古家俊介 / DESIGN NETWORK ASSOCIATESがランドスケープデザインを手掛けた、福岡市の「九州産業大学」です。
九州産業大学における開学50 周年記念事業の一環として行われた、キャンパスの再整備事業である。
九州産業大学のキャンパスにはランダムに配置された校舎、高低差のある地形、キャンパスを分断する水路といった与件があり、それらを積極的に活かしたランドスケープを提案したいと考えた。
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以下、デザイナーによるテキストです。
屋外に広がる“学生ラウンジ”
九州産業大学における開学50 周年記念事業の一環として行われた、キャンパスの再整備事業である。
九州産業大学のキャンパスにはランダムに配置された校舎、高低差のある地形、キャンパスを分断する水路といった与件があり、それらを積極的に活かしたランドスケープを提案したいと考えた。
水路をまたぎ空間に一体感を与える大きな円形のパーゴラ、高低差を利用した棚田状の芝生広場、色彩豊かな植栽によって治水施設から水景施設へと転換された水路等、既存環境を活かし多様なアクティビティやコミュニティを創出する場所をつくり融合させた。
学生たちの居場所が屋内にとどまらず屋外にも広がっていくことで、ランドスケープが屋外の学生ラウンジと呼べるような居心地の良い空間となることを期待している。
■建築概要
竣工:2012年3月
所在地:福岡県福岡市
面積:2.0ha
事業主:学校法人 中村産業学園
建築設計:久米設計
撮影:テクニ・スタッフ、スタジオ フジ、デザインネットワーク