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2023.10.24Tue
2023.10.23Mon
2023.10.25Wed
奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照
photo©阿野太一

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architecture|feature
図面あり家元西畠清順EARTHENオーノJAPAN建材(外装・建具)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・壁)建材(内装・床)奈良祐希大野博史阿野太一金沢石川事務所店舗
奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照俯瞰、夕景 photo©阿野太一
奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照「緑のミチ」 photo©阿野太一
奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照「街のミチ」と「緑のミチ」が交差する場所「Node」。 photo©阿野太一
奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照南棟、2階、執務室 photo©阿野太一

奈良祐希 / EARTHENが設計した、石川・金沢市の「Node Kanazawa」です。
カフェ等も内包する建築企業の新社屋の計画です。建築家は、賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案しました。また、“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照しました。施設内のカフェの公式サイトはこちら。

石川県金沢市に拠点を置く株式会社家元の新社屋計画。
同社は住宅の設計施工を主軸とした建築系ベンチャー企業である。コロナ禍の始まる以前の2019年から立ち上がった本計画は、当初は都市中心部に象徴的な「新社屋」設計を基本構想としてスタートした。
パンデミックというクライシスによって在宅ワークをはじめとした新しい働き方が加速する中で、ケーススタディとして郊外に立地しながらも周辺環境を引き込んだ低層の「新社屋」として緩やかにコンセプトがシフトチェンジしていった。

建築家によるテキストより

敷地のある金沢市問屋町は昭和38年に設立された協同組合金沢問屋センターによる団地開発・整備に伴い、全国で先駆けてスタートした商業団地である。現在では約150社を擁する全国有数の卸団地として北陸における物流の中枢基地として重責を果たしている。本計画の設計は、金沢問屋センターとの入念なキャッチボールとヒアリングの中で行われた。

建築家によるテキストより

同センターとの長い議論の結果、「緑化」や「自然風」といった自然エネルギーを積極的に活用しながら、要望でもある「日陰」によるヒートアイランド現象の緩和を企図した「緑のミチ」を建築内に貫通させている。自然風が心地よく通り過ぎていく緑道はパブリックスペースとして地域社会に貢献し、オアシスとしての役割も担う。正対する「街のミチ」は都市街路の延長として機能し、「ミチ」の交差点(Node)が建築中心部に配置されることで多様な地域コミュニティの創出に寄与する。

金沢特有の建築風土である「内側に開く」概念をフィロソフィーに、地域に古くから伝わる武家屋敷の土塀を連想させるスケールアウトした土壁ファサード、問屋町の周辺建物内外で多用されている「キャンチレバー」や「渡り廊下」を改めて解釈し直し形態に反映、石川県産である「戸室石」「能登ヒバ」などの自然素材をふんだんに活用して、親近感のある地域の賑わい創出と古来から伝わる街並みや歴史、記憶の現代への継承を意図している。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照鳥瞰 photo©阿野太一
奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照敷地上空から見る。 photo©阿野太一
奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照敷地上空から見る。北棟と南棟を繋ぐ3つのブリッジが見える。 photo©阿野太一
奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照西側外観 photo©阿野太一
奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照南側外観 photo©阿野太一
奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照南東側外観 photo©阿野太一
奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照南東側外観 photo©阿野太一
奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照東側外観 photo©阿野太一
奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照「緑のミチ」 photo©阿野太一
奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照「街のミチ」と「緑のミチ」が交差する場所「Node」。 photo©阿野太一
奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照「街のミチ」から北棟のギャラリーを見る photo©阿野太一
奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照北棟、1階、ギャラリー photo©阿野太一
奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照南棟、1階、打合室①から「緑のミチ」を見る。 photo©阿野太一
奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照北棟、1階、カフェレストラン photo©阿野太一
奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照南棟、2階、執務室 photo©阿野太一
奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照南棟、2階、執務室 photo©阿野太一
奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照南棟、2階、執務室 photo©阿野太一
奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照南棟、2階、執務室 photo©阿野太一
奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照南棟、2階、執務室からテラスを見る。 photo©阿野太一
奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照2階、渡り廊下から「緑のミチ」を見下ろす。 photo©阿野太一
奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照北棟、2階、会議室 photo©阿野太一
奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照「街のミチ」、夕景 photo©阿野太一
奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照俯瞰、夕景 photo©阿野太一
奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照敷地概要 image©EARTHEN
奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照1階平面図 image©EARTHEN
奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照2階平面図 image©EARTHEN
奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照南北立面図 image©EARTHEN
奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照東西立面図 image©EARTHEN
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奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照南側ガラス立面図 image©EARTHEN
奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照北側断面図 image©EARTHEN
奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照南側断面図 image©EARTHEN
奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照土壁断面詳細図 image©EARTHEN
奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照ガラス断面詳細図 image©EARTHEN
奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照幕板断面詳細図 image©EARTHEN
奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照内樋断面詳細図 image©EARTHEN
奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照構造ダイアグラム image©EARTHEN
奈良祐希 / EARTHENによる、石川・金沢市の「Node Kanazawa」。カフェ等も内包する建築企業の新社屋。賑わいの創出等の地域社会への貢献も求め、周辺と繋がる“緑のミチ”と“街のミチ”が建築を貫通する構成を考案。“歴史や記憶”の現代への継承も意図し地元の古建築等も参照プロセス image©EARTHEN

