architecturephoto®

  • 特集記事
  • 注目情報
  • タグ
  • 建築
  • アート
  • カルチャー
  • デザイン
  • ファッション
  • 動画
  • 展覧会
  • コンペ
  • 書籍
  • 建築求人
  • すべてのタグ

建築求人情報

Loading...
2025.7.23Wed
2025.7.22Tue
上林剛典 / PLATによる、東京・港区の「(Tentative)」。“暫定的な”という名前の更新を前提としたスペース。“使い方を導かない”を意図し、手から離れても“質の良い空気”が残る設計を志向。生活圏に近い素材を用いて“のびのびした新しいラグジュアリー”を作り出す
photo©長谷川健太

SHARE 上林剛典 / PLATによる、東京・港区の「(Tentative)」。“暫定的な”という名前の更新を前提としたスペース。“使い方を導かない”を意図し、手から離れても“質の良い空気”が残る設計を志向。生活圏に近い素材を用いて“のびのびした新しいラグジュアリー”を作り出す

architecture|feature
上林剛典PLATスタジオ建材(外装・壁)建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)図面あり港区東京
上林剛典 / PLATによる、東京・港区の「(Tentative)」。“暫定的な”という名前の更新を前提としたスペース。“使い方を導かない”を意図し、手から離れても“質の良い空気”が残る設計を志向。生活圏に近い素材を用いて“のびのびした新しいラグジュアリー”を作り出す外観、東側の道路より見る。 photo©長谷川健太
上林剛典 / PLATによる、東京・港区の「(Tentative)」。“暫定的な”という名前の更新を前提としたスペース。“使い方を導かない”を意図し、手から離れても“質の良い空気”が残る設計を志向。生活圏に近い素材を用いて“のびのびした新しいラグジュアリー”を作り出すエントランス側の壁を見る。 photo©長谷川健太
上林剛典 / PLATによる、東京・港区の「(Tentative)」。“暫定的な”という名前の更新を前提としたスペース。“使い方を導かない”を意図し、手から離れても“質の良い空気”が残る設計を志向。生活圏に近い素材を用いて“のびのびした新しいラグジュアリー”を作り出すテーブル席とキッチン photo©長谷川健太

上林剛典 / PLATが設計した、東京・港区の「(Tentative)」です。
“暫定的な”という名前の更新を前提としたスペースです。建築家は、“使い方を導かない”を意図し、手から離れても“質の良い空気”が残る設計を志向しました。そして、生活圏に近い素材を用いて“のびのびした新しいラグジュアリー”を作り出しました。

東京・外苑前のオルタナティヴ・スペースの設計である。

施主からの希望は、当初はカフェとバーとしての機能がほしいということだけであった。
店名の(Tentative)は“暫定的な” “試験的な” “仮の”などと直訳される。その意味通り、空間も日々、アップデートされるのである。

建築家によるテキストより

今後どのように使用されるかわからない空間に対して使い方を導くような設計をすると、窮屈さが生まれ、意図しない無理な使い方になり、空間と使い手との間で齟齬が生じる。そこで、未来の使い手を想定して準備するのではなく、機能的にはなるべく単調なあり方を模索した。

空間を使いこなすことが上手い施主を信頼することにして、設計者である私としては、自分の手から離れてもなお“質の良い空気”が残る空間にするということに設計方針を据えた。それがこのプロジェクトのあるべき方向性に思えた。実際に現在はカフェではなく、スタジオとしての利用が主にされている。

建築家によるテキストより

“質の良さ”については、これまでの豪華さや高価さという尺度からはなれ、荒々しくのびのびした新しいラグジュアリーの概念を模索した。いかに簡素に、素材の使い方と見せ方で豊かな空間を作り出すかを考えた。意識的に生活圏に近い素材を使用し、アイボリー色の雨樋や外壁材、工事現場の仮囲いなど、街に点在しているありふれた風景を空間に取り入れることにした。

凡庸な素材なのだけれど見方を変えることによって、そして造形によって、今までにはない空間がうみだされる。それを体感することが、その人の価値観をかえる体験につながることを願っている。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

