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妹島和世による書籍『犬島「家プロジェクト」』のプレビュー

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妹島和世による書籍『犬島「家プロジェクト」』のプレビューです。
出版はmillegraphで2014年10月1日に刊行。amazonでの予約も開始しています。

瀬戸内海に浮かぶ人口50人ほどの小さな島「犬島」。
その島の集落で、2010年から「家プロジェクト」がスタートしました。空き家や空き地が活用され、現代アートを展示する小さなスペースが点在し、今では年間約3万人が訪れるようになっています。
この本では、玄関口である港、小さな展示スペース群、アート作品、島の風景、自然、畑仕事や散歩をする島民の生活の様子などを、船で島にたどり着いてその集落の中を歩くように構成しています。
水平に広がる横長のフォーマットを活かした写真の数々を、犬島の見取り図や建築の図面などと共に収録。

藤村龍至の書籍『批判的工学主義の建築:ソーシャル・アーキテクチャをめざして』

藤村龍至の書籍『批判的工学主義の建築:ソーシャル・アーキテクチャをめざして』がamazonで発売されています

藤村龍至の書籍『批判的工学主義の建築:ソーシャル・アーキテクチャをめざして』がamazonで発売されています。

建築家・藤村龍至の思考を集成した、初の単著。
情報技術によるネットワーク化と経済のグローバル化が進むいま、建築や都市はどのように変化したのか。建築家は何ができるのか。巨大開発、ショッピングモール、物流倉庫など現代特有の建築の分析を通して、新しい建築・都市の原理を鋭く捉えるマニフェスト。

【本書の目次】
序 章 新しい『建築をめざして』をめざして――日本という場所から
第1章 1995年以後の都市と建築――建築とアーキテクチャ
第2章 1995年以後の建築家像――再定義される建築家
第3章 批判的工学主義――新しい設計組織をめざして
第4章 超線形設計プロセス論――切断から履歴保存へ
第5章 建築プロジェクト――引き出される固有性
第6章 教育・政治への応用――ソーシャルデザインプロジェクトの実践
第7章 新しい都市設計の原理――列島改造論2.0に向けて
第8章 人を動かすこと――ソーシャル・アーキテクチャをめざして

批判的工学主義の建築:ソーシャル・アーキテクチャをめざして
藤村 龍至
4757160623

妹島和世による書籍『犬島「家プロジェクト」』がmillegraphから10月1日に刊行

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妹島和世による書籍『犬島「家プロジェクト」』がmillegraphから2014年10月1日に刊行されます。
以下に、その制作の様子などをプレビューします。また出版社のサイトでは、期間限定の先行予約も受け付けているそうです。

瀬戸内海に浮かぶ人口50人ほどの小さな島「犬島」。
その島の集落で、2010年から「家プロジェクト」がスタートしました。空き家や空き地が活用され、現代アートを展示する小さなスペースが点在し、今では年間約3万人が訪れるようになっています。
この本では、玄関口である港、小さな展示スペース群、アート作品、島の風景、自然、畑仕事や散歩をする島民の生活の様子などを、船で島にたどり着いてその集落の中を歩くように構成しています。
水平に広がる横長のフォーマットを活かした写真の数々を、犬島の見取り図や建築の図面などと共に収録。

竹中工務店による超高層ビル「あべのハルカス」特集号(新建築9月特集号)のプレビュー

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(ap pr)新建築9月号別冊、竹中工務店による超高層ビル「あべのハルカス」特集号のプレビューです。

竹中工務店が設計・施工を手掛けた高さ300mの日本一の超高層ビル「あべのハルカス」の特集が刊行されました。

人口減少を向かえた社会の中で、都市の持つ創造性を維持・発展させ、グローバルな都市間競争を勝ち抜くための、建築による、都市のための革新的ストラテジー、超高層集密都市「BIG⇄COMPACT」という概念と、あべのハルカスを実現するための竹中工務店のデザイン、エンジニアリング面での実践を、数多くの写真と図版で紹介しています。

廣村正彰氏がデザインした美しい誌面構成に、「EL CROQUIS」専属カメラマンの鈴木久雄氏、ナカサアンドパートナーズ中道淳氏撮影の写真を多数掲載。

巻頭論文には、建築家の槇文彦氏をはじめ、人類学者の中沢新一氏、2014年に芥川賞を受賞した柴崎友香氏他、様々な視点から貴重なレビューを掲載しています。

株式会社新建築社より「新建築2014年9月別冊」として発売中。

飯島洋一による新しい書籍『「らしい」建築批判』

飯島洋一による新しい書籍『「らしい」建築批判』がamazonで発売されています

飯島洋一による新しい書籍『「らしい」建築批判』がamazonで発売されています。

誰のための建築か?なぜ東京オリンピックのために、ザハ・ハディドの手による新国立競技場が必要なのか。
加熱する資本主義システムに加担する「ブランド」建築家たちの論理を厳密に検証。
何者も国家と資本の論理から逃れられない絶望の只中で、未来の建築をいかに構想することができるのか。聖域なき検証。