以下、建築家によるテキストです。


陰翳の交差

石川県金沢市に拠点を置く株式会社家元の新社屋計画。
同社は住宅の設計施工を主軸とした建築系ベンチャー企業である。コロナ禍の始まる以前の2019年から立ち上がった本計画は、当初は都市中心部に象徴的な「新社屋」設計を基本構想としてスタートした。
パンデミックというクライシスによって在宅ワークをはじめとした新しい働き方が加速する中で、ケーススタディとして郊外に立地しながらも周辺環境を引き込んだ低層の「新社屋」として緩やかにコンセプトがシフトチェンジしていった。

敷地のある金沢市問屋町は昭和38年に設立された協同組合金沢問屋センターによる団地開発・整備に伴い、全国で先駆けてスタートした商業団地である。現在では約150社を擁する全国有数の卸団地として北陸における物流の中枢基地として重責を果たしている。本計画の設計は、金沢問屋センターとの入念なキャッチボールとヒアリングの中で行われた。

同センターとの長い議論の結果、「緑化」や「自然風」といった自然エネルギーを積極的に活用しながら、要望でもある「日陰」によるヒートアイランド現象の緩和を企図した「緑のミチ」を建築内に貫通させている。自然風が心地よく通り過ぎていく緑道はパブリックスペースとして地域社会に貢献し、オアシスとしての役割も担う。正対する「街のミチ」は都市街路の延長として機能し、「ミチ」の交差点(Node)が建築中心部に配置されることで多様な地域コミュニティの創出に寄与する。

金沢特有の建築風土である「内側に開く」概念をフィロソフィーに、地域に古くから伝わる武家屋敷の土塀を連想させるスケールアウトした土壁ファサード、問屋町の周辺建物内外で多用されている「キャンチレバー」や「渡り廊下」を改めて解釈し直し形態に反映、石川県産である「戸室石」「能登ヒバ」などの自然素材をふんだんに活用して、親近感のある地域の賑わい創出と古来から伝わる街並みや歴史、記憶の現代への継承を意図している。

低層部は全て「シェア」概念を内包した空間の集積である。出張型の「シェアカフェレストラン」、金沢美術工芸大学と産学協同連携する学生主体の「シェアギャラリー」、業種の垣根を越えた異分野交流の場である「シェアオフィス」。地域に開かれた「緑道」や「路地」を介して、陰翳が交差し、社会や都市と繋がるコミュニティのハブとして機能することを企図している。

2階にオフィススペースを配置し、北棟は「パブリックオフィス」として外部に開かれたセミナーやレクチャー等に使用され、南棟は「プライベートオフィス」として執務空間を最大限確保し、2つの性格の異なるオフィス空間を緑道に貫通する3つの渡り廊下が緩やかに繋げ、地域社会と社員が交わるバッファー空間として機能する。