上林剛典 / PLATによる、東京・港区の「(Tentative)」。“暫定的な”という名前の更新を前提としたスペース。“使い方を導かない”を意図し、手から離れても“質の良い空気”が残る設計を志向。生活圏に近い素材を用いて“のびのびした新しいラグジュアリー”を作り出す外観、東側の道路より見る。 photo©長谷川健太
上林剛典 / PLATによる、東京・港区の「(Tentative)」。“暫定的な”という名前の更新を前提としたスペース。“使い方を導かない”を意図し、手から離れても“質の良い空気”が残る設計を志向。生活圏に近い素材を用いて“のびのびした新しいラグジュアリー”を作り出す外観、東側の道路より見る。 photo©長谷川健太
上林剛典 / PLATによる、東京・港区の「(Tentative)」。“暫定的な”という名前の更新を前提としたスペース。“使い方を導かない”を意図し、手から離れても“質の良い空気”が残る設計を志向。生活圏に近い素材を用いて“のびのびした新しいラグジュアリー”を作り出す外観、エントランスを見る。 photo©長谷川健太
上林剛典 / PLATによる、東京・港区の「(Tentative)」。“暫定的な”という名前の更新を前提としたスペース。“使い方を導かない”を意図し、手から離れても“質の良い空気”が残る設計を志向。生活圏に近い素材を用いて“のびのびした新しいラグジュアリー”を作り出す内部からエントランスドアを見る。 photo©長谷川健太
上林剛典 / PLATによる、東京・港区の「(Tentative)」。“暫定的な”という名前の更新を前提としたスペース。“使い方を導かない”を意図し、手から離れても“質の良い空気”が残る設計を志向。生活圏に近い素材を用いて“のびのびした新しいラグジュアリー”を作り出すエントランスドアの詳細 photo©長谷川健太
上林剛典 / PLATによる、東京・港区の「(Tentative)」。“暫定的な”という名前の更新を前提としたスペース。“使い方を導かない”を意図し、手から離れても“質の良い空気”が残る設計を志向。生活圏に近い素材を用いて“のびのびした新しいラグジュアリー”を作り出す空間全体を見る。
上林剛典 / PLATによる、東京・港区の「(Tentative)」。“暫定的な”という名前の更新を前提としたスペース。“使い方を導かない”を意図し、手から離れても“質の良い空気”が残る設計を志向。生活圏に近い素材を用いて“のびのびした新しいラグジュアリー”を作り出すテーブル席とキッチン photo©長谷川健太
上林剛典 / PLATによる、東京・港区の「(Tentative)」。“暫定的な”という名前の更新を前提としたスペース。“使い方を導かない”を意図し、手から離れても“質の良い空気”が残る設計を志向。生活圏に近い素材を用いて“のびのびした新しいラグジュアリー”を作り出すキッチン
上林剛典 / PLATによる、東京・港区の「(Tentative)」。“暫定的な”という名前の更新を前提としたスペース。“使い方を導かない”を意図し、手から離れても“質の良い空気”が残る設計を志向。生活圏に近い素材を用いて“のびのびした新しいラグジュアリー”を作り出すテーブル席とキッチン photo©長谷川健太
上林剛典 / PLATによる、東京・港区の「(Tentative)」。“暫定的な”という名前の更新を前提としたスペース。“使い方を導かない”を意図し、手から離れても“質の良い空気”が残る設計を志向。生活圏に近い素材を用いて“のびのびした新しいラグジュアリー”を作り出すベンチの詳細 photo©長谷川健太
上林剛典 / PLATによる、東京・港区の「(Tentative)」。“暫定的な”という名前の更新を前提としたスペース。“使い方を導かない”を意図し、手から離れても“質の良い空気”が残る設計を志向。生活圏に近い素材を用いて“のびのびした新しいラグジュアリー”を作り出す間仕切り壁の詳細 photo©長谷川健太
上林剛典 / PLATによる、東京・港区の「(Tentative)」。“暫定的な”という名前の更新を前提としたスペース。“使い方を導かない”を意図し、手から離れても“質の良い空気”が残る設計を志向。生活圏に近い素材を用いて“のびのびした新しいラグジュアリー”を作り出すエントランス側の壁を見る。 photo©長谷川健太
上林剛典 / PLATによる、東京・港区の「(Tentative)」。“暫定的な”という名前の更新を前提としたスペース。“使い方を導かない”を意図し、手から離れても“質の良い空気”が残る設計を志向。生活圏に近い素材を用いて“のびのびした新しいラグジュアリー”を作り出すエントランスの壁の詳細 photo©長谷川健太
上林剛典 / PLATによる、東京・港区の「(Tentative)」。“暫定的な”という名前の更新を前提としたスペース。“使い方を導かない”を意図し、手から離れても“質の良い空気”が残る設計を志向。生活圏に近い素材を用いて“のびのびした新しいラグジュアリー”を作り出す外観、東側の道路より見る。夜景
上林剛典 / PLATによる、東京・港区の「(Tentative)」。“暫定的な”という名前の更新を前提としたスペース。“使い方を導かない”を意図し、手から離れても“質の良い空気”が残る設計を志向。生活圏に近い素材を用いて“のびのびした新しいラグジュアリー”を作り出す外観、南側の道路より見る。夜景
上林剛典 / PLATによる、東京・港区の「(Tentative)」。“暫定的な”という名前の更新を前提としたスペース。“使い方を導かない”を意図し、手から離れても“質の良い空気”が残る設計を志向。生活圏に近い素材を用いて“のびのびした新しいラグジュアリー”を作り出す外観、東側道路より見る。夜景 photo©長谷川健太
上林剛典 / PLATによる、東京・港区の「(Tentative)」。“暫定的な”という名前の更新を前提としたスペース。“使い方を導かない”を意図し、手から離れても“質の良い空気”が残る設計を志向。生活圏に近い素材を用いて“のびのびした新しいラグジュアリー”を作り出す平面図
上林剛典 / PLATによる、東京・港区の「(Tentative)」。“暫定的な”という名前の更新を前提としたスペース。“使い方を導かない”を意図し、手から離れても“質の良い空気”が残る設計を志向。生活圏に近い素材を用いて“のびのびした新しいラグジュアリー”を作り出す展開図 image©PLAT
上林剛典 / PLATによる、東京・港区の「(Tentative)」。“暫定的な”という名前の更新を前提としたスペース。“使い方を導かない”を意図し、手から離れても“質の良い空気”が残る設計を志向。生活圏に近い素材を用いて“のびのびした新しいラグジュアリー”を作り出す立面図

