SHARE 荒尾宗平 / SIDES COREによる、広島の店舗「BAKE CHEESE TART ekie広島店 / Cheesetart Shop」
荒尾宗平 / SIDES COREが設計した、広島の店舗「BAKE CHEESE TART ekie広島店 / Cheesetart Shop」です。
BAKE CHEESE TARTを運営するBAKE Inc.には、『工房一体型』という考え方があり、ファサードをガラス張りにすることでタルトを焼き上げる工程も含めた製造の場を体感し、購入できる特徴を持つ。
通路に対して2面が開放されたこの区画では、その特徴を最大限に表現するファサードを作ることを考えた。
平面計画の難所でもあった躯体柱を中心に廻るように焼成前準備から販売までの作業動線を計画し、同心状のガラスで工房全体をぐるりとパッケージングしたようなデザインとした。ファサード周囲には敢えて余白をとり、来客が工房内と同じ方向へ廻る動線を設け、タルトを作る様々な工程を見ながら並び、商品を買い、その先にある座席で焼きたてのタルトを食べることができる。
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以下、建築家によるテキストです。
廻る動線から生まれるガラスのファサード
BAKE CHEESE TART ekie広島店は、広島駅北側に隣接する商業施設ekie内に立地する。広島では、1店舗目が入る駅南側商業施設ASSEの2020年建て替えが決定しており、2店舗目の出店となった。
2017年に最初にデザインしたASSE広島店は、出店以来非常に多くの方にご利用頂いている店舗であり、これまで親しまれてきたストーリーを継承する為に今回も同じ素材を採用した。銅素材は衛生的な機能と焼きたてチーズタルトの温度感を感じさせる役割を果たし、モルタル素材は対比的な背景として、タルトと銅素材をより際立たせる。
BAKE CHEESE TARTを運営するBAKE Inc.には、『工房一体型』という考え方があり、ファサードをガラス張りにすることでタルトを焼き上げる工程も含めた製造の場を体感し、購入できる特徴を持つ。
通路に対して2面が開放されたこの区画では、その特徴を最大限に表現するファサードを作ることを考えた。
平面計画の難所でもあった躯体柱を中心に廻るように焼成前準備から販売までの作業動線を計画し、同心状のガラスで工房全体をぐるりとパッケージングしたようなデザインとした。ファサード周囲には敢えて余白をとり、来客が工房内と同じ方向へ廻る動線を設け、タルトを作る様々な工程を見ながら並び、商品を買い、その先にある座席で焼きたてのタルトを食べることができる。
BAKE CHEESE TARTの商品を知り、楽しんでもらえるような体験が生まれる場所とした。
■建築概要
Project: BAKE CHEESE TART ekie広島店 / Cheesetart Shop
Direction: 勝部 竜太朗 / Ryotaro Katsube (BAKE Inc.)
Designer: 荒尾 宗平 / Sohei Arao
Design office: SIDES CORE (http://sides-core.com/)
Photographer: 高木 康広 / Yasuhiro Takagi
Construction: エイムクリエイツ / AIM CREATE
Address: 広島県広島市南区松原町1-2 ekie 1F
Designed: 2019 5/14 – 7/8
Built: 2019 8/1 – 10/31
Open: 2020 10/2
Floor area: 66㎡