建築家が「自律した建築」を追求していると仮定したとしても、それは、わずか二〇〇年ほど前からの話である。
それ以前の膨大な建築の歴史の中では作り手の自己表現としての「作品」の追求などは、
ただの一つたりとして存在しなかった。(本文より)

「らしい」建築批判
飯島洋一
4791768116

建築家によって東京に建てられた住宅を、日常として切り取っている写真集『東京の家』のプレビュー画像

建築家によって東京に建てられた住宅を、日常として切り取っている写真集『東京の家』のプレビュー画像がjeremie-souteyrat.comに掲載されています

建築家によって東京に建てられた住宅を、日常として切り取っている写真集『東京の家』のプレビュー画像がjeremie-souteyrat.comに掲載されています。写真家のジェレミー・ステラによる書籍で、テキストを隈研吾が書いているようです。

book『ディテール別冊 小川晋一/ミニマル・イズ・マキシマル』

書籍『ディテール別冊 小川晋一/ミニマル・イズ・マキシマル』がamazonで発売されています

書籍『ディテール別冊 小川晋一/ミニマル・イズ・マキシマル』がamazonで発売されています。

2008年10月刊行の『小川晋一/見えないディテール』以降の新作14点をメインに(作品総数19点)、「写真+空間のプロポーションを支えている寸法関係が書きこまれた図面」という構成でまとめた作品集。住宅としてのフレームをしっかりつくり、空間をニュートラルに保つために妨げになる建築要素を整理する小川流設計術の要となる「寸法」を公開するのは本書が初めてである。小川氏はさまざまなメディアで、シンプルに徹したミニマル(最小限)であることが、どのような暮らし方も受け入れられるマキシマム(=最大化、懐の深さ)につながると発言してきたが、そうした考えに基づいた建築のつくり方の一端が初めて開陳される。(via shokokusha.co.jp)

book『建築+住宅+インテリア iPad活用ガイド』

書籍『建築+住宅+インテリア iPad活用ガイド』がamazonで発売されています

書籍『建築+住宅+インテリア iPad活用ガイド』がamazonで発売されています。

本書はiPadの参考書です。
想定する読者は建築の仕事をしている方や、建築科の学生など建築を勉強している方たちです。
iPadの基本的な使い方から建築分野での利用法まで解説しています。

建築分野のなかでも、本書の内容は建築設計が中心になっています。
施工や建築の維持管理、設備設計や構造設計に関してはこの分野のアプリがほとんどないため手薄になっています。
そのかわり建築に関する情報収集と整理、アイデアを練ってまとめる、素早くプレゼンテーションするといった他書では触れられていない実務に直結するようなiPadの使い方を多数紹介しています。

また多くのアプリを取り上げていますが、基本的なアプリに関しては詳しく解説して使い始められるようにしています。
あるいは重要アプリの使い方はYouTubeの解説ムービーなどを紹介して学習に資するようにしています。

2010 年5月に初代のiPadが日本でも発売され現在まで7 種類のiPadが出ていますが、本書は初代iPadを除く6 種類のiPad(iPadminiを含む)に対応しています。そしてiOSは7.1.2で説明しています。

建築+住宅+インテリア iPad活用ガイド (エクスナレッジムック)
鳥谷部 真
4767818508

磯崎新・日埜直彦による書籍『磯崎新Interviews』

磯崎新・日埜直彦による書籍『磯崎新Interviews』がamazonで発売されています

磯崎新・日埜直彦による書籍『磯崎新Interviews』がamazonで発売されています。

建築家として第一線にありながら、また傑出した建築理論家として、戦後建築に圧倒的な足跡を残す磯崎新の、1950年の建築家として出発から現在までの多彩な活動を、気鋭の建築批評家日埜直彦が詳細に追跡したインタビュー集。 2003年7月28日、磯崎新の軽井沢山荘で第1回目のインタビュー開始。その後、アトリエ書斎—山荘−そして自邸へと、時と場所を変えてインタビューは継続され、2014年2月21日、広尾の自邸で足かけ13年、全19回にわたるインタビューを終えた。 磯崎新の時々の作品と言説をテーマ別・トピックス別、クロノロジカルに整理しつつ、また時に逸脱もしつつ行なわれたこのインタビューは、戦後建築史のみならず、現代建築や隣接するアート領域でのムーヴヴメントを語る上でも貴重な証言となっている。

磯崎新Interviews
磯崎新 日埜直彦
4864800111

住宅建築2014年10月号の特集「柱と建築」のプレビュー

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住宅建築2014年10月号の特集「柱と建築」のプレビューです。