以下、建築家によるテキストです。


東京・外苑前のオルタナティヴ・スペースの設計である。

施主からの希望は、当初はカフェとバーとしての機能がほしいということだけであった。
店名の(Tentative)は“暫定的な” “試験的な” “仮の”などと直訳される。その意味通り、空間も日々、アップデートされるのである。

今後どのように使用されるかわからない空間に対して使い方を導くような設計をすると、窮屈さが生まれ、意図しない無理な使い方になり、空間と使い手との間で齟齬が生じる。そこで、未来の使い手を想定して準備するのではなく、機能的にはなるべく単調なあり方を模索した。

空間を使いこなすことが上手い施主を信頼することにして、設計者である私としては、自分の手から離れてもなお“質の良い空気”が残る空間にするということに設計方針を据えた。それがこのプロジェクトのあるべき方向性に思えた。実際に現在はカフェではなく、スタジオとしての利用が主にされている。

“質の良さ”については、これまでの豪華さや高価さという尺度からはなれ、荒々しくのびのびした新しいラグジュアリーの概念を模索した。いかに簡素に、素材の使い方と見せ方で豊かな空間を作り出すかを考えた。意識的に生活圏に近い素材を使用し、アイボリー色の雨樋や外壁材、工事現場の仮囲いなど、街に点在しているありふれた風景を空間に取り入れることにした。

凡庸な素材なのだけれど見方を変えることによって、そして造形によって、今までにはない空間がうみだされる。それを体感することが、その人の価値観をかえる体験につながることを願っている。

■建築概要

題名:(Tentative)

所在地:東京都港区

主用途:店舗(Alternative Space)
設計:PLAT 担当/上林剛典
施工:分離発注

構造:RC造

階数:地上1階

延床面積:103.76㎡
設計:2023年4月

工事:2023年4月17日~7月31日

竣工:2023年8月

写真:長谷川健太

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・壁外壁

塩ビパイプVU75 [アイボリー]
AEP吹き付け塗装 [アイボリー]