問屋町の建築エレメントで最大の特徴である「キャンチレバー」を実現するために木製トラス架構を各所に配置することで在来木造構法では異例の約5mの片持ちを実現させ、その軒下に現れた巨大なヴォイド空間はマルシェやイベントといった街のアクテビティを引き込む。

陶芸による感情的な土着的で「無意識」による「土」を用いた形態スタディを繰り返した。そのスタディはクライアントとの感覚共有にも用いられ、様々な紆余曲折、悪戦苦闘を経て、「陰翳」を内包した「歪な土のかたまり」が設計という「意識」的な所作によって現実に立ち現れてきた。コロナ禍を経て見つけた新しい次世代型低層シェアオフィスとしての提案である。
(奈良祐希 / EARTHEN)


路の構法

緑道と路地の十字状の「路(みち)」を配置した新社屋の計画。

多雪地域の比較的大きな内部空間を、クライアントが扱う木造の技術によって実現することが課題であった。計画建物は、緑道により二つに建物ボリュームが分かれ、十字の「路」に面して開放的な立面が計画されていた。

構造的に一つのボリュームだけで耐震要素を計画すると四周に壁が必要になってしまい、「路」側を閉じることになる。それを避けるため、ボリュームをつなぐ3つのブリッジを水平剛性として利用し、分かれた二つのボリュームを構造的に一つとして、外周道路に面する部分に主な耐震要素を配置することとした。結果として「路」のスリット状の空間に対して内部を大きく開くことが可能になっている。

また、多雪地域において、4.5メートルのキャノピー空間を実現するために、一層分のワーレントラスを配置した。屋根梁のスパンを短くし、斜材の座屈耐力をあげるトラスの形式であるため構造的に合理的な形式であるが、中央上に凸になる幾何学のため、内部の動線を阻害しない点でも理にかなっているといえる。
(大野博史/オーノJAPAN)


釉薬としての植栽

建物のなかに露天の緑道を取り入れるという、この大胆かつユニークな試みを成功に導くために、先ずは現実的な面で、近隣に植えられた欅の生育不良具合の観察と現場の土壌調査の厳しい結果を踏まえ、さらには植え床の狭さや陽当たりの悪さ、水捌けの悪さ、これら全てのマイナス要素を意識し逆手にとった樹種選定が必要だった。

コンセプト面では、隣接する並木との「連続性」を意識しつつ、機能面と意匠面では、いかに動線を邪魔せずに奥行きを感じさせる緑量を担保するかを意識。その結果、それらの要素すべてを満たすのがシャラノキ(別名・夏椿、沙羅双樹)だった。機能面として、夏は葉が茂って木陰をもたらし冬の落葉時には暖かい陽が入る自然のカーテンとなる。また、意匠面として、春は新緑で季節感を、初夏には潔く地表に花が落ちて絵を描き、秋には紅葉を期待できる。

使った個体はできるだけ似た気候・条件で生産されたものをハンティングしたもので、凛とした立ち姿が際立つ裾枝のない株立。少々古ね(ひね)モノの樹形の個体を計算高く配置することで、限られたスペースの中で動線を邪魔せず奥行きを感じさせる豊かな緑量を創出することができた。

地被には生育上の観点から数種の苔の混植、飛び石には兼六園や金沢城でも使用される地元の戸室石を使用。コピペデザインもしくは高木に中低木地被といったセオリー的なフォーマットばかりの造園業界のなかで、今回の庭はマテリアルを切り詰めた故、ある種の潔さと、気候や地元素材にこだわった土着感、そして直線の使い方がチャームポイントの建築に、曲線しかない自然物を選りすぐって合わせたことで他にないオリジナリティが造り出され、建築家としての奈良祐希の言う「釉薬のように」よい化学反応になったのだと思う。
(西畠清順/そら植物園)

