市川徹+川口裕人 / LOFによる、大阪・八尾市の宝くじ売場「運試しを身近に」右側壁の数字があみだくじの起点。天井を経由し、左側壁の終点には駄菓子等の景品が吊るされる。 photo©LOF
市川徹+川口裕人 / LOFが設計した、大阪・八尾市の宝くじ売場「運試しを身近に」です。
宝くじ売場のイメージを変えることを目指し、「運試しを身近に」をテーマにした親子で遊べるような宝くじ売場を作りました。
日本人にとって最も親しみのある運だめしのひとつ「あみだくじ」の手描きの線が、紙から飛び出して空間を包み込むようなデザインとしました。
あみだくじの起点に番号を振り、終点に駄菓子等を吊ることで、誰でも無料で立体的なあみだくじが楽しめる体験型店舗としています。
宝くじ売場が親子の遊び場に変化することで、宝くじのギャンブル性のイメージが更新され、売上の4割が公共事業に寄贈されているなど、宝くじが本来持つ社会貢献システムの価値が見直される事を期待しています。
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市川徹+川口裕人 / LOFによる、大阪・八尾市の宝くじ売場「運試しを身近に」 photo©LOF

市川徹+川口裕人 / LOFによる、大阪・八尾市の宝くじ売場「運試しを身近に」 photo©LOF

市川徹+川口裕人 / LOFによる、大阪・八尾市の宝くじ売場「運試しを身近に」 photo©LOF

市川徹+川口裕人 / LOFによる、大阪・八尾市の宝くじ売場「運試しを身近に」 photo©LOF

市川徹+川口裕人 / LOFによる、大阪・八尾市の宝くじ売場「運試しを身近に」手書きのオリジナルフォント。鉛筆色に近いアイアン塗装と、西洋紙を拡大視したような壁紙を採用。 photo©LOF

市川徹+川口裕人 / LOFによる、大阪・八尾市の宝くじ売場「運試しを身近に」あみだくじ終点のお菓子や景品の例。 photo©LOF

市川徹+川口裕人 / LOFによる、大阪・八尾市の宝くじ売場「運試しを身近に」図面_照明はすべて天井部のあみだくじフレームに埋め込みアッパー照明とする事で、眩しさ低減と視覚情報を減らし、あみだくじを目で追いやすくしている。 image©LOF

市川徹+川口裕人 / LOFによる、大阪・八尾市の宝くじ売場「運試しを身近に」初期のコンセプトスケッチ。鉛筆で書いた「あみだくじ」が紙から飛び出すイメージ。 image©LOF

市川徹+川口裕人 / LOFによる、大阪・八尾市の宝くじ売場「運試しを身近に」天井のあみだくじフレームの配置検討の様子。手書きの線のような 不均質さ を狙った。 photo©LOF
■建築概要
用途:店舗(宝くじ売場)
規模:延床面積10m2
竣工:2019年4月
所在地:大阪府八尾市
設計:LOF
施工:ヴィーコ