SHARE 長谷川洋平 / 長谷川大輔構造計画による、大阪市の遊戯施設「PANZAてんしばi:na」
長谷川洋平 / 長谷川大輔構造計画が設計した、大阪市の遊戯施設「PANZAてんしばi:na」です。施設の公式サイトはこちらです。
大阪市の天王寺動物園に隣接してオープンした商業施設にあるテナントのひとつで、海外のメーカーが開発したクライミングウォールが体験できるアドベンチャー施設の内装計画です。
年齢を問わずアドベンチャー体験をしてほしいという企画者の思いを受け、子供へ向けたデザインのようにも見えるカラフルなクライミングウォールをどのように扱うか、またクライミングウォールは専門の会社が計画・施工を行うことから、延床面積の2割しかない受付+バックヤードが主な計画対象となる中で、施設全体をどのようにデザインするかが課題となりました。
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以下、建築家によるテキストです。
大阪市の天王寺動物園に隣接してオープンした商業施設にあるテナントのひとつで、海外のメーカーが開発したクライミングウォールが体験できるアドベンチャー施設の内装計画です。
年齢を問わずアドベンチャー体験をしてほしいという企画者の思いを受け、子供へ向けたデザインのようにも見えるカラフルなクライミングウォールをどのように扱うか、またクライミングウォールは専門の会社が計画・施工を行うことから、延床面積の2割しかない受付+バックヤードが主な計画対象となる中で、施設全体をどのようにデザインするかが課題となりました。
まず既存部の壁面下地はそのまま現し、セメント板や胴縁の錆止め色といった部分から新設部の仕上げを検討しました。あわせてクライミングウォールを支持する鉄骨フレームやマットの色を選定させてもらい、ライトグレーを基調とした落ち着きある空間にカラフルなクライミングウォールが浮かび上がり、幅広い世代に受け入れられる施設となるよう努めました。
また受付+バックヤードは、倉庫のような雰囲気をもつ既存部の空間に、倉庫のような切妻型のヴォリュームを入れ子状に配置し、同縁のようなサイズの角パイプのフレームやセメント板の腰壁などを用いて仕上げました。施設に訪れる人が最初に目にするものが切妻型の入れ子であり、それを構成する要素で施設全体が計画されたようにも感じられる、部分が全体へ作用する効果を狙いました。
■建築概要
PANZAてんしばi:na
所在地:大阪府大阪市
用途:遊戯施設
設計:長谷川洋平/長谷川大輔構造計画
構造:長谷川大輔構造計画 長谷川大輔
設備:環境エンジニアリング
サイン:山口伊生人
企画:プロジェクトアドベンチャージャパン 渡部英行
施工:近鉄不動産
クライミングウォール:東商アソシエート
ARボルダリング:ヒューネット
延床面積:400m2
竣工:2019年11月
撮影:山口伊生人
種別 | 使用箇所 | 商品名(メーカー名) |
---|---|---|
内装・床 | 受付床 | |
内装・床 | クライミングウォールエリア床 | 複層ビニル床シート:フロアリュームプレーンNW(東リ) |
内装・壁 | 受付壁1 | |
内装・壁 | 受付壁2 |
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