■建築概要
名称:Node Kanazawa

所在地:石川県金沢市問屋町
用途:事務所、一部店舗

建築:奈良祐希 / EARTHEN
構造:大野博史 / オーノJAPAN
植栽:西畠清順 / そら植物園
施工:株式会社家元

構造:木造

階数:地上2階

敷地面積:456.59㎡
建築面積:317.54㎡

延床面積:473.52㎡

設計:2019年1月~2022年3月

工事:2022年4月~2023年3月

竣工:2023年3月25日

写真:阿野太一

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・屋根屋根

カラーGL鋼板t=0.35 立平葺

外装・壁外壁

左官モルタル t=18

外装・建具開口部

Low-E複層ガラス

内装・床オフィス床

タイルカーペット

内装・壁壁

左官t=2.5

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

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図面あり家元西畠清順EARTHENオーノJAPAN建材(外装・建具)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・壁)建材(内装・床)奈良祐希大野博史阿野太一金沢石川事務所店舗
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    ツバメアーキテクツによる、東京の「NHK Media Design Studio」
  • 2019.4.03Wed
    二俣公一 / ケース・リアルの基本設計・デザイン監修による、福岡のテナントビル「DAIMYO509」
  • 2014.11.26Wed
    サムネイル:能作淳平建築設計事務所+大野博史 / オーノJAPANによる神奈川の住宅「ハウス・イン・ニュータウン」
    能作淳平建築設計事務所+大野博史 / オーノJAPANによる神奈川の住宅「ハウス・イン・ニュータウン」
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#金沢の関連記事

  • 2024.8.02Fri
    中西昭太建築事務所による、石川・金沢市の「House in Wakakusa」。年間を通して天候不順の多い地域での計画。脱炭素時代の“自然密接型住宅”の実例を目指し、“三層吹抜けの最上部”に“採光窓を集中的に配置”する構成を考案。高い断熱性能に加えて光や風と共にある生活を実現
  • 2023.8.18Fri
    岡佑亮 / チドリスタジオと岡倉慎乃輔による、石川・金沢市の店舗「シンタテベイクストア」。商店街の建物に入るパン店。最小限の操作での“全体性を持った意匠”の実現を求め、色を用いて既存の痕跡を“チューニング”する“他律性”を備えた設計を志向。周辺環境の色をサンプリングして内外の一体感も創出
  • 2022.3.09Wed
    中西昭太建築事務所による、石川の住宅「金沢の家」。雨が多い北陸で“帰りたくなる家”との要望に、北陸伝統建築を参照しつつ室内から光風音に触れ生活できる建築を目指し設計、図式でなく小さな思考を重ねた形態が季節毎の魅力を生む
  • 2022.2.28Mon
    岡佑亮 / チドリスタジオによる、石川・金沢市の、自邸兼事務所「北陸住居 No.1」。地域と向き合いバナキュラーと作品の間の在り方を模索、建築に伝統的中庭“セド”を現代化した空間を設け公と私を緩やかに接続、歴史を基とした北陸らしさの実践を通し建築の普遍的可能性も追求
  • 2020.7.23Thu
    阿曽芙実建築設計事務所による、石川・金沢市の住宅兼アトリエ「Dear house」
  • 2020.5.29Fri
    /
    隈研吾による、石川・金沢市の、兼六園の茶店通りに建つ茶店のリノベーション「見城亭」の写真
  • 2020.3.26Thu
    西和人一級建築士事務所による、石川・金沢市の「上荒屋の住宅」
  • 2020.3.25Wed
    /
    金沢の建築案内や、阿部勤と坂牛卓の対談、studio velocityの事務所訪問などを収録した『LIXIL eye No.21(2020年2月)』のオンライン版
  • 2019.12.19Thu
    /
    関祐介 / YUSUKE SEKI Studioによる、石川・金沢の宿泊施設「KUMU 金沢」の写真
  • 2019.12.08Sun
    ///
    『人気の「金沢21世紀美術館」休館へ 混雑緩和へ改修工事』(毎日新聞)
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    関里佳人+鈴木仁 / SSSによる、千葉・富津市の、週末住宅「Villa Lix」。裏手に森のある別荘地に民泊利用の為に計画。外の視線から守られ“自然を体感”できる空間を求め、間仕切の役割も担う4つの中庭を通して自然と繋がる建築を考案。視線の抜ける構成は一室空間の様な広がりも生む
    photo©Koji Fujii TOREAL