内装・床床

粉塵クリア塗装

内装・壁壁

AEP吹き付け塗装 [アイボリー]
単管パイプ⌀48.6組み安全鋼板t0.8
ベニヤt9アルミ塗装拭き取り仕上げ
塩ビパイプVU75 [アイボリー]

内装・天井天井

AEP吹き付け塗装

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

あわせて読みたい

上林剛典 / platによる、東京・原宿の店舗「RESTAURANT U」。若者が集まる通りに面する飲食店の内装計画、街と店の距離感を近づける事を目指して室内のカウンターが外に飛出るデザインを考案、内部では客と店員が交錯する動線設計を意図的に行い自然な交流を促す
  • SHARE
上林剛典PLATスタジオ建材(外装・壁)建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)図面あり港区東京
2025.07.23 Wed 06:59
0
permalink

#上林剛典の関連記事

  • 2023.9.25Mon
    上林剛典 / platによる、東京の「渋谷のオフィス」。数年後に解体されるビル内の事務所の改修。解体過程で現れた痕跡に“味わい”を見出し、“時間の蓄積”と要求機能を“擦り合わせる”設計を志向。既存の無機質で閉塞感のある空間を“生き生きとした”場所に変える
  • 2023.5.31Wed
    上林剛典 / platによる、栃木・日光市の、宿泊施設「NIKKO A棟」。山と湖を一望できる自然の中の敷地。ドームテントではない“グランピング施設”として、地域の規制や環境を尊重した“ほぼ外”の様な“空っぽの建築”を設計。木架構の高床で冬季の積雪にも対応
  • 2022.5.10Tue
    上林剛典 / platによる、東京・原宿の店舗「RESTAURANT U」。若者が集まる通りに面する飲食店の内装計画、街と店の距離感を近づける事を目指して室内のカウンターが外に飛出るデザインを考案、内部では客と店員が交錯する動線設計を意図的に行い自然な交流を促す
  • 2022.4.22Fri
    建築家が遊具等のデザインを手掛けた「PLAY EARTH PARK」の会場写真。中村竜治・noiz・大野友資・Sawada Hashimura・山田紗子・佐藤研吾・platが参加して東京ミッドタウンで開催
  • view all
view all

#PLATの関連記事

  • 2023.9.25Mon
    上林剛典 / platによる、東京の「渋谷のオフィス」。数年後に解体されるビル内の事務所の改修。解体過程で現れた痕跡に“味わい”を見出し、“時間の蓄積”と要求機能を“擦り合わせる”設計を志向。既存の無機質で閉塞感のある空間を“生き生きとした”場所に変える
  • 2023.5.31Wed
    上林剛典 / platによる、栃木・日光市の、宿泊施設「NIKKO A棟」。山と湖を一望できる自然の中の敷地。ドームテントではない“グランピング施設”として、地域の規制や環境を尊重した“ほぼ外”の様な“空っぽの建築”を設計。木架構の高床で冬季の積雪にも対応
  • 2022.5.10Tue
    上林剛典 / platによる、東京・原宿の店舗「RESTAURANT U」。若者が集まる通りに面する飲食店の内装計画、街と店の距離感を近づける事を目指して室内のカウンターが外に飛出るデザインを考案、内部では客と店員が交錯する動線設計を意図的に行い自然な交流を促す
  • 2022.4.22Fri
    建築家が遊具等のデザインを手掛けた「PLAY EARTH PARK」の会場写真。中村竜治・noiz・大野友資・Sawada Hashimura・山田紗子・佐藤研吾・platが参加して東京ミッドタウンで開催
  • view all
view all

建築求人情報

Loading...

 

    公式アカウントをフォローして、見逃せない建築情報を受け取ろう。

    61,159
    • Follow
    83,856
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    この日更新したその他の記事

    【ap job更新】 子ども施設を中心に高い評価を得て、様々なアワードでの受賞歴もある「相坂研介設計アトリエ」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2026年新卒)を募集中

    ap job 【ap job更新】 子ども施設を中心に高い評価を得て、様々なアワードでの受賞歴もある「相坂研介設計アトリエ」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2026年新卒)を募集中

    architecture|job|promotion
    建築求人情報
    【ap job更新】 子ども施設を中心に高い評価を得て、様々なアワードでの受賞歴もある「相坂研介設計アトリエ」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2026年新卒)を募集中
    【ap job更新】 子ども施設を中心に高い評価を得て、様々なアワードでの受賞歴もある「相坂研介設計アトリエ」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2026年新卒)を募集中あまねの杜保育園(土と水と緑の中庭)
    アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました
    job.architecturephoto.net

    子ども施設を中心に高い評価を得て、様々なアワードでの受賞歴もある「相坂研介設計アトリエ」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2026年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
    新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。

    相坂研介設計アトリエは、都心の皇居脇、半蔵門(麹町)にある設計事務所です。
    さらなる業務拡大により、経験者、既卒、来年新卒予定者の正社員を募集します。

    【代表者・事務所概要】
    相坂研介は安藤忠雄に師事後独立、大学講師やJIA幹事を務めつつ公共自治体のコンペ支援など建築士の職能普及にも尽力し、「これからの建築士賞」を頂きました。

    事務所は近年特に子ども施設の建築設計を中心に多数の評価を頂いており、日本建築士事務所協会連合会の最優秀賞(国土交通大臣賞)や東京都知事賞他を受賞した「東立石保育園(GA JAPAN 171掲載)」はじめ、「てぞーろ保育園(domus 1050掲載)」はJIA東北建築大賞や福島県建築文化賞、「あまねの杜保育園(新建築2016年5月号掲載)」は「こども環境学会賞」「JIA環境建築賞」「Architecture Asia Award」など国内外で受賞し、NHKみんなのうた「パプリカ」のMVにも使われました。(昨年発売の「KJ 2024.4」が、相坂アトリエの特集号となっておりますので、詳しい作品群や考え方については、是非ご覧下さい。)

    【業務内容・職場環境】
    近年は、幼稚園・保育園(1000~2000㎡)、小学校(7000~8000㎡)などの子ども施設や、オフィス・商業ビルなどの中規模施設(5000~6000㎡)を中心に、住宅や家具・遊具まで設計するなど、設計対象が偏ることなく、毎年幅広い経験を積む機会を確保し、所員全員が設計を楽しむ意欲を保てるよう工夫しており、BIMや3Dプリンタ等も導入した作業の効率化で、快適に働きやすい環境が既に整っています。

    job.architecturephoto.net
    • ap job
    建築求人情報
    2025.07.23 Wed 17:30
    0
    permalink
    itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEE」。海辺のショッピングモールの一角に計画。風景と触れ合い“穏やかな時間を共有”する場を求め、海との繋がりを“最大限に引き出す”計画を志向。四方を“縁側”で包んだ“内外の境界を曖昧”にする建築を考案
    photo©植村崇史

    SHARE itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEE」。海辺のショッピングモールの一角に計画。風景と触れ合い“穏やかな時間を共有”する場を求め、海との繋がりを“最大限に引き出す”計画を志向。四方を“縁側”で包んだ“内外の境界を曖昧”にする建築を考案

    architecture|feature
    丸中建設itoto architects植村崇史建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・造作家具)建材(外構・床)図面あり店舗愛知
    itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEE」。海辺のショッピングモールの一角に計画。風景と触れ合い“穏やかな時間を共有”する場を求め、海との繋がりを“最大限に引き出す”計画を志向。四方を“縁側”で包んだ“内外の境界を曖昧”にする建築を考案外観、東側より見る、夕景 photo©植村崇史
    itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEE」。海辺のショッピングモールの一角に計画。風景と触れ合い“穏やかな時間を共有”する場を求め、海との繋がりを“最大限に引き出す”計画を志向。四方を“縁側”で包んだ“内外の境界を曖昧”にする建築を考案外観、西側より見る。 photo©植村崇史
    itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEE」。海辺のショッピングモールの一角に計画。風景と触れ合い“穏やかな時間を共有”する場を求め、海との繋がりを“最大限に引き出す”計画を志向。四方を“縁側”で包んだ“内外の境界を曖昧”にする建築を考案外観、西側より縁側を見る。 photo©植村崇史
    itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEE」。海辺のショッピングモールの一角に計画。風景と触れ合い“穏やかな時間を共有”する場を求め、海との繋がりを“最大限に引き出す”計画を志向。四方を“縁側”で包んだ“内外の境界を曖昧”にする建築を考案客席からイベントスペース側を見る。 photo©植村崇史

