トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の店舗「FREITAG Store Tokyo Shibuya」。同事務所が過去に手掛けた店のリニューアル計画。機能性と耐久性の要望に、既存の“床を道に見立てる”コンセプトを踏襲しつつ素材等を更新した空間を考案。洗練し続ける施主ブランドの“世界観の体現”も意図 外観、明治通りより見る。 photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の店舗「FREITAG Store Tokyo Shibuya」。同事務所が過去に手掛けた店のリニューアル計画。機能性と耐久性の要望に、既存の“床を道に見立てる”コンセプトを踏襲しつつ素材等を更新した空間を考案。洗練し続ける施主ブランドの“世界観の体現”も意図 売場 photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の店舗「FREITAG Store Tokyo Shibuya」。同事務所が過去に手掛けた店のリニューアル計画。機能性と耐久性の要望に、既存の“床を道に見立てる”コンセプトを踏襲しつつ素材等を更新した空間を考案。洗練し続ける施主ブランドの“世界観の体現”も意図 売場、キャットストリート側を見る。 photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の店舗「FREITAG Store Tokyo Shibuya」。同事務所が過去に手掛けた店のリニューアル計画。機能性と耐久性の要望に、既存の“床を道に見立てる”コンセプトを踏襲しつつ素材等を更新した空間を考案。洗練し続ける施主ブランドの“世界観の体現”も意図 外観、キャットストリートより見る。 photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所 が設計した、東京・渋谷区の店舗「FREITAG Store Tokyo Shibuya」です。
同事務所が過去に手掛けた店のリニューアル計画です。建築家は、機能性と耐久性の要望に、既存の“床を道に見立てる”コンセプトを踏襲しつつ素材等を更新した空間を考案しました。また、洗練し続ける施主ブランドの“世界観の体現”も意図されました。トラフが2013年に完成させた空間は、こちらのページで閲覧可能 です。店舗の公式ページはこちら 。
使用済みのトラックタープ(幌)、自転車のインナーチューブ、廃車のシートベルトを使った、色とりどりのメッセンジャーバッグやアクセサリーを展開するFREITAG(フライターグ)の渋谷店。
トラフが2013年に設計をした店舗がオープンしてから10周年を迎えたことを機に、内外装をリニューアルすることとなった。
倉庫や物流センターをテーマに、「長持ちする資材の使用」、「自社デザインのシェルフシステムとモジュラー式什器の使用」、「修理スペースの拡張」に焦点を置き、機能性と耐久性のある空間が求められた。
開店当初から渋谷店の特徴であった、明治通りとキャットストリート、二つの通りに面する特殊な立地を引き続き活かし、二つの通りを結ぶ道に見立てた空間の床を、今回は新たにグレーと青の2色の床パネルで仕上げた。日本の自転車道を想起させる中央の青い道は、リサイクル材でありながら、一般的には倉庫で使用されるパネルで、従来の床材よりも安定性と耐久性に優れ、店内の多くの人の往来に対応する。
工場等で用いられるセーフティフェンスを使って、見えてもよい収納スペースを売り場内に確保することで、リペア工房のスペースを拡張し、店内から作業の様子が良く見えるように窓を新たに設けた。ポスカウンターやリペア品を格納するワゴンなどは全て可動式で、特別なイベントや新しいニーズに合わせて移動させることができる。
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トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の店舗「FREITAG Store Tokyo Shibuya」。同事務所が過去に手掛けた店のリニューアル計画。機能性と耐久性の要望に、既存の“床を道に見立てる”コンセプトを踏襲しつつ素材等を更新した空間を考案。洗練し続ける施主ブランドの“世界観の体現”も意図 外観、明治通りより見る。 photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の店舗「FREITAG Store Tokyo Shibuya」。同事務所が過去に手掛けた店のリニューアル計画。機能性と耐久性の要望に、既存の“床を道に見立てる”コンセプトを踏襲しつつ素材等を更新した空間を考案。