    SHARE 関里佳人+鈴木仁 / SSSによる、千葉・富津市の、週末住宅「Villa Lix」。裏手に森のある別荘地に民泊利用の為に計画。外の視線から守られ“自然を体感”できる空間を求め、間仕切の役割も担う4つの中庭を通して自然と繋がる建築を考案。視線の抜ける構成は一室空間の様な広がりも生む

    architecture|feature
    ゼスト高橋洋司建築設計事務所鈴木仁関里佳人SSSTOREAL建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(外構・床)住宅藤井浩司図面あり
    関里佳人+鈴木仁 / SSSによる、千葉・富津市の、週末住宅「Villa Lix」。裏手に森のある別荘地に民泊利用の為に計画。外の視線から守られ“自然を体感”できる空間を求め、間仕切の役割も担う4つの中庭を通して自然と繋がる建築を考案。視線の抜ける構成は一室空間の様な広がりも生む道路側の外観 photo©Koji Fujii TOREAL
    関里佳人+鈴木仁 / SSSによる、千葉・富津市の、週末住宅「Villa Lix」。裏手に森のある別荘地に民泊利用の為に計画。外の視線から守られ“自然を体感”できる空間を求め、間仕切の役割も担う4つの中庭を通して自然と繋がる建築を考案。視線の抜ける構成は一室空間の様な広がりも生む左:コートテラス、右:リビング photo©Koji Fujii TOREAL
    関里佳人+鈴木仁 / SSSによる、千葉・富津市の、週末住宅「Villa Lix」。裏手に森のある別荘地に民泊利用の為に計画。外の視線から守られ“自然を体感”できる空間を求め、間仕切の役割も担う4つの中庭を通して自然と繋がる建築を考案。視線の抜ける構成は一室空間の様な広がりも生むベッドルームからコートテラスを見る。 photo©Koji Fujii TOREAL

    関里佳人+鈴木仁 / SSSが設計した、千葉・富津市の、週末住宅「Villa Lix」です。
    裏手に森のある別荘地に民泊利用の為に計画されました。建築家は、外の視線から守られ“自然を体感”できる空間を求め、間仕切の役割も担う4つの中庭を通して自然と繋がる建築を考案しました。また、視線の抜ける構成は一室空間の様な広がりも生み出しています。

    千葉県富津市に建つ、民泊利用を想定した平屋建ての週末住宅である。
    敷地奥には森が広がり、周りには建物が建ち並ぶ別荘地である。

    建築家によるテキストより

    敷地の特性を活かし、プライバシーを守りながら自然を感じられる、のびのびとした空間が求められた。
    また、工事費用を抑えるために、室内面積は70㎡程度に抑える必要があった。

    建築家によるテキストより

    ファサードにはあえて開口部を設けず、すべての室を間仕切るように大小4つの外部空間を入れ子状に配置した。各室をぬけて森や空に繋がる視線は、大きなワンルームのような広がりのある一体的な空間を実現した。

    建築家によるテキストより
    • 残り19枚の写真と建築家によるテキスト
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    ゼスト高橋洋司建築設計事務所鈴木仁関里佳人SSSTOREAL建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(外構・床)住宅藤井浩司図面あり
    2023.10.24 Tue 13:01
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    原広司による神奈川・多摩区の“粟津邸”で、Karimoku New Standardの展示「Encounters」が開催
    photo©architecturephoto

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    日程
    2023年11月5日(日)
    –
    11月12日(日)
    architecture|design|exhibition
    保存関連原広司
    原広司による神奈川・多摩区の“粟津邸”で、Karimoku New Standardの展示「Encounters」が開催「吉國元展:根拠地」開催時の粟津邸の様子。 photo©architecturephoto
    原広司による神奈川・多摩区の“粟津邸”で、Karimoku New Standardの展示「Encounters」が開催「吉國元展:根拠地」開催時の粟津邸の様子。 photo©architecturephoto
    原広司による神奈川・多摩区の“粟津邸”で、Karimoku New Standardの展示「Encounters」が開催「吉國元展:根拠地」開催時の粟津邸の様子。 photo©architecturephoto