柱と建築───「象徴」と「技術」から柱の意味を問い直す

 古来、柱とは天と地をつなぐ「象徴」であり、柱を立てることから発展した「技術」が、日本の建築を支えてきましたが、近年、建築空間で柱の存在は希薄になりつつあります。本特集は、柱の原初の姿へ遡りながら、「社寺建築」「民家」のふたつのアプローチからその意味を問い直します。「象徴」「技術」「社寺建築」「民家」というマトリクスの交点に位置する「長寿寺本堂」「旧広瀬家」を中心に、三内丸山遺跡から篠原一男の住宅までを射程に振り返ります。

書籍『ヤコブセンの建築とデザイン』の著者らが、内容などについて語っている動画 book『建築家ピエール・シャローとガラスの家』

書籍『建築家ピエール・シャローとガラスの家』がamazonで発売されています

書籍『建築家ピエール・シャローとガラスの家』がamazonで発売されています。

世界一美しい機械じかけのリノベーション住宅。伝説の作家の全貌を明かすポンピドゥー・センター共催展カタログ。アール・デコを革新した優美な家具から工業製品を生かしたモダンデザインまで、稀代の造形力を辿る。

建築家ピエール・シャローとガラスの家
ポンピドゥーセンター、パリ国立近代美術館
4306046125

次回の美術手帖の特集は「贋作ってなに」です。

次回の美術手帖の特集は「贋作ってなに?」です

次回の美術手帖(2014年9月号)の特集は「贋作ってなに?」です。リンク先のamazonで予約が可能です。(発売は2014年8月18日を予定)
出版社のウェブサイトには目次が掲載されています。

ここに載せたのは、一枚のモネの絵……
ではなく、贋作師エルミア・デ・ホーリーが描いた真っ赤な「偽物のモネの絵」なのです!
美術史の影には、常に贋作が存在してきました。
なぜ人は、多大な手間とリスクを負ってまで名画と偽り、誰かを欺こうとするのでしょうか?
その歴史と実態をひもときながら、人々を惑わし、狂わす、妖しき贋作の世界へ誘います。

美術手帖 2014年 09月号
美術手帖編集部
B0019Q83BW

イワン・バーンの写真を使用したベネズエラの高層ビル「トーレ・デ・ダビ」を特集した書籍『Torre David: Informal Vertical Communities』

イワン・バーンの写真を使用したベネズエラの高層ビル「トーレ・デ・ダビ」を特集した書籍『Torre David: Informal Vertical Communities』がamazonで発売されています

イワン・バーンの写真を使用したベネズエラの高層ビル「トーレ・デ・ダビ」を特集した書籍『Torre David: Informal Vertical Communities』がamazonで発売されています。出版社のウェブサイトに中身のプレビュー画像が沢山掲載されています。
「トーレ・デ・ダビ」は建設途中のまま放置された高層ビルで、約3000人の不法居住者がおり、そのビル内に様々な商店や居住スペースが自然発生的に生まれていたという状況があり、様々な視点から注目されていました。イワン・バーンがTEDで紹介していた際の動画はこちら

Torre David: Informal Vertical Communities
Eth Zurich Alfredo Brillembourg
3037782986

book『せんだいデザインリーグ2014卒業設計日本一決定戦OFFICIAL BOOK』

書籍『せんだいデザインリーグ2014卒業設計日本一決定戦OFFICIAL BOOK』がamaoznで発売されています

書籍『せんだいデザインリーグ2014卒業設計日本一決定戦OFFICIAL BOOK』がamaoznで発売されています。
以下は、せんだいデザインリーグ2014卒業設計日本一決定戦のダイジェスト動画です。

せんだいデザインリーグ2014卒業設計日本一決定戦OFFICIAL BOOK
仙台建築都市学生会議
486358301X

書籍『マテリアライジング・デコーディング 情報と物質とそのあいだ』のプレビュー

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書籍『マテリアライジング・デコーディング 情報と物質とそのあいだ』を中身をプレビューします。

レーザーカッターや3Dプリンタなど、デジタルデータを使った加工技術の普及により、物質(atom)と情報(bit)の交錯が起き始めている。
このような動きは「情報革命からものづくり革命へ」とも言われ、昨今のメディアを賑わしている話題でもあり、また、今この瞬間にもさまざまな実践が世界中で、同時多発的に行われている最中である。

2013年、東京藝術大学美術館陳列館にて日本ではおそらく初めてのコンピュテーショナルデザインやデジタルファブリケーションを主題とした展覧会「マテリアライジング展」が開催された。
本書は、同展に出展した23組の建築家、アーティスト、工芸家、プロダクトデザイナー、エンジニア、研究者へのインタビューにより構成されている。デジタル化による物質的表現や、認識の変容、デジタル/アナログ両面における制作の問題、またそれぞれの背景や履歴、その後の展開まで多彩なトピックを含む。

*「デコーディング(decording)」とは、圧縮されたり変換されたりしたデータを元に戻すことや、暗号の解読などを意味する。

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