    伊藤彩香+伊藤隆一 / itoto architectsが設計した、愛知・蒲郡市の「UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEE」です。
    海辺のショッピングモールの一角に計画されました。建築家は、風景と触れ合い“穏やかな時間を共有”する場を求め、海との繋がりを“最大限に引き出す”計画を志向しました。そして、四方を“縁側”で包んだ“内外の境界を曖昧”にする建築を考案しました。店舗の場所はこちら(Google Map)。

    UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEEは、愛知県の観光拠点「ラグーナフェスティバルマーケット」敷地内に計画された、海を親しむためのコミュニティスペースとカフェを併設した交流拠点です。

    観光客が海辺でひとときを楽しむ場であると同時に、地元の人々が日常的に訪れ、海辺の風景と触れ合う穏やかな時間を共有できる場所となることを目指し設計しました。

    建築家によるテキストより

    建物は、四方を約60mにわたる縁側でぐるりと包み込み、海とのつながりを最大限に引き出す構成としています。
    この縁側は、内と外の境界を曖昧にしながら、人々が自由に腰を下ろし、行き交う風や光を感じつつ、海を眺めることができる場所として設えました。

    内外装には左官材をふんだんに用い、左官職人の手仕事による繊細な風合いを生かすことで、温もりある空間を目指しました。左官壁に浮かぶ陰影や質感は、太陽の光や海面の反射により刻々と変化し、空間全体に生き生きとした表情をもたらします。

    建築家によるテキストより

    木、石、草、土。厳選した自然素材を用い、それぞれの特性を丁寧に引き立てながら、調和の取れた空間を構成し、経年によって風合いを深め、この場所に時間とともに根付いていくような素材を厳選し選定しました。

    人工的に整えすぎることなく、自然に寄り添うような素朴さを大切にしたこの建築は、周囲の風景と静かににじみ合いながら、海辺に新たな風景の層を重ねていくことを願い設計しています。

    建築家によるテキストより
    • 残り26枚の写真と建築家によるテキスト
    • SHARE
    丸中建設itoto architects植村崇史建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・造作家具)建材(外構・床)図面あり店舗愛知
    2025.07.23 Wed 14:40
    0
    permalink
    2025.7.22Tue
    • 坂倉準三による三重・伊賀市の“旧上野市庁舎”を転用した宿泊施設「泊船」が開業。改修設計はMARU。architectureが担当。客室のインテリアスタイリングはNOTA&design、ロゴとサインはUMA / design farmが手掛ける
    • 【ap job更新】 駅から住宅まで、様々なプロジェクトを手掛ける「sinato」が、建築とインテリアの設計スタッフ(2026年新卒・既卒・経験者)を募集中
    • 黒川紀章の“中銀カプセルタワー”をテーマとしたMoMAでの展覧会の会場写真。同建築の50年間の寿命に捧げる展示。タイトルは「中銀カプセルタワーの多様な人生」

    Subscribe and Follow

    公式アカウントをフォローして、
    見逃せない建築情報を受け取ろう。

    「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
    様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

    61,159
    • Follow
    83,856
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    architecturephoto® News Letter

    メールマガジンでも最新の更新情報を配信中

    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    Copyright © architecturephoto.net.

    • 建築
    • アート
    • カルチャー
    • デザイン
    • ファッション
    • 動画
    • 展覧会
    • コンペ
    • 書籍
    • 建築求人
    • 特集記事
    • 注目情報
    • タグ
    • アーキテクチャーフォト ジョブボード
    • アーキテクチャーフォト・ブック
    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    メールマガジンで最新の情報を配信しています

    この記事をシェア
    タイトルタイトルタイトルタイトルタイトル
    https://architecturephoto.net/permalink

    記事について#architecturephotonetでつぶやいてみましょう。
    有益なコメントは拡散や、サイトでも紹介させていただくこともございます。

    architecturephoto®
    • black
    • gray
    • white