    原広司の設計で1972年に完成した神奈川・多摩区の“粟津邸”で、Karimoku New Standardの展示「Encounters」が開催されます。
    会期は2023年11月5日(日)~2023年11月12日。要事前申込。入場無料です。建築の図面やテキストはこちらに掲載されています。

    Karimoku New Standard(以下、KNS)は、2023年11月5日(日)から2023年11月12日(日)の間、神奈川県川崎市にある「粟津邸」にて、エキシビション「Encounters」を開催します。粟津邸は、1950年代からグラフィックデザイナーとして活躍した粟津潔の自邸であり、彼と交流のあった建築家の原広司による名作住宅です。1972 年に竣工したこの家の斬新さとアウラは、時代を超えて存在しつづけるもの。そんな空間に、新しいスタンダードを志向するKNS の家具がここでしか見られない風景をつくります。

    粟津邸は、粟津が家族と暮らす住まいであるとともに、制作の場であり、友人たちが訪れるサロンであり、ここで多くの人が「出会い」、
    その交流からさらに新しい仕事が次々と生まれました。KNSもまた、こうした粟津邸のあり方に通じるものがあります。KNSは2009年の
    発足以来、多くの「出会い」とコミュニケーションを積み重ね成長してきたブランドです。国内外の新世代のデザイナーが持つ先進的
    なアイディアと、木製家具に対する卓越した知見を持つカリモク家具のコミュニケーションによって、多様にして優れたアイテムの数々を
    生み出してきました。

    「出会い」を共通点とする粟津邸とKNS。今回のエキシビションでは、両者が「出会い」、新たな可能性を探究します。3 層にわたる各
    階には約50 点にも及ぶKNS の製品を展示し、KNSと縁のある作家を中心としたアート作品と共に空間ごとにレイアウトされます。多様
    なクリエイションがミックスされた様子から、かつてこの家で生まれた数えきれないほどの出会いにも思いを馳せることができるでしょう。

    リリーステキストより

    以下に、申込先の情報と「吉國元展:根拠地」開催時の粟津邸の写真を掲載します。

    • 残り8枚の写真を見る
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    保存関連原広司
    2023.10.24 Tue 10:25
    0
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    2023.10.23Mon
    • 【ap job更新】 機能性にこだわった住宅を専門とし、業務の生産性を考え“BIM”で設計を行う「MakeHouse 株式会社」が、設計スタッフ(経験者)を募集中
    • 楠元彩乃 / ayarchitectsによる、静岡・熱海市の「Spa&Bath Room」。コロナ禍に計画されたリゾートマンション内の浴場の脱衣場。“人々の行動に切っ掛けを生む装置”を意図し、テーブルや肘置きにもなる“脱衣棚”を考案し中央に配置。維持管理が容易な素材や形態の要望にも応える
    • 建築写真家のイワン・バーンの、ヴィトラ・デザイン・ミュージアムでの展覧会「Iwan Baan: Moments in Architecture」。建築分野で世界的に知られる写真家の回顧展。デジタルメディアの発展の中で活動を深め、世界中の著名な建築家の作品から伝統建築までを撮影。建築のみならずその場の人々の活動にも注目するスタンスで知られる
    • 最も注目を集めたトピックス[期間:2023/10/16-10/22]
    2023.10.25Wed
    • 菅原大輔 / SUGAWARADAISUKE建築事務所による、東京のオフィス「共働の生態系」。コロナ禍にIT企業の為に計画。“場の共有”の意味と価値の更新を意図し、“共創を生む生態系のような場”の構築を志向。遠近の環境に応答し多様な機能を内包する“メガ・デスク”を考案して空間の中心に据える
    • ザハ・ハディド事務所による、中国の「成都SF博物館」。国内有数のSF作家の輩出都市に建設。“星雲”を模した流動的なフォルムの屋根を持つ建築で、湖面に浮かぶ様な配置と周辺との一体的な設計も特徴。様々な展示・会議・イベントに対応する柔軟性も備える

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