洗練し続ける施主ブランドの“世界観の体現”も意図 外観、明治通りより見る。 photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の店舗「FREITAG Store Tokyo Shibuya」。同事務所が過去に手掛けた店のリニューアル計画。機能性と耐久性の要望に、既存の“床を道に見立てる”コンセプトを踏襲しつつ素材等を更新した空間を考案。洗練し続ける施主ブランドの“世界観の体現”も意図 売場 photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の店舗「FREITAG Store Tokyo Shibuya」。同事務所が過去に手掛けた店のリニューアル計画。機能性と耐久性の要望に、既存の“床を道に見立てる”コンセプトを踏襲しつつ素材等を更新した空間を考案。洗練し続ける施主ブランドの“世界観の体現”も意図 売場 photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の店舗「FREITAG Store Tokyo Shibuya」。同事務所が過去に手掛けた店のリニューアル計画。機能性と耐久性の要望に、既存の“床を道に見立てる”コンセプトを踏襲しつつ素材等を更新した空間を考案。洗練し続ける施主ブランドの“世界観の体現”も意図 売場、什器を見る。 photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の店舗「FREITAG Store Tokyo Shibuya」。同事務所が過去に手掛けた店のリニューアル計画。機能性と耐久性の要望に、既存の“床を道に見立てる”コンセプトを踏襲しつつ素材等を更新した空間を考案。洗練し続ける施主ブランドの“世界観の体現”も意図 売場、什器を見る。 photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の店舗「FREITAG Store Tokyo Shibuya」。同事務所が過去に手掛けた店のリニューアル計画。機能性と耐久性の要望に、既存の“床を道に見立てる”コンセプトを踏襲しつつ素材等を更新した空間を考案。洗練し続ける施主ブランドの“世界観の体現”も意図 売場、キャットストリート側を見る。 photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の店舗「FREITAG Store Tokyo Shibuya」。同事務所が過去に手掛けた店のリニューアル計画。機能性と耐久性の要望に、既存の“床を道に見立てる”コンセプトを踏襲しつつ素材等を更新した空間を考案。洗練し続ける施主ブランドの“世界観の体現”も意図 ストレージ photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の店舗「FREITAG Store Tokyo Shibuya」。同事務所が過去に手掛けた店のリニューアル計画。機能性と耐久性の要望に、既存の“床を道に見立てる”コンセプトを踏襲しつつ素材等を更新した空間を考案。洗練し続ける施主ブランドの“世界観の体現”も意図 売場からリペア工房を見る。 photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の店舗「FREITAG Store Tokyo Shibuya」。同事務所が過去に手掛けた店のリニューアル計画。機能性と耐久性の要望に、既存の“床を道に見立てる”コンセプトを踏襲しつつ素材等を更新した空間を考案。洗練し続ける施主ブランドの“世界観の体現”も意図 売場からリペア工房を見る。 photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の店舗「FREITAG Store Tokyo Shibuya」。同事務所が過去に手掛けた店のリニューアル計画。機能性と耐久性の要望に、既存の“床を道に見立てる”コンセプトを踏襲しつつ素材等を更新した空間を考案。洗練し続ける施主ブランドの“世界観の体現”も意図 外観、キャットストリートより見る。 photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の店舗「FREITAG Store Tokyo Shibuya」。同事務所が過去に手掛けた店のリニューアル計画。機能性と耐久性の要望に、既存の“床を道に見立てる”コンセプトを踏襲しつつ素材等を更新した空間を考案。洗練し続ける施主ブランドの“世界観の体現”も意図 平面図 image©トラフ建築設計事務所
トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の店舗「FREITAG Store Tokyo Shibuya」。同事務所が過去に手掛けた店のリニューアル計画。機能性と耐久性の要望に、既存の“床を道に見立てる”コンセプトを踏襲しつつ素材等を更新した空間を考案。洗練し続ける施主ブランドの“世界観の体現”も意図 施工中の様子 photo©FREITAG
トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の店舗「FREITAG Store Tokyo Shibuya」。同事務所が過去に手掛けた店のリニューアル計画。機能性と耐久性の要望に、既存の“床を道に見立てる”コンセプトを踏襲しつつ素材等を更新した空間を考案。洗練し続ける施主ブランドの“世界観の体現”も意図 施工中の様子 photo©FREITAG
トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の店舗「FREITAG Store Tokyo Shibuya」。同事務所が過去に手掛けた店のリニューアル計画。機能性と耐久性の要望に、既存の“床を道に見立てる”コンセプトを踏襲しつつ素材等を更新した空間を考案。洗練し続ける施主ブランドの“世界観の体現”も意図 施工中の様子 photo©FREITAG
トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の店舗「FREITAG Store Tokyo Shibuya」。同事務所が過去に手掛けた店のリニューアル計画。機能性と耐久性の要望に、既存の“床を道に見立てる”コンセプトを踏襲しつつ素材等を更新した空間を考案。洗練し続ける施主ブランドの“世界観の体現”も意図 施工中の様子 photo©FREITAG
トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の店舗「FREITAG Store Tokyo Shibuya」。同事務所が過去に手掛けた店のリニューアル計画。機能性と耐久性の要望に、既存の“床を道に見立てる”コンセプトを踏襲しつつ素材等を更新した空間を考案。洗練し続ける施主ブランドの“世界観の体現”も意図 施工中の様子 photo©FREITAG
以下、建築家によるテキストです。
使用済みのトラックタープ(幌)、自転車のインナーチューブ、廃車のシートベルトを使った、色とりどりのメッセンジャーバッグやアクセサリーを展開するFREITAG(フライターグ)の渋谷店。
トラフが2013年に設計をした店舗がオープンしてから10周年を迎えたことを機に、内外装をリニューアルすることとなった。
倉庫や物流センターをテーマに、「長持ちする資材の使用」、「自社デザインのシェルフシステムとモジュラー式什器の使用」、「修理スペースの拡張」に焦点を置き、機能性と耐久性のある空間が求められた。
開店当初から渋谷店の特徴であった、明治通りとキャットストリート、二つの通りに面する特殊な立地を引き続き活かし、二つの通りを結ぶ道に見立てた空間の床を、今回は新たにグレーと青の2色の床パネルで仕上げた。日本の自転車道を想起させる中央の青い道は、リサイクル材でありながら、一般的には倉庫で使用されるパネルで、従来の床材よりも安定性と耐久性に優れ、店内の多くの人の往来に対応する。
工場等で用いられるセーフティフェンスを使って、見えてもよい収納スペースを売り場内に確保することで、リペア工房のスペースを拡張し、店内から作業の様子が良く見えるように窓を新たに設けた。ポスカウンターやリペア品を格納するワゴンなどは全て可動式で、特別なイベントや新しいニーズに合わせて移動させることができる。
キャットストリート側には使われていなかった街灯の支柱にソーラー式の街灯と看板を取付け、少し奥まったキャットストリート側のアイキャッチとなるようにした。
店舗としての機能や耐久性を更新しつつ、ブランドとして洗練しつづけるFREITAGの世界観を体現するような空間を目指した。
■建築概要
所在:東京、渋谷
主要用途:物販店舗
施工:クリキンディ
サイン・グラフィック:FREITAG
オープニングアートワーク:GELCHOP
延床面積:122.81㎡
設計期間:2023年9月〜2024年2月
施工期間:2024年3月
写真:阿野太一、FREITAG
Building site: Shibuya Tokyo
Principle use: SHOP
Production: kurikindi
Sign Graphic: FREITAG architekten ag
Opening artwork: GELCHOP
Total floor area: 122.81m2
Design period: 2023.9-2024.2
Production period: 2024.3
Photo: Daici Ano, FREITAG