SHARE OHA+MOVE設計共同体による、京都の宿泊施設「長岡京のホテル」
OHA+MOVE設計共同体が設計した、京都の宿泊施設「長岡京のホテル」です。施設の公式サイトはこちら。
京都にあるホテルという場所について、現代における価値と京都の歴史を交えた上でのプログラムについて考えることからはじめました。
京都の生活は、ひと昔前は道中で商売を行いご近所同士での井戸端会議が行われ、地域の人々が子供の面倒を見るという習慣があったとされています。そこには、「道」という場所の余白が公共の場所として存在していたのだと思います。近年、多くのビルディングタイプが機能性や合理性により均質な空間を追求された結果、場所の固有性や特別感というものが消え、町の日常から乖離された場所となっています。改めて、生活の延長について考える必要があるのではないでしょうか。
「できごと」の舞台となるような、社会の変化に対応しうる多様性を受け入れる器となるホテルであること、建築の在り方を捉えなおすことが必要と考え計画しています。
以下の写真はクリックで拡大します
■建築概要
Address:京都府長岡京市
Designer:OHA + MOVE設計共同体 奥田 晃輔・堀井 達也・齋藤 慶和・中尾 彰宏
Client:株式会社LIV
Facility design:島津設計 島津充宏
Contractor:建築工事:株式会社LIV
Photographer:exp 塩谷淳
Construction type:新築
Function:ホテル
1F area:142.98㎡
2F area:85.95㎡
3F~5F area:108.51㎡
RF area:15.02㎡
Total area:569.48㎡
Site area:227.34㎡
Construction phase:2018.01〜2019.07
completion:2019年9月
———
Operation data
Open:2019.9
Business hours:24h
Regular holiday:年中無休
Tel:075-925-8855
種別 | 使用箇所 | 商品名(メーカー名) |
---|---|---|
外装・壁 | 壁1 | 不燃杉板パネル:WILL WALL(チャンネルオリジナル) |
外装・壁 | 壁2 | 窯業サイディング:モエンエクセラード・フラットウォール(ニチハ)+AEP塗装 |
外装・壁 | ルーバー | |
内装・床 | エントランス床 | タイル貼:BLA-36-IN4(OLL STANDARD) |
内装・壁 | エントランス壁 | コンクリート打ち放し、不燃杉板パネル:WILL WALL(チャンネルオリジナル) |
内装・天井 | エントランス天井 | コンクリート打ち放し |
内装・壁 | 客室壁 | セラミック漆喰小手押さえ、モルタル金鏝抑え |
内装・壁 | 客室腰壁 | |
内装・床 | 客室床 | |
内装・照明 | 特注照明 | スチール銅メッキ加工 |
※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません