建築設計事務所
佐藤研吾事務所と ますいいリビングカンパニー による、埼玉の「Iさんの避難観測所」。浸水危険性のある地域での“避難室”の計画。被災時の高齢家族の負担を考慮して、母屋の二階から出入りする“一本柱”で支持された“小さな部屋”を設計。日常的には趣味室となり既存住宅の機能を補完断面詳細図 image©コロガロウ / 佐藤研吾建築設計事務所
佐藤研吾事務所と ますいいリビングカンパニー による、埼玉の「Iさんの避難観測所」。浸水危険性のある地域での“避難室”の計画。被災時の高齢家族の負担を考慮して、母屋の二階から出入りする“一本柱”で支持された“小さな部屋”を設計。日常的には趣味室となり既存住宅の機能を補完 photo©コロガロウ / 佐藤研吾建築設計事務所
佐藤研吾事務所と ますいいリビングカンパニー による、埼玉の「Iさんの避難観測所」。浸水危険性のある地域での“避難室”の計画。被災時の高齢家族の負担を考慮して、母屋の二階から出入りする“一本柱”で支持された“小さな部屋”を設計。日常的には趣味室となり既存住宅の機能を補完 photo©コロガロウ / 佐藤研吾建築設計事務所
佐藤研吾事務所と ますいいリビングカンパニー による、埼玉の「Iさんの避難観測所」。浸水危険性のある地域での“避難室”の計画。被災時の高齢家族の負担を考慮して、母屋の二階から出入りする“一本柱”で支持された“小さな部屋”を設計。日常的には趣味室となり既存住宅の機能を補完 photo©コロガロウ / 佐藤研吾建築設計事務所
佐藤研吾事務所と ますいいリビングカンパニー による、埼玉の「Iさんの避難観測所」。浸水危険性のある地域での“避難室”の計画。被災時の高齢家族の負担を考慮して、母屋の二階から出入りする“一本柱”で支持された“小さな部屋”を設計。日常的には趣味室となり既存住宅の機能を補完 photo©コロガロウ / 佐藤研吾建築設計事務所
佐藤研吾事務所と ますいいリビングカンパニー による、埼玉の「Iさんの避難観測所」。浸水危険性のある地域での“避難室”の計画。被災時の高齢家族の負担を考慮して、母屋の二階から出入りする“一本柱”で支持された“小さな部屋”を設計。日常的には趣味室となり既存住宅の機能を補完 image©コロガロウ / 佐藤研吾建築設計事務所

以下、建築家によるテキストです。


危機と余暇が同居する小部屋

埼玉県の荒川流域にある市街地が敷地である。
車も人も行き交い街としての人気が高まっているが、自治体が定めているハザードマップによれば、台風や豪雨災害が発生して荒川が氾濫した場合、その市街地の大部分が3mを超える水深で浸水する危険性があるとされている。
昨今、毎年のように全国各地で自然災害が起きていることからも、この地に住む人びとはより危機意識をもって災害への備えがあることが望ましい。

建主のIさんは、同居する高齢の母親のことも考慮し、災害時には離れた公設の避難所へ向かって滞在することは精神的にも身体的にも負担がかかるだろうと、自宅の敷地内で避難が可能となるような居場所を求めた。

既存母屋2階の洋室から仮設のスロープを架けることで、車椅子でも進入することができる小さな部屋を空中につくった。部屋の床は地面からおよそ4mほど高い位置にある。水害時の水圧を考慮して、鉄骨トラスで組んだ450mm四方の1本柱がこの小さな部屋を支えている。
部屋の壁にはそれぞれ大きな開口を設け、屋根にもハッチ状の天窓を設置している。水害時に漂流物によってひとつの脱出口を塞がれても、他から逃げ出せるための備えである。

この小さな部屋の目的は上記のように災害時の避難であるが、日常的にはIさんの天体観測の趣味や休息のためのスペースとして使われる。天窓のハッチを開け、望遠鏡を伸ばして北側の夜空を眺める。そして地上を行き交う地域の人びとをぼんやりと眺めながら1杯。そんな余暇のための部屋でもある。

危機への備えと、遊び。生活の中で両者はまったく異なるものだが、どちらも機能的な要請の集積によってでき上がった日本の近現代住宅からは締め出され、放って置かれた営みである。そんな陰陽のごときふたつの極を、ひとつの小さな増築部屋の中に同居させる試みである。

■建築概要

建物名称:Iさんの避難観測所
所在地:埼玉県
主要用途:避難室(個人住宅内)
家族構成:2人
───
設計
設計者事務所名:コロガロウ / 佐藤研吾建築設計事務所 担当/佐藤研吾
設計監修:ますいいリビングカンパニー 担当/増井真也
構造:古市渉平
───
施工
建築:ますいいリビングカンパニー 担当/松永基次郎
木工:ますいいリビングカンパニー 担当/本間裕之
電気:山電設備 担当/山科忠信
鉄骨:松田鋼業 担当/篠田信博
基礎:松本工務店 担当/松本弘司
板金:政建 担当/山内政知
建具:樋口建具店 担当/樋口浩次
塗装:ワタル塗装 担当/太田亘
───
主体構造・構法:鉄骨造、一部木造
杭・基礎:柱状地盤改良、直接基礎
用途地域:第二種住居地域 
防火指定:なし(第22条区域)
階数:地上2階 
軒高:6,228mm 
最高高さ:6,748mm
敷地面積:205.04m2
建築面積:91.76m2 うち増築部面積:4.09m2(建蔽率:44.75% 許容:60%)
延床面積:138.96m2 うち増築部面積:4.09m2(容積率:67.77% 許容:200%)
1階床面積:87.67m2
2階床面積:51.29m2
設計期間:2021年9月~2022年4月
工事期間:2022年4月~2022年10月
撮影:comuramai

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・屋根屋根

ガルバリウム鋼板t0.4横葺き [素地]

外装・壁外壁

ガルバリウム鋼板t0.4波板縦張り [素地]

外装・建具開口部

アルミサッシ

外装・その他軒天

フレキシブルボードt0.6

外装・その他鉄骨

溶融亜鉛メッキ

内装・床

スギ板t30 [柿渋塗布]

内装・壁

ラワン合板t5.5 [柿渋塗布] 透かし目地t2.0
ボルト隠蔽部:クリ板埋め込み [弁柄塗布]

内装・天井天井

ラワン合板t5.5 [柿渋塗布] 透かし目地t2.0

内装・建具

クリ板t25 [柿渋塗布]

内装・照明照明

ブラケットソケットE17青山電陶)+電球形LED照明

外構・床外構

砂利敷き